月記帳


 イラク政権崩壊と暴動。対岸の火事か?



2003/4/28
 母娘市長選、母が勝ったとか。
 選挙なんて、親類縁者隣組社内含めて身内で固まって集められる限りの組織票を集めてやるもんだと思っていたが、こういう事もあるんだなぁ――と、思いつつ、ふと考えを進めると。
 その他の候補を叩き落とす為の策略だったか。
 全く無関係の自分まで、その候補を知っている辺り。

 一昨日呑みに行き、調布で終電が途切れた。
 調布駅前は、ロクに遊戯施設がないため、過ごすべき場所もなく、タクシーで大枚使う気にもなれず、自棄になって町田まで歩いた。
 そうしたら、足が痛いのなんの。
 高校、大学時代なら、歩く分にはちっともダメージはなかったのに、コンディションによるものか、年齢的なものか。やれやれ。



2003/4/26
 今月の月イチはじめて物語は、サントリーです!
 ええ、工場です。
 つまりモルツの工場見学で、楽しくおいしくビールの試飲――嘘です。
 (仮称)サントリー神奈川工場建設事業、環境影響予測説明会でーす。
 ――楽しさの方向性全く違ーう。

 発端は、一枚のチラシだった。
 ポストに投函されていた、やけに質の良い印刷のチラシ。
 それは、サントリーが工場建設をするので、説明会を行う、という内容だった。
 かなり遠い、厚木基地近くの敷地であるが、様々な影響があり得るためか、我が家も説明の義務のある範囲だったらしい。
 説明会。
 営業スマイルで頭を下げつつ、肝心な事になると「上が決めた事ですから」「地域の為にもなりますから」としか言わない担当者、捻りはちまきで渋い顔をする現地の漁師、地域住民の『建設反対ネットワーク』や、環境団体『グリーン・ピース』、はたまた総会屋まがいの連中が小銭欲しさに騒ぎ立てる――。
 そんな、日常生活を揺るがす修羅場。
 見物しない手はない。
 しかも入場無料(有料だったら問題だろう)。
 うろ覚えで放っておいたら、いつの間にかチラシがなくなってしまい、散々探し回る羽目になったりもしたが、どうにかこうにか時間と場所を確認する。
 場所は近所の小学校体育館。時間は4月22日の18時。

 当日、バイト先の配置転換初日を、程々の時間で終わらせ、小学校へ向かう。
 この小学校は、通っていた処ではなく、入った事もほとんどない。
 当然、内部構造にも詳しくない。
 自転車をどこに停めよう、いや、そもそも入り口はどこだったか……等と考えつつ到着。
 
 と、正門前に、スーツ姿の人あり。説明会の看板もあり。
 生徒にしては老けている。
 教師にしては身なりがきちんとしている。
 社員に違いない。
 自転車置場の場所を尋ねるが、当然詳しくないので、二つたらい回しにされ、結局駐車場だか何だか分からないスペースの隅っこに置く。
 体育館は、入り口付近にスーツの集団。
 小心者だったら、この辺で二の足三の足を踏んでしまいそうだ。
 まあともかく、学校スリッパに履き替え、中へ入る。
 中は体育館(当たり前)。
 受付では、住所氏名を書く。むむ、身元を明かさなければならないのか。もしも妙な質問をした日には、夜中にこっそりサントリーオールドか何かを流し込まれ、正体不明の二日酔いとかにされるかも。いや、それは極端だとしても、家の前で待ち伏せされて、モルツの瓶か何かで大人しくさせられそうだ。
 いや、ペンはモルツの空き瓶より強し、逃げも隠れもしないぞ。本名と住所をしっかり書いてやる!
 そーして冊子を貰い、卒業式風に並べられたパイプ椅子に腰掛ける。
 前にはスクリーン。右に説明会のプログラム。左に何か人が一杯。後ろには記録をする役人かなにかと、幻灯機。
 スーツ着用率がやけに高い。客の側も。
 こういう説明会というのは、近所のおっさんがステテコ姿で来る位のものであるべきだと思うのだが。
 ところで、席はほとんど埋まっていない。
 十人いるかいないか、というレベル。
 いやいや、今、建設反対の市民団体が最後の打ち合わせをしているに違いない。腐った卵を厳選したり、ぶっかけ用サプリを用意したりしているのだろう。
 期待にはやる胸を押さえつつ、先ほどの冊子に目を通す。
 冊子はA4、表紙は濃紺で絹目より荒い紙、本文は百パーセント再生紙、カラーページ一枚、左綴じ、オフセット印刷82ページ――82!? ああ、中に一枚二つ折りのページが混ざってる。
 ざっと読んだ感じでは、環境対策をどれだけやっているか、という内容だった。
 もっとも、いわゆる提灯パンフとは違い、細々と不利になりそうな部分にも触れてはある。
 無論、書かれていない事の方が重要なのだろうが。
 しかし、水や土の汚染に触れるのは予想出来たが、電波まで気にしなけりゃならんのか。本当、面倒な話だ。

