月記帳


 疫病の月。ただし、来月も影響がないとは限らず



2003/5/30
 先日、友人と呑むってんで、秋葉原で待ち合わせた。
 数えるほどしか行った事のない場所だったので、ブラブラと店を覗いてみた。
 こう、大きなフィギュアが多いなぁ、しかし。
 ゲームのメカとかキャラとかね。
 P1は鉄腕アトムから生まれたかも知れないけど、次のロボットはこういうエネルギーから生まれるのかも知れないなぁ。
 そーいやぁ、新しいテレビシリーズ、ちゃんと視聴率取ってんのかな。鉄腕。

 PS2版『ダーク・クロニクル』プレイ中。
 相変わらず第六章。
 ようやく移民候補を全員集めた。
 あんな近場に隠れてたのかよ!
 武器成長のタガであった、「○○を倒した経験」というヤツが少しづつ埋まってきたので、武器も飛び抜けてきた。
 マシンガンを射ちまくるのは気分がよいのだが、足を止めたままというのはちょっと寂しい。それと、ボスボロットのガトリングガンは、小さい標的にはさっぱり当たらない。困ったものだ。
 スフィーダもぼちぼちクリアしつつあるのだが、未だに「手ごろな枝」が一番使えるというのは如何なものか。ロッド職人(いるの?)が泣くぞ。



2003/5/25
 アデランスなどのいわゆる「高級かつら」というのは、維持費を含めると数百万円単位になり、支払いでえらい事になる例もあるらしい。
 まあ自分がまだ必要としていないから分からんけど、そんなに払ってしまうほど禿は嫌かね?
 嫌なんかなぁ。
 皺取りに何十万、シミ取りに何十万、むだ毛取って、頭髪植えて。
 老いる事が許されないこの国。

 PS2版『ダーク・クロニクル』プレイ中。
 現在第六章。長い開始イベントが終わったところ。
 マシンガンが手に入ったので、強化を試みているが、意外とレベルが上がりにくい。
 ひとまず一段階はビルドアップしたのだが。
 スフィーダやら殲滅条件やらをクリアして、メダルが七十枚ぐらい溜まって来た。今度はモンスター変化で殲滅、を考えているのだが、モンスターレベルがなかなか上がらない。せめて一段階ランクが上がってからでないと、戦う気にならないしなぁ。



2003/5/20
 PS2版『ダーク・クロニクル』プレイ中。
 現在第三章、海ステージ。
 「ピィィィ」って、お前はのび太の恐竜に出て来たピー助か!
 取り敢えずつっこんどこ。
 この辺りに来ると、敵から入る経験値が高いので、セコい武器に経験値を喰わせて一気にレベル五まで上げ、合成材料にして――という作戦が可能。
 で、ぼっちゃんの武器を新造中。
 現在粉砕レンチ。合成ポイントが40もあって、ちょっと嬉しい。
 姫様の武器は、七支剣で打ち止め。レイピアのリーチとアクションを有する武器(武器によって動きが違う訳だぁね)なので、とっても気分が良い。一対一で戦う場合、相手に反撃の機会を全く与えず、ほとんど一方的に叩きのめせるのが良し。

 どこぞの小学校長が、ドレミの歌の替え歌で「さあ死にましょう〜」とか子供に教えて、注意を受けたとか。
 これが猥歌だった場合の反応はどうか、というところで多少意味合いが変わってくるが、いずれにせよ嫌な世の中だ。
 妙な事を子供に教え込まれるとまずい、という親の意識は分かるが、それだけではいけないのだろうなぁ。
 ゼロの子供に親の良いと思うものを積み上げていく――というのが、親の理想的子育てイメージかも知れないが、多分それは違う。というか無理。
 親以外からも、いや、親自身からも、清濁併せて大量の物を学ぶのが子供。
 当然、それだけだと、いびつな訳の分からない塊になる。
 それでいい。その後削ってやればいい。それなら、親の力でもどうにかなる。それは個性を摘む事ではない。淘汰なければ進化なし、である。
 先の歌だって、替え歌の面白味を知る為の学習になるかも知れないし、そもそも何ら影響を受けていないかも知れない(もっとも、父兄にバレたって事は、それなりに感動が伴ったって証拠だが)。
 少ない材料で小さな子供をこねくり回すよりも、でっかい塊からでっかい子供を彫り出す方が、何かイメージいいじゃないか。
 ――彫刻刀を使うのが怖い? あ、そう……。



2003/5/17
 アニメ『ぴちぴちピッチ』に一つだけツッコミ。
 ……ジャイアン?

