月記帳
スマトラ沖地震のあった月。殺し合いしてる場合じゃないでしょーに……。
2004/12/29
コミケ準備中。
コピー誌は表紙を作って製本するだけ。ペーパーの印刷もあるか。後は何が残ってるかなぁ……。
FFのオンラインを買う予定のため、新しいゲームを買う事もなく、PS2版『鋼鉄の咆哮』でじわじわ金稼ぎ。
駆逐艦だけで、司令4まで到達。
駆逐艦は現在、コンセプト別に記念艦(最初に作った艦)「つなみ」、砲撃艦「うねり」、魚雷艇「さざなみ」、ミサイル艦「凪」の四つがあり、凪を最強と位置づけ色々試行錯誤を繰り返していた。
が、しかし、ミサイルの弾数は今ひとつ少ない。また自動射撃にすると、一度撃った相手に続けざまに撃ってしまう。つまり、無駄弾を使ってしまう。
また、新型のバルカン砲は潜水艦以外の全部に効果ありで発射間隔も短いが、発射ボタンはL2のため連射が非常にやりにくい。静止目標ならどうにかなるが、高速移動する敵に何発も命中させるのは案外厄介になる。
ここへ来て、ふと考えた。
砲撃特化したらどうか? 砲弾はミサイルや魚雷よりも速い。砲をぎっしり積んでみたら、一撃で大概のものを片付けられる。一撃で倒せるなら、連射性能も大して必要にはならない。
そこで、使う事の少なくなっていた「うねり三式」を、船体から変更し、六十五口径十二センチ砲(駆逐艦が積める最強)を三連装にして前五砲塔、後ろ五砲塔に。これで、一撃三〇発(標的が横にある場合)。他の武器は対空用二〇ミリ機関砲と新型対潜ロケットだけという「うねり四式」が完成した。
早速出撃させてみると――重巡を二撃で破壊。地上の砲塔も一撃。
ミサイル積むよりも軽量のため、分厚い装甲を積めるし、弾切れの心配はないし。
こんなアホみたいな船が強いとは、呆れてものも言えない……。
同じの作った人、結構いるんだろうなぁ。
2004/12/23
新聞に、敷金を返さない話が載っていた。
これだけ騒ぐようになって、未だにそういう貸し主が消えんのよなぁ。
ここは一つ、ネットで「ここの不動産屋が紹介する物件は、悪徳大家付きばっかしだ」みたいな口コミ情報を流して貰うに限る。
それだけで、奴らの商売は上がったりの筈だし。
そういう風にして、クズ商売人が淘汰もしくは改善されていけば良いなぁ、と思う。
ふと気付くと「ピトラの冒険」は、第三十四回。つーことは、後二回で三十六回で三年だ。
石の上にも三年て言葉があんだけどなぁ……。
って、三年でモノになるなんて、そうそうないけどもね。
18日に新宿に行ったついでに、オンラインのFFを買おうと、ヨドバシカメラへ行った。
ら、何だかえらい行列。
PSP行列かと思ったら、そういう訳でもないのだが、丁度クリスマスシーズンで混んでいたらしい。
時間も押していたし、気を削がれて購入は先延ばしとなった。
コミケ後にでも買おう。
――「別の場所でも売ってるじゃん」と思うかも知れないが、この前PS2を買ったポイントが二千円分ぐらいあるので、それを使いたいのだ。
2004/12/20
何やら気が落ち着かない。
まあ波が静まるのをぼんやりと待つべし。
やりかけだった、PS2版『鋼鉄の咆哮』をぼちぼちプレイ。
始めの方のシナリオをやり直して、資金を稼ぎ、技術力を上げ、艦の性能を引き上げているところ。
艦の動力を新型と取り替える事で、見違えるほど速く動けるようにはなったのだが、速すぎて標的が狙いにくい。ほとんど自動攻撃頼りになっている。酸素魚雷が必殺に近いのは助かるのだが。