 そうこうするうちに、開始時間となる。
 司会が、プログラムに従って進行。
 まずは紹介。
 前の左の方に固まっていた、十五、六名の人たちの名前と会社名を言っていた。
 サントリーと、調査をした建設会社という取り合わせで、司会はまた別組織らしい。
 軽い挨拶の後は――説明映画。
 分からんではない。色々な会場で行われる説明が違ってはまずいし。
 何故説明会が必要か、といった前置きから始まって、概ね冊子に載っていそうな、今度の工場見学がどれだけ無害かを示す映像が四十分程度流れ……流……れ……。
 寝ちゃった。
 明かり消えてたし、バイト上がりだし、眠くもなるって。
 それから、質疑応答。
 質問者は二人だけ。
 「地元での雇用は増えるのか」という質問と、「本当は環境に悪影響が出るんじゃないか」という質問で、さしたるもめ事もなく片づいた。
 そして、それ以外の質問者は出て来ず、閉会。
 出口のところで、サントリーの飲料水『燃焼系 アミノ式』を貰って帰った。

 ――そういえば、会場に市民団体の姿は結局なかった。
 これはすなわち。
 陰謀だ。
 サントリーの擁する特殊部隊が、会場に向かう市民団体を急襲し、モルツ瓶でぼてくりこかしたに違いない。
 腐った卵しか持っていなかった市民団体が壊滅する様は、米・イラク戦争を彷彿とさせたろう。
 さらば市民団体。君たちの事は、しばらくは忘れない。
 今日の午後ぐらいまでは忘れない。



2003/4/22
 PS版『テイルズ・オブ・エターニア』プレイ中。
 ディスク2に突入。
 何となく楽しい。
 戦闘はどうもコツが掴めないけれど。
 いっそ、回復役にでもなるか。

 サスケ覆面騒動。
 「表情が分からない」云々じゃなくて、要するに「何となく気に入らない」「風紀が乱れる」風の事でしょうに。
 着る物関係は、所詮論理的に否定はできんもの。小利口に言おうとするから訳が分からなくなる。
 表情が分からないのが議員として不適格だとしたら、顔面の筋肉に疾患があったり、火傷を負ったりして表情の分からない人間に、議員になる資格はないのか、という話になってしまうのだ。
 この話は結局、選挙で認めてしまった時点で、先例は消失しマスクを否定するきっかけを失っているのだ。



2003/4/17
 動画広告が鬱陶しい。
 本当に、何とかならんのか↑これは。

 PS版『テイルズ・オブ・エターニア』を始めた。
 うん、色々迷ったんだけども、ゲームに対するモチベーションがちょいと下がり気味だったので、手堅い処を。
 吉田戦車曰く「やらなくて済むゲームはないかなぁ。ゲームを買ってきた、けれどやらなくていいから安心だなぁというソフトはないかなぁ」ってのが、ちょっぴり気持ちが分かったりして。
 何だかんだで、開始。
 あー、喋ってる。
 ディスティニーでは、ぼんやり待たないと出てこなかった「雑談」が、キャンプで出るんだ、へー。
 顔だけだけど、結構動いて(分かり難いが)、小芝居風とでも言おうか。
 戦闘がちょっと厄介だけど、何となく和むなぁ。

 今月締めの作品は相変わらずゴロゴロしている。
 来週から忙しくなりそうだし、今日明日でザクザク目星を付けて行こう。



2003/4/14
 イラク略奪、病院や博物館に及んでいるとか。
 人間というのは、そこまで心に歯止めがなくなるものだろうか。
 病院だぞ、病院。
 騒ぎが落ち着いた後、罪悪感に責め苛まれる事必至だろうなぁ。

 PS2版『トルネコの大冒険3』、一応エンディングへ到達。
 ヘルジャスティス思ったより弱かった。
 トルネコの場合、草の神の壷+かなしばりのたねで、ドラゴンたちを固め、パワーアップの巻物とすばやさのたねを使って、後は回復の壷で回復させながらザクザク切るだけ。
 ポポロはもっと簡単。適度に強くした仲魔(早熟型は二十レベルとかそんな)を八匹連れて、草の神の壷+すばやさのたねで加速して、後はヘルジャスティスを囲む様に動かしていたら勝利。
 もっとも、この先があるわけだが、まあしばらくは保留。
 PS版『カルドセプト・エキスパンション』もエンディングに到達。
 クリア時のカードが大体一七〇種位だったか。
 最初の方から最後まで長く使えたのは、ニンジャ。コストは若干高く(といっても95)、地形効果が受けられないが、先制能力のお陰で防御時にも先に敵を倒す事が可能であるし、基礎能力自体も高い。しかも、スクロール強打が付いているので、地形効果で固められたクリーチャーにも効果的。一つ配置しておいて、隣によそのクリーチャーが来たら侵略、なんて事をやらせても強かった。
 基本戦略は、護符を買えるだけ買って、土地の価値を引き上げるという普通の方式。コンピュータはやらないが、財産を殖やすのにはこれが一番。確か、桃鉄だかいたストだかではコンピュータがバリバリやってた気がしたが。要するにこのゲームは、あくまで対戦向けの箱という位置づけなんだろうな。
 今後は、暇になったらちょこちょこやって、カードの空きを埋めていくかも知れないけれど、ひとまずは保留。
 さあて、次は何をやるか。
 相変わらずのゲームジャンキー。
 いやいや、アウトプットの為には、インプットが必要なのですよ。