 ちょいと前に手に入ったバーボン『PLATTE VALLEY』。
 通常価格七千円のところ、二千円で売っていたのが謎だが。
 陶器のボトルが珍しい、コーンウイスキー。
 コーン由来の甘みのある軽い口当たり。クセも少なく、ウイスキーが苦手な人にも良さそうだが、自分の感覚では当てにならない。
 色が薄いのは、多分樽の内側を焼いていないとかそんなのか?
 かつて漫画『レモン・ハート』に出て来た、ひねくれ者の酒かなぁ、と思うのだが、似たようなタイプのボトルを他にも見かけたので、今ひとつ自信がない。

 ファンタの宣伝はなかなか笑える。
 教師というのはああいう理不尽なもんだよなぁ。
 そんで、アレぐらい役立たずの方が良い。
 教師は子供を育てる仕事ではなく、育つ子供に影響を与える一要素に過ぎんのだしね。

 やりかけのゲームはあるが、何とはなしに友人から借りたPS2版『ダーク・クロニクル』プレイ開始。
 クロニクルって何だっけ――年代記、編年史(広辞苑より)――ああそうか。
 現在第三章、娘がシュウマイで復活したところ(それだけ聞くと、何が何やら)。
 それにしても、武器育成、ジオラマに始まって、写真に発明に釣りにバッチ集めにスフィーダ。やり込み要素が闇雲に多いゲームだなぁ。前作に輪をかけている。
 RPGというより、一種のシミュレーション系かも知れない。
 現在、武器のスペクトル化の有用性にようやく気付いたところ。
 武器を潰すと、合成ポイントを随分節約出来るのか。
 メイン武器は、ぼっちゃんが粉砕レンチとグレネードランチャー、姫様が蛇斬りの剣と黄金の腕輪。ああそうさ、偏ってるさ。
 もっとも、最近はもっぱらボスボロットのワイン樽キャノンを使用している。威力が距離の影響を受けないので、気付いていない鬼面族とかを狙撃するにも最適。で、経験値は別の武器に取らせる、と。
 しっかし、トゥーンレンダリングってぇ技術のせいで、ポリゴン表現がすっかりアニメの質感だなぁ。それでいて、走ると髪の毛揺れたりするし。板を張った人だった、ヴァーチャファイターの頃が嘘のようだ。



2003/5/10
 少し前の話になるが、同人誌向けの時代劇は一応エンドマークが付いた。
 そのうちの一本は、時代劇というより落語になったが、まあ江戸時代が舞台なのでOKであろう。
 正当派なら、以前書いた妖刀の話なんかがぴったりだが、同人誌『ほーらみてごらん』は書き下ろしに決まっているので。
 ところで、同人誌の不良在庫というのは、ありそうでない。
 もう、四年だか五年だかやっているが、棚一つに収まる程度。
 複数人でサークルをしている強みとも言える。
 もっとも、ごっそり残っている本もあるわけだが。

 新型肺炎猛威を振るう。
 致死率が十パーセントを超えるという、とんでもない代物になりつつある。
 多分、水際で止めるなんて事は出来ずに、日本にも入って来るんだろうなぁ。
 しかし、子供の感染が少ないとかいう話もあって、どことなく宗教的意味づけをする団体が出て来そうな気もしないではない。

 パナウェーブ研究所とやらが、行く先々で嫌がられているとか。
 何となく気味が悪い、で追い払われてはたまったものでもないが、道路を塞ぐのは軽くても犯罪。犯罪行為を組織ぐるみで行っており、しかも警察の指導にもなかなか素直に従わない、となると危険視されるのも仕方ないか。
 友人や恋人は内面を見て付き合ってくれるが、他人は外見しか見ない。他人が自分の内面を見てくれるなんて思うのは、甘えとかいう以前に妄想。
 その点で、あの団体は下手なのではないかなぁ。
 コスプレイヤーだって、会場の更衣室で着替えるんだからさ。



