月記帳
現実にすると洒落にならん暴力描写というのがある。落下栗もその一つだ。
2003/9/29
で、結局買ったのはPS2版『信長の野望 蒼天録』。つまり、信長の野望10。
このシリーズを買うのは実は全国版以来だ(それ以降のも、やった覚えはある)。
シナリオは一番時代の古い「信長誕生」から。最初から大名も何なので、城主から。あんまりちっこい国だとすぐに滅ぼされるだろうから、そこそこ大きい北条家。と、条件を絞ったところ、自キャラは北条幻庵と相成った。
プロフィールを見ると、何か小姑みたいなエピソードが書いてあったけれど、政略知略に長けたおっちゃん。
そーして始まってから――一時間ぐらい進められなかった。
いやさ、コマンドとかパラメータとか、情報がメチャメチャ多いじゃん、このシリーズ。
まあイージーモードだから、それほど一手が重要ではなかろうけど。
万事がこんな調子なので、時間が掛かる掛かる。
久々に夜更かしをしてしまった。
国をジワジワ広げ、第三軍の軍団長を任されるようになり、謀反でも起こしてやろうか――と思っていたら、提案で自分を世継ぎに出来たので、もう、今の殿様(北条氏康)に隠居を進めれば平和的簒奪が完了ってとこまで来ている。
そーいえば、図らずも天下三分の計だな。尼子、北条、伊達という。
そうそう、信長は織田家を滅ぼして(父の代なんだな)自分の軍団に入った直後に処断した。ああいうのは消さなきゃいけません。
2003/9/26
給料も入ったし、新しいゲームの一本も買おうかなー、と思いつつ、PS版『カルドセプト・エキスパンション』をプレイ中。
一回マップをクリアしては、十八枚中に一枚あるかないかの新カードを期待するのもいい加減疲れたので、新しいキャラを作ってプレイ開始。カードの交換とかあげたりとか出来るので。
まあ、勝率百パーセントのキャラにしてみたい、ってな野望もないではなかった。
必勝を期するために、「恐怖の足止め樫の木おじさん」ことオールドウィロウを今まで使っていたキャラから支給(三枚だかあったし)。ケルピーの方が配置条件が緩くて使い易いんだけど、余りはなかったし。
で。
まあ、勝つわな。
このゲーム、敵がカードを引く時、一、二秒ぐらい敵の手が見えるのだが、そこにあるカードの効能や使用コストは大体覚えているので、こっちのカードが多少貧弱でも勝つ。
そんで、ちゃっちゃとエンディングに到達。再び稼ぎのパターン。
でも、ここまでやって、ダブりのないカードは二枚。コンプリートへの道通し(今までやっていた方のカードは三百四十種超)。
しかし、忍者出ないな? 意外にレアだったか、あれ。
2003/9/21
不思議なものはどこにある。
ほーら、あなたのすぐそこに。
っていうより、皮膚のその下だ。
お前も蝋人形にしてやろうか!!!
って事で。今回の「遠くに行きたいって訳でもないんだが……」は、『人体の不思議展』です。
人体模型っぽいポスターやら新聞記事やらを、見かけた人も多いのではないかと思う。
――誤解のないように予め言っておくけれど、あれ、本物の死体だから。
以前に、特殊な加工をした人体輪切り標本を撮影し、動画風に繋げた資料がテレビで放送されていた。
あの時、その奇妙な保存法が何だか印象に残っていた。
そして先日、新聞で見かけた人体標本の展覧会の広告。
体液をプラスチックだか樹脂と入れ替えるという、ホルマリン漬けに代わる保存法だそうな。
前に見たのはこれかぁ――と。
大雑把にしか認識していなかったので、詳細を知るべくYAHOO!検索。
公式ページにHIT。うーん、やっぱりこういうイベントはページを作るんだなぁ。
場所は東京国際フォーラム。千代田線で言うと日比谷の近く。入場料前売り1400円、当日1500円ナリ。
前売り券をローソンチケットで取り扱っているらしいので、コードを控えてローソンに行きLoppiでチェック。ネットでも頼める筈なんだけど……うちのマシンではページが表示されないしねぇ。
で、チェックした結果――なんだ、開催中は当日価格か。んじゃ、会場で買ったらいいや。
そーして当日。
雨だよ……。
しかも台風の余波なのか、雨足強め。
こういう日はブラブラ歩くのが困難なんだけどなぁ。街の散策とか出来ないし……。
まあ言ってても仕方ないので出発。
取り立ててトラブルもなく日比谷へ到着。
それから、印刷した地図と、そこかしこにある地図を頼りに東京国際フォーラムへ。
ああ、そっか、こんなに近くに皇居があるのか。帝国劇場もこんな位置関係か。相変わらず東京は把握しているようでしていないものだ。
迷う事もなく、東京国際フォーラムへ到着。
へえ、色んな会場が一緒くたになってる施設なわけか。ビックサイトとかああいう系統だな。
えーとそれで、人体の不思議展は――ないな?