 アニメ新作ラッシュ。
 しかし、テレ東十八時枠の新番組は、軒並みパッとしない。しばらくは様子見だけど。
 日曜のブロッコリー枠、今度は『デ・ジ・キャラット』。設定を一新も一新、ゲーマーズの店員という立場まで替えるとは。女優志望の苦学(?)生が、ただの居候になってしまった。いいのか。
 『明日のナージャ』は、よく考えるともう一クール過ぎてるのか。ああ、モテモテの主人公。ある意味、逆あかほり(それはどうか?)。何だか面白くなって来た。ところで、前回のシャツ破りは、やはりラピュタのオマージュだろうか。

 そうそう、ぼちぼち書いていた長編は、思ったより短く終わってしまった。
 ノベル大賞行き決定。三割ぐらい削ればどうにかなる。
 次作の構想を練っているが、どうもファイブスター辺りのイメージがちらついて困る。
 開き直って書くしかないが。



2003/4/10
 フセイン政権早くも崩壊。
 だが、残党がまた結社を作る可能性もある訳で……。
 略奪等が起きているそうだが、今の状況が「戦後」だとしたら、自衛隊は行かなきゃならんのだけど?
「安全が確保されてから」で、半年位先に行く事になりそうだなぁ。
 それなら、初めから「戦争に協力は出来ない」と言っておくべきだったのかもよ。
 新聞を読む限り、フセイン政権の崩壊を喜ぶ声もある。
 でも、「間違えて」殺されて人にとっては、所詮米国も同盟国日本も敵。
 歌にもある様に「恨む相手はフセインだけで良い」(そんなオチか)。

 バイト先で配置転換がある。
 介護職員から事務職員へ。全く違う内容ですがな。
 複数の業務内容を経験するのは喜ばしい事。ローリング・ストーンズ。
 でも、時給下がるんだよな……金自体はどーでも良いんだけど、気分的に降格みたいでちょっと嫌。

 母親に提供中だったPS2版『トルネコの大冒険3』を、隙を見つけてプレイ中。
 ――五十代女性には、メダル王の城を見つけるのは困難なのか。
 それにしても、アイテム数が今ひとつ減った気がする今作。
 レベルが一に戻らないせいで、アイテムを駆使して戦う印象が薄い。武器類も特殊効果がないものも多いし。
 現在ポポロ編に移行しているため、余計に少ない。
 魔物使いのポポロだが、仲魔になる条件にレベル差か何かがあるのか、スライムが三匹位いる。どこかの物好きにでも売りつけられないものだろうか。
 他に、オニオーンを仲魔にしてみたが、自分から攻撃を一切しないアレを、成長させる手段は一つしか思い浮かばない。怒り状態にしてもダメってんだから、徹底している。或いは、命令次第では攻撃もするのか?
 現在重宝しているのが「草の神の壷」+「かなしばりのたね」。しばらくすれば、ポポロだけが動ける様になるので、仲魔が狂った時にも有効。



2003/4/6
 アニメで鉄腕アトムが始まるとか。
 でも、著しく観る気にならない……。
 誕生日だの何だの、メディアで騒ぎ過ぎ。
 BOOKOFFで単行本でも探して読もう。



2003/4/4
 米軍苦戦中――らしいけど、まあ意外とすぐに決着が付く気がするなぁ。

 新聞記事によると、日本の20代男性の殺人率が世界的にも時代的に見ても、異様に低いとか。
 良き哉良き哉。
「最近は変な事件があって怖いねぇ」
 とか言っている年寄りを笑ってやりましょう。
 無気力だの引きこもりだの言う論調もある様だが、これは一つの進化の形ではなかろうか。
 人の革新は進んでおる様だ、と。

 映画『ブレイド2』を見た。
 何となく前回と違って爽快感に欠けた気がする。
 二作目は難しい。

 PS版『カルドセプト・エキスパンション』開始。
 要するにモノポリー風カードゲーム。割と面白い。
 今まで手つかずだったジャンルで、しかも安かったので買ってみた。
 しかし、コンピュータゲームで、カードゲームを表現するというのは、かなりシュールな事に思える。
 人間の計算力の限界が来たから、コンピュータに処理を委ねた、という側面があったわけだし。
 この世界、先祖返りがたまに起こるものだ。



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