この先、山ほど資金を貯めて原子力船にするのも手だが(出力はなかなかだし、燃料消費がゼロになる)、イメージが悪いしなぁ。割と思い切って導入したバルカン砲は、単発(他の大砲は三連にまで出来るのに)なので今ひとつ強いイメージがない。対空ミサイルはなかなか使えているよう。
ともかくも最強駆逐艦への道。他の艦だと艦種ボーナスが低いし、今の技術力だと今ひとつ派手さに欠ける。四〇センチ砲も出てないし。
このゲームはつまり、そういう「どの時代だよ!」って突っ込まれるような、でも強いのが取り柄な艦を作ったり、史実に出て来た通りの形を作ったりするとこがミソなわけだ。これで、シューティングでなければ、かなり愉快そうなんだけど。アクション系はどうも、ねぇ。
2004/12/14
PS2版『スターオーシャン3』をやる気が萎えたので、乗り換え。
PS2版『7―セブン―』を買った。
PS2が出た当初のゲームだが、それだけに力が入っている。
そしてクリア。
おや、二章立てになってる。
でもまあ、後半部は取り立てて目的のないやりこみゲームだから、単にオマケ要素と見ていーのかな。
前半部は、絵本仕立てで面白い。ナレーションが入るのも、なかなか良いなぁ。
ゲームシステムとしては、パズル的。
敵の能力をじっくりと見て、フォーメーションを組んで、ローテーションの仕方を考える、と。
実際の戦闘中は、ローテーションするかしないかのワンキーゲーム(一応逃亡もあるが)。
後半部は、そのルールの応用編のようではあるが、目的が取り立ててなさそうで(戦い絶対終わらないって言ってるし)、しかもキャラがどんどん老いて、世代交代していく。仮に気に入ったキャラクタがいても、プレイを進めるごとに消えて行く訳で、それじゃあ続けるモチベーションが湧かない。
『俺の屍を越えてゆけ』みたいに、ボスをはっきり見せておけば良さそうなのになぁ。
もうちょいやるかなー、どうするかなー。
2004/12/10
私が聞くラジオというのは、TBSラジオとFM横浜である。
理由は、電波状況が良いから。
番組内容たって、他局の番組をよく知ってる訳でもないから、比較のしようがないし。
で、FM横浜を聞いていたら、横浜にエンタメスポット「GENTO YOKOHAMA」が出来たという情報が。そしてこの前横浜に行った時に、そのポスターも見かけた。
まあどーせ、六本木ヒルズの縮小版みたいなもんだろうけれど、比較するのも悪くはない。割と近場を知っておくのは悪くないし。
というそれなりに必然性のある展開で、今月の『遠くへ行きたい……って訳でもないんだが』は、横浜新スポット探訪編です。
当日、まずはネット検索。
情報ページは――十二月一日オープンの施設の情報なんぞ、キャッシュにしか入っておらず、細かい情報もなし。
ともかくみなとみらいにあるらしい、という事なので、現地に着けば何か分かるだろう、と、桜木町へ。
夕方から雨の予報のせいか、曇ってて少々寒い。雨具も用意しときゃよかったかなぁ。
少々不安を抱きつつも、JR桜木町駅に到着。階段を降りていると。
「かんない」
え? 関内?
いつの間に乗り過ごした? 桜木町に止まらない特急とかに乗っちゃったか? なんだええっ!?
よくよく見ると、スイカの広告ポスターだった。
関内駅の店で使えるみたいな内容だったが、駅表示を本当に真似ているせいで、実に紛らわしい。慌ててる時や酔っている時なんか間違えかねん。結構許しがたいぞ、これ。
改札から出ると。
見慣れたランドマークタワーやら、日本丸やら。意外性は別にない。
何だか、小学校か何かの遠足集団がいるなぁ。最近はこんなとこ来るのか――って、いや、小学校の時、そこな青少年センターに遠足で来た事があったか。してみると、桜木町は結構伝統的遠足スポット?