あれ? 場所は間違っていない筈なんだけど、ええと、そこに貼ってある開催スケジュールにも載ってないぞ? あれ、れれれ?
ああ、ホールAか。じゃあ、もう少し向こう側になるんだ。だとすると――おんや? ホールAの出入り口が封鎖されてる。
おっかしいなぁ。開催期間中、休みはナシの筈だったのに。
ひょっとして、政治的、倫理的問題で取り止めにになった??
とか思って、更に回り込んだら、やってた。
裏口を見ていたんだった。
特に並ぶでもなく、当日券を買い、中へ。
最初のところに、人体保存技術「プラストミック」の説明と、献体意思表示の書類の大写しになったものとかが置いてあったので、一応目を通す。
それから、中へ。
結構人がいた。
ショーケースみたいなものの中に、人体のパーツ。壁際には、様々なコンセプト(神経系とか、消化器系とか、呼吸器系とか)で切り開かれた全身標本。
もの凄いリアルだ――っつーか、本物の死体だけど。
肉体の構造はとても分かり易くなっている。筋肉組織を分かり易くするために、ひっぺがして広げた形でくっついていたりとか、縦に真っ二つとか、横に真っ二つとか、子供とか、胎児とか、そういう標本がずらりと並んでいる。
神経って本当にヒモみたいなものがあるんだなぁ、とか、筋肉は色んなパーツが折り重なってるんだなぁ、とかよく分かる。
「臭いもなく、弾力もあって、扱いが簡単」云々という説明書きがあった上に、客と標本との間に特に仕切りもなかったせいで、触る人続出。触って良い標本は、後の方に一つしかなかったんだけど。これは主催者側の責任だな。「手を触れないで下さい」の注意書きも見辛かったし。
しかし、これ見ると、自分&知人が献体するのはどうか、と思ってしまう。
顔、分かるんだよね。義眼も入ってるし。
それが、顔から切られて、半分上にずらされる、みたいな形状で標本として保存される。
自分の親がそういう形で保存されるとしたら、どんなに学術的な価値があるにしても、お断りしたい。
逆に、親に自分のそういう形の死骸を見せたら、多分もの凄い精神的ダメージを与えるに相違ない。
つくづく、医学というのは難しいものだと思わされる。
慣れりゃ平気なんだろうけど、死体とはいえ、同意があるとはいえ、人間を真っ二つにするのは……。
そんな感想を抱きつつ、出口付近へ。
実際に触れるコーナー。といっても、触れる標本は二つだけど。
凄い行列が出来ていたのは、脳の標本を持ち上げてみようというもの。
あんまり行列が長いので、止めた。
もう一つの方は、人体の所々を開いた形の標本。
こっちはあまり人がいなかったので、触ってみる。
注入された物質のせいか、ロウのような手触り。
「弾力がある」との触れ込みだったので、よく触ってみると、筋肉とか皮膚とかが少し動いた。
肉の手触りが残っているというよりは、多少曲げても平気という意味の弾力だったらしい。
出口付近の売店で、カタログが売っていたが、部屋に置いとくのはちょっときついし、何より二千五百円という高額だったのでパス。チラシだけを持って行く事にした。
一緒に、胃袋シャープペンとか売ってたけど、それはどうだろう。プリクラとかも。
改めて言っておくけど、全部本物の死体なんだしさ。展示されてるの。
――全く同じ標本を置いて、看板を「731部隊展」とかにしたら、観客の受け取り方全然変わるだろうなぁ……。
出た後、十三時過ぎぐらいだったので、昼食を取るべく雨の中を店を探して歩く。
でも、昼時の人だらけの店に入る気にもならず、ちょっと興味のあった日比谷公園へ行った。
途中、牛のオブジェがあちこちにあったけれど、何だありゃ? 丑年は大分前か後だと思うけど。
で、日比谷公園では、ベトナム祭みたいなものをやっていた。
晴れていれば、そこで何か食べる気にもなったが、ざんざか雨が降る最中で、露天の物を買う気にはなれずにスルー。
野音をちょっと見たくなっていたので、そっちの方へ歩いて行ったら、図書館があった。で、地下に食堂があったので、カレー大盛り(四百六十円……だったかな)を頼んだ。
やけに小さい皿で出て来たので、「?」と首を傾げつつ食べ始めると――皿深っ!