2003/5/5
 こどもの日。
 こどもの日とは、寒い(朝の最低気温十度以下)の日がなくなる日を基準に決められているとか。
 理由は、裸で眠ってしまっても寒くないから、何処が子供なんだか少し考えないと分からない理由である。
 ――というような、嘘うんちくを書くのは結構楽しい。
 同人誌内穴埋め企画の『悪魔用語の基礎辞典』でも、たまにやっているが、今度はそういうのに特化したものを書くのも手だなぁ。
 考えておこう。

 PS版『カルドセプト・エキスパンション』何だかんだでぼちぼちとやっている。
 恐怖、引きずり地獄・ケルピー、ゲットだぜ。という事で、対戦での高速クリアが可能となった。
 要するに、他プレイヤーをその土地に強制的に足止めさせるという、ゲームバランスを大いに無視したクリーチャーなのだ。
 これは怖い。
 通常のプレイで何に悩まされるかって、手塩にかけて通行料を引き上げた土地を素通り通過される事であるからして。
 で、使ってみると、やはり凶悪に使える。
 無論、戦闘用にダメージ無効化アイテムなどを用意する必要はあるが、それでも充分使える。
 そんなわけで、獲得カード数の一番多い最終マップを使いカード稼ぎの日々。
 このマップは四分割で中央に起点があるため、チェックポイントを通った事にするスペル、パーミッションが効果的。ストックにある四枚を全てブックに入れている。無駄足踏まずに、スピーディーに給料(で、分かるかな)を得られるのが良し。
 一プレイ三、四十分で続けて、現在カードの種類がようやく三百を越えたところ。何処まで続けるかなぁ。



2003/5/3
 今日、ハンセンを見た。
 見上げるほど大きく、未だ現役と言った風情で、過去の存在ではないという誇りに満ちていた。
 惜しむらくはウエスタン・ラリアットを見られなかった事であるが。
 しかし、ハンセンと言っても、色々あるわけで、大きいのから小さいの、新しいの古いの。
 まあ、今まではみなとみらいで退役したハンセンを見た程度であるから、この驚きも無理からぬところである。
 ――って、ハンセンじゃなくて帆船だろ(機を逸したツッコミ)。

 はい、月イチお出かけ企画、今月は、横須賀で行われた帆船フェスティバルです。
 そもそもの始まりは前日。
 バイトから帰ろうとロビーを横切っていると、TVで「連休中に帆船フェスタが横須賀で行われる」と言っていたのである。
 実は、以前にも一度横須賀に三笠でも見に行こうか、と考えた事はあった。
 その時は、別の場所に行ったせいで流れたのだと思ったが、今回は折角連休でもあるし、行こう、と相成った。
 早速、駅すぱーと検索。
 横須賀駅――横浜からJRで……結構高い。そして乗り換えが多い。
 首を捻っていると、もう一つの駅の名が。
 なんだ、横須賀中央だと横浜から京急で一本か。
 交通費も安いや。京急なら、蒲田行く時に乗った事あるし。