まずは案内所の地図を眺める。
眺める。
眺めている。
……ん? なんか、それらしいものがさっぱり。
みなとみらい21って、別の地域とかあったか?
駅構内のポスターにもそれらしいのがないし――よし。
諦めよう。
横浜には、他にも見た事ない場所はあるのだ。
それは、赤レンガ倉庫。
場所がちょいと外れているので、いつも移動の死角になっておったのよねぇ。
予定変更、今回の『遠くへ行きたい……って訳でもないんだが』は、横浜に死角あり、赤レンガ倉庫他です。
じゃ、赤レンガ倉庫へGO!
えーと、何やら橋があるので、あそこを歩けばいーのだな。
と、歩いて行くと。
日本丸の前を通った辺りで、ふと「水上バスのりば」の文字が。
時刻表を見ると、出発が五分後ぐらい。
後は三十分単位で先。
まあ行き先は大桟橋なので、目的地に近付くも遠ざかるもないんだけども、これも乗った事がないので一度乗っておくのが良いでしょー。
えーと、切符は桟橋で売ってるそうだから――そっちへ歩いて――ああ、あった。桟橋。
――ちっちゃーい。
二十畳ぐらい。
おっちゃんが一人、丁度やってくる船を誘導しているけれど、切符は一体どこで?
「あの、乗船券はこちらで売ってるんですか?」
「そこで買って下さい」
指された先は、桟橋の奥に置かれた発券機がありました。
ありました。
えーと形容するならそうだなぁ、二十年ぐらい前の駄菓子屋に置かれていた十円弾いて穴に入れる系ゲーム機のような、生まれた時から七十歳、みたいな古さ。
四百円入れてボタンを押すと、白い紙に「400円」と書かれた、やる気無し大将みたいなチケットが出てきた。
丁度同じ頃に、水上バスが到着した。
――中華風。
「海竜」こと「ドラゴンボート」だそうで。その名の通り、バスよりちょっと大きいぐらいのサイズ。
ここから乗り込む客は私一人なので、さっさか乗り込む。
客席というか、中は喫茶室風で、入っていいものやらどうやら二の足を踏みそうな造り。別に営業はしていないようだが。
内装はまあいわゆる中華風。窓際に椅子があって、他に客が三、四人。時期が時期だけに、クリスマス飾りがついているが、どうやら創業当初から使っていた風で、完全に色あせしている。窓の外に見える船縁も、木が朽ちかけているし、全般的に古いわな。
だいぶ前から、細々と(多分、収益を気にしない母体が)経営しているんだろう。
そうこうするうちに、船は出発。
いつもと角度が違うところから見る横浜は、新鮮と言えない事もない。
でも、ちっこい船だから揺れるなぁ。居住性もイマイチ。東京湾フェリーのように、あっちこっちウロウロ出来る訳でもないし、乗船時間も短いだろうから何も出来ないし、交通機関としては遅いし高いしねぇ。
あ、でも、遠ざかるみなとみらい近辺は、海上都市の風情だな。うんうん。こういうのは良い。
ぐるーりと回り込んで、大桟橋の付け根へ。
大桟橋には、丁度日本丸が停泊中だった。
真横から見られる事は珍しいなぁ。
おお、救命ボートに名前がついてる。いや、ちょっと大きいから、救命ボートと違うのかな。
あれ、下の方に「TAG」とか書いてある。なるほど、タグボートで押す箇所が決まってるのか。確かにちょっと固そうに出っ張ってる。バンパーみたいなもんか。
では、到着――あれ? ぐるーっと回って、おや、車掌(つーか船掌?)と操舵手が入れ替わった。研修中か何かだったのかな。
あー、ようやく停泊。
下船下船っと。
では、赤レンガ倉庫へ向かおう。
見晴らしの良い場所なので、既に見えてるけども。
横浜の海沿いは、そういうとこで動きやすいんだよなぁ。
直通の散歩道みたいなところを、ぼちぼち歩く。
手前に何かテントが――筋肉ミュージカル?