味は、具が少なくて甘めで、いかにもああいう所のカレー。多分、あれは味のグローバルスタンダードか何かに準拠しているのだと思う。うん。
2003/9/19
むむむ、ついに70万超。高値はついに725000円。元本の倍を越えた。とんでもないな、ゲオ株。
――ちなみに、このサーバを貸しているジオシティのことではない。念のため。
PS版『カルドセプト・エキスパンション』ぼちぼちプレイ中。
よーし、水と土のクリーチャーもコンプリート。へー、水はアイテム扱いなのね。んで、土のEランクのクリーチャーの特殊能力は――「配置すると通行料が1.5倍」――地味。
炎の方が愉快なようで。
残すは風のクリーチャー一つ。後は、カード全部で何か一つあるかな? でも、クリーチャー以外のカードは二十枚ぐらい足りないしなぁ。
QBOOKSの3000字小説バトルでチャンピオン。
かなーり前の作品を、それなりに思い切った実験的手法で再生したもの。
もう少し練り混む余地はあったかな、とは思うが、ともかく嬉しい。
『真夏の情景』という、千世さんとエルザさんがぼんやりする話。お暇ならどうぞ。Qへのリンクは「リンク」にあるので、バトル会場から。
2003/9/14
テイルズ・オブ・エターニアの億劫さは、ダメージを与えた感触に乏しい戦闘かも知れない。
五秒間に十発の攻撃をして倒すのと、七秒間に二発の攻撃をして倒すのとでは、カタルシスがまるで違う、って言えば分かるかなぁ。
当然、後者を肯定しとるのよ。
まあ、そんなで、ラスボス戦とか考えるとどんどん暑苦しくなって来たので、気分を変えてPS版『カルドセプト・エキスパンション』をやる。
対戦でカードを十八枚づつ搾り取るという、カードのコンプリートを目指した作業っぽいプレイではあるけれどそれなりに楽しい。
で、これはコンピュータ相手だから成立する技だけど、「テレキネシス」が意外に強力である事に気付いた。
要するに、クリーチャーを一マス移動させるスペルだが、これを使うとどんなに増強した土地であろうが、強力なクリーチャーであろうが(スペル無効除く)その土地を守る事は出来ず、ひょいと隣に行ってしまう。
例え、最強に強まった風の土地にいるグレムリンでもだ。
つー事は、わざわざスクロールを用意したり、やたら強力なクリーチャーや武器を用意する必要もないって事。
しかも、これだけタチの悪いスペルのくせに、消費MPは80。
ううむ、奥が深い。
しかし、これ、人間とガチンコをやったとしたら、移動とスペルの応酬で気が狂いそうだ。
そうそう、で、ぼちぼちやっているうちに、火のクリーチャーが全部揃った。
レアのRを越えるEとかいうカードが手に入った。
つまりEカードだ。これは十枚一組で市民と奴隷と皇帝に分かれており(違う)。
2003/9/11
そしてテロ二年。
この一年で、どの国が一番人を殺したやら。
まあ戦争の是非はおいといて、テロの感覚は分からんなぁ。
よく無関係な人を殺せるなぁ。
ディスコミュニケーション。
TVアニメ『おねがいツインズ』。
副委員長(だっけっか)好感度大幅ダウン。
男を――人を舐めてる。いや、そういう意味でなく。
ただ、話のリアルを考えれば、あの辺でまとめないとまずいのも分からないではない。全員が全員主人公と懇意なんて無理だし。
まあそれよりも何よりも、みずほ先生がほとんど出ていない事の方が問題だったわけだが。
PS版『テイルズ・オブ・エターニア』プレイ中。
ディスク3突入。
呪文詠唱時間短縮アイテムを装備し、回復回復攻撃回復。
決め手になるであろう極光術とやらは、リッドしか使えないらしいが、COM任せにしといて発動するんだろうか? 発動させないと瞬殺、なんて事はあるまいな?
話の筋に凄い斬新さはないけれど、作り込みはしっかりしているし、キャラクタもそこそこ魅力的だったりはするのだが、こう、億劫さが付きまとうのは何故だろう?