 当日、つつがなく横須賀中央へ到着。十三時過ぎ。
 会場への道が分かるかな――と思いつつ、駅から出ると「会場→」の看板が。
 これは便利。
 空腹時は疲労で動く気がしなくなるので、昼食のとれそうな店を探しつつ歩く。
 何となく回転寿司がいいなーと思っていたのだが見つからず、ぶらぶら進むうちに、繁華街を抜け、埠頭の会場が見えて来てしまった。
 仕方がないので、そのまま会場に入る。
 港は尺が大きいので、やたらと歩く距離が長い。
 そして日差しが強い。
 こんがり焼けてしまいそうだ。
 さて会場は、と。
 だだっ広い三角型の埠頭だった。
 広いお陰で、相当な人の割にはスペースが多く、混んでいる気がしない。
 真ん中にイベント用ステージがしつらえられ、露天が並ぶ。
 ――は、いいんだけど。
 帆船は?
 ひょっとして、本当にスタン・ハンセン・フェスティバルで、今は休みとか?
 入り口付近で渡されたパンフを確認。
 あ、やっぱり間違いない。
 埠頭の、あっちと、こっちと、そっちと、このあたりに、帆船が――。
 ない。
 どうやら、まだ到着していないらしい。
 タイムテーブルによると、一応「帆船パレード」の時間にはなっているのだが、到着が遅れている様子。
 まあ――帆船だしねぇ。
 それでも、皆埠頭の端っこにずらりと集まって「どっちから来るのか」と、待っている。
 こういう時はながらで待つのがベスト。
 露天を覗き始める。
 真ん中にユニセフの何たらがあった以外は、大体普通の市主催の祭と一緒。
 中に、海軍カレーを商う店が幾つかあったのが、土地柄か。
 明らかな観光地価格の食べ物を買う気にはならないし、定番の缶ビールを買う。
 ええと、名前が「日本海海戦記念ビール」オイ。珍しいな、しかし。
 地べたに座る人も多いので、自分も適当な場所に座って呑む。
 ――甘い。
 なんだこれ。
 能書きらしい能書きはなかったが「白ビール」とか「酵母が沈殿する事があります」とか書いてある。
 ビール酵母が残ってるビールなのか。何に効くんだか忘れたけど、身体に良いとか何とか言われてる。
 でも甘い。
 ドブロクの甘さ。ビールとの相性悪い。
 黒ビールが欲しくなる。あのにがーーーい奴。
 何か別のものと思って呑むべきだったな、あれは。

 ビールを呑み終えて、海を見ると――。
 見えました帆船!
 うわー、思ったよか小さいなー。へー、いくつもあるなぁ。ふーん。あれ、こっちへ来ないなー。
 ただのヨットですがな。
 まあ、しばらくは来ない様子。
 さてどうするか。と、左を見ると、あらあんなところに軍艦が。
 あれが横須賀名物の三笠だな。
 元々見ようと思っていたものなので、先に見物に行く事にする。
 見学料がどういう事情か百円引きになっていたので、四百円でチケットを買い入場。
 おお、砲塔。三十センチ砲だ。思いの外小さい。戦艦大和クラスだとまた違うのだろうが、このクラスだとそれほどでかくはないのか。一応装甲版を叩いてみる。ふうむよく響く。結構薄いんだよなぁ。それとも、復刻版かな?
 甲板は木を貼っているのか。当時の甲板は一部に残っているだけだが、やっぱり木。
 八センチ砲座もある。ふむふむ、ハンドルで角度を調整する、と。照準器は――二つの金属の目印を重ねて――って、鉄砲と一緒だな、こりゃ。申し訳程度に付いた装甲板と、破片よけの縄暖簾。機銃掃射でも穴が空きそう。
 上に登るのは後にして、地下――というか、第二甲板に入る。
 地下は専ら展示場と化している。
 置かれているものは、まあ、靖国神社にありそうなもの。軍艦関係に偏ってはいるけれど。
 ここには、十五センチ砲座がある。一緒にハンモックが吊ってある部屋があったけれど、あれは本当にああやって使ってたんかなぁ。
 十五センチ砲は八センチよりはずっと大きく、安心感がありそう。
 一つの砲に、指揮官と、銃手と、砲の向きを変える人と、砲弾を装填する人と、砲弾を渡す人と――と、まあえらい人数が必要。当時の日本人は、現在よりも二十センチ前後身長が低かったと思われるが、それにしても戦闘中は窮屈そうだ。
 窮屈と言えば、通路は思ったより広い。
 いや、想像よりも、内部はかなり広々としていると言っても良い。
 どうしてそう思うのかな――と思ったら、そうか、Uボートのイメージがあるんだ。
 潜水艦じゃねえつーの。そもそも、明治時代なんだから、設計に無駄や余裕はあって当たり前だっつーの。
 士官用の風呂はユニットだったが、概ね広い。
 更に第三甲板があるらしいが、それは立入禁止。弾薬とか入れてたとこかな?
 地下は見終わって、階段で上へ登る。後付だか、復刻版だか分からないが、随分と急だ。何か転げ落ちそうで、しかも手すりをあんまり触っていると、手にささくれか何かが刺さりそうで、ヒヤリとさせられる。
 登られる限りの一番上まで登ると、かなりの高さ。
 マストの高さを入れると、東大寺大仏殿並らしいが、そうでなくても高い。
 マストを見上げながら、あそこに登ったら怖かろうな、などと思いを馳せる。
 上から見ていると、帆船フェスタ会場にようやく帆船が集まって来ていた。
 よしよし、時間は上手い具合に潰せた。