心に余裕がないのか、それともやっぱり戦闘が面倒なのか? ううむ。
海底探索とかも、面白いと言えば面白いんだが、どことなく億劫だ。
ひょっとすると、もう飽きているのか? 新しいゲームをやりたいんだったりして。
でも今月はあんまり金が残っていないので、買い控え。
バイト先で事務仕事になったせいで、EXCELをよく使う。
家のマシンには積んでいないが、あれはやっぱり面白い。
if文とかもあんのね。言語に近い。
大した知識がなくても、関数を使えば相当な物が出来る。
書類ではなく、書類作成ツールが作れるのが面白い。労働時間も短縮出来そうだ。
2003/9/5
映画『地獄の黙示録 特別完全版』を観た。
何が黙示録って、奥さん。
50分以上の未収録シーンを加えたせいで、202分にも達した尺。
長すぎるっつーの。
ちょいと観ようと思ったら、終わらない終わらない。
まあ面白かったは面白かったんだけど、同じベトナム戦争ものなら『フルメタルジャケット』の方が面白かったなぁ。
最後の方で、イッちゃったおっさんを出していいとこ取りさせようとしても、ちょっとね。
ゲオ株高騰。
どうなるんでしょう?
2003/9/4
私の街には、未だに狐狸の類の出没する森がある。
森を抜ける坂道は、細く、街灯の明かりもまばらである。しかも、学校に隣接している事もあり、夜ともなれば人っ子一人通らない。
バイトを終えた私は、疲れた身体と自転車を引きずるようにして、近道となるその道を歩いていた。
どれぐらい歩いた頃だったろうか。
ふと、私は何かの気配に気付いた。
だが、足は止めなかった。
それは何かの予感であったかも知れない。
森の中でも、ひときわ大きな木の側を通り過ぎたその時。
何かが髪をかすめた。
そして地面に転がる。
突然の出来事に、私は何の反応も出来なかった。
ほんの一瞬でも遅ければ。
思わず私は背筋が凍るのを感じた。
そして、もう、この道を通るまいと、思わざるを得なかった。
早足でその場から離れた私は、もう一度だけ振り向く。
あの大きな木には、まだまだ栗のイガが無数に付いていた。新たな犠牲者を待ちかまえるかのように。
怖いっつーの。
大きな栗の木の下じゃあ、イガが降ってくるっつーの。仲良く遊んでる場合じゃないっつーの。
あー、びっくりした。
PS版『テイルズ・オブ・エターニア』プレイ中。
なんだ、隣の大陸だったのか。
そんなに細かく聞いてないっつーの。
で、城攻めの最中。
フォワードばかりをやっていたが、いい加減面倒になってきたのでバックを担当する事に。
メルディで、間合いを取って全体回復魔法をかけまくるという、工夫のカケラもない戦法。
ディスティニーやスターオーシャン2ndでも同じ事をやった気がする。
やっぱり回復は大事である。
2003/9/1
30日に、QBOOKSのオフ会へ行った。
後半の記憶が一部欠けている。
まあこういう場合、飛び抜けて奇矯な行動を取るタイプではないらしいので、心配はしていないのだが。
しかし二十人超とは、よく集まったものだ。
PS2版『トゥルー・ラブストーリー4』は、全シナリオクリア(ちゃんとそういうメッセージが出て来た)。
後はアルバムの空きを埋めるぐらいしかやることがない。
寄り道で三回ぐらい続けると一枚絵の出るパターンがあるので、それを一人づつ探るって手はあるが。自分のタイプをパーフェクトにしとけば、会話の盛り上げ自体は簡単だし。
しかし、出会いは三通り、シナリオは二通りであったか。
今回は無為な一発キャラとかを排していたのも良かったんだろうなー。つくづく、前作は無茶をしたんだなぁ、と。
で、やりかけだったPS版『テイルズ・オブ・エターニア』を再開。
レジスタンスだか何だかのリーダーと一緒に雷の遺跡を探しているところ。
多分、同じ島のあの辺の森の中で間違いはないと思うんだけど……見あたらないなぁ。
なんかこう、いちいち面倒な印象。
お手軽なゲームばかりやり過ぎたか? それとも、やっぱりバランスがイマイチなのか? 戦闘が、自分で動かさなきゃいけない割に、多すぎる気はする。ホーリーボトルも、フィールドじゃあんまり効いてくれないし。
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