 入場シーンを見た後、全部揃うまでの時間潰しついでに、遅い昼食をとるべく、三笠を離れ中心街へ向かう。
 やっぱり回転寿司の気分できょろきょろ探していると、平禄寿司が見つかり、入る。
 金に余裕があるので、枚数に糸目(?)を付けず十四皿食べる。千四百円なり(百円皿ばっかりかよ!)。
 少々重い胃袋を引きずりつつ、帆船フェスタ会場へ。
 すっかり帆船が揃っていた。全部で八隻。
 これだけ帆船がまとまっているのを見るのは初めてだ。
 改めて見ると、親の敵の様に張り巡らされたロープが気になる。
 一体どういう機能を果たしてるのかはよく分からんが。
 世界各国の帆船が集まるのかと思ったが、ほとんどが日本のものだった。
 そんな中、米国の帆船は、乗員が甲板に出て見物人たちと話をしていた。こういう時に会話が出来る人間というのは、英語力がどうこうではなくて、初対面の相手と会話する技能があるかなかで決まるのだろう、などとちょいと思ったりして。
 帆船を全部見終えたのだが、ちょっと遠くに人だかりが見える。
 何であろう、と思ったら、公園だった。
 バスケットのゴールがあったり、スケボーの練習をしていたり、なんか小洒落ている。漫画『スラムダンク』とかに出て来そうな光景だ。
 急いで逃げた。

 家に戻ったのは六時頃だった。
 そういえば、横須賀の街には、自衛隊か防衛大の制服姿の人が目に付いた。
 平日に行くと、また違ったものが見えるのかもしれない。



2003/5/1
 何となく集中力が欠けていたせいか、PS版『カルドセプト・エキスパンション』をプレイ。
 対戦モードで最小のマップを使うと、三十分そこいらで一勝負付くのが良い。
 ジワジワとカードが増えている。
 護符がなく、領地の少ないマップなので、ブックの編集法を根本から変え、えげつないカードを揃えた。
 すなわち、少数精鋭でクリーチャーを揃え、アイテムも威力の高いものを揃える。スペルは程々に。
 要は、敵クリーチャーを確実に倒す事が出来れば、領地を奪える。一度手に入れれば、倒されない限りは通行料を取れるから、防御アイテムで固まっていれば良い。
 で、この戦いの中で、有効性が証明されたクリーチャーは、アタッカーはやはり忍者。ディフェンダーはグレムリン。
 忍者は、武器を使わせても良し、スクロールを使わせても良し、地形効果を得ていない相手なら、普通に戦っても敵を潰せる万能クリーチャー。一体召喚しておけば、そのブロックの敵を移動移動で殲滅していく事も可能。
 ま、忍者は当然だったが、意外だったのはグレムリン。
 シナリオ攻略時にはさほど重視していなかったのだが、グレムリンの「アイテム破壊」という技能、防衛時に恐るべき効果を発揮する。
 敵がどんな武器やスクロールを使おうと、破壊してしまう(ので、普通敵はグレムリン相手にアイテムは使わないが)。そして、グレムリン自身はアイテムを使える。「一方的じゃないか我が軍は」てな事になる。敵にやられた時? 実際、スペルで殺すしかなかった。
 このブックを引っ提げ、シナリオモードを再びやってみたところ――。
 クリーチャー少ねえ!
 広いマップでは、ちょっと戦い辛いね、こりゃ。
 ――無論、敵が精魂込めて価値を上げた土地をかすめ取って、勝ちましたがね。ゲハ、ゲハ。



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