そういうのもあるのか。
多分、言葉の響きほどには滑稽ではないのだろうなぁ。
ようやく、赤レンガ倉庫へ到着。
手前の波打ち際にも、レンガがある。徹底している。
おうおう、赤レンガだ赤レンガ。赤レンガに瓦屋根という和洋折衷な造りは、なかなか洒落ている。こういう評価は、時代と共に変わるんだろう。とすれば、現代の悪趣味な建物が後に評価される事もあるかも知れない……東京都庁とか。
二棟、片方はホールがメインで、もう片方は店。
まずは――触ってみる。
新しいとも古いとも言い難いレンガだな。
歴史のある建物を改装した訳だから、所々新しいとかそんなかな。
表面が割れたようなレンガもあるし。
でも、昨今は鉄筋コンクリートを表面だけレンガや石垣に見せる工法もあるから、やっぱりどうとも言えない。
中に入ると、内側にもレンガがあったけれど、これが煉瓦作りを証明するかどうかは不明。
天井は低く金属の梁が露出している。いかにも倉庫的ではある。エスカレーターはついてるけど。エレベーターはなかったな。三階立てだしねぇ。
一階は小洒落た食べ物屋。二回は小洒落た雑貨、三階はまた小洒落た食べ物屋といった配置で――つまり、さしたる用のない場所。
特に何を買うでも、するでもなく、赤レンガ倉庫を後にした。
その後、汽車道なる橋を通って桜木町まで戻り、横浜のリオでカレーを食べ、ハンズで弁当箱のパッキンを買って帰った。
――結局「GENTO YOKOHAMA」って、どこにあったんだろう?
でも、今年の流行語って事は、来年には流行らないって事ですからぁ!!
残念、一発屋斬り!
――とか、あらゆる場所で言われてんだろーなぁ。
不祥事の件で、NHK受信料を踏み倒す人が増えているとか。
でも、社会保険庁がどれだけ不祥事起こしても、それを理由に即刻年金を踏み倒そうって人はおらんのよね。
老後の自分という人質を取られた弱みか。
慎重な人生は当然とは思うけれど。
あんまり遠くばかり見ていると、足もとすくわれるぞ。
今日の糧を当然とし、明日の糧を蓄え、明後日の糧を奪い取り、明々後日の糧を心配する。
――そして、明々後日の糧をくれると言う者に、踊らされる。
なんだその生き物。
2004/12/7
カタツムリよりも遅い歩みで、PS2版『スターオーシャン3』プレイ中。
まあ多分、後でそれなりにフォローなりツッコミなりあると思うのだけど、主人公の決断はどうよ?
不時着した未開の惑星で、とある戦争をしている国家の片方に厄介になり、その国が開発中のオーバーテクノロジー気味の決戦兵器の完成に力を貸すことにする。
これが「オレを助けてくれたねーさん方がステキだし、敵国の野郎は最初にオレを殺そうとしたし、気にいらねえから皆殺しにしてやる」てな動機なら分かるよ。片方に圧倒的に荷担したいってなら。
でも「ボクの作った兵器で人はたくさん死ぬかも知れないけど、もっとたくさんの人が助かるなら」って、何よその理由。あんた何様? 神様? 灰色の魔女? 国家間戦争を惑星レベルで見たら、どっちが勝ったって死人の数は変わりゃしないって。
むー、これダメかぁ?
で、株主優待のポイントを大半使って買ったPS2版『ラブ☆ソングス』も、ときメモを水で薄めたよーな出来映えで、パラメータ上げとデートシーンが全然楽しくない(って、それは全部だ)。
最近面白いゲームを感知する嗅覚が鈍って来たか? 何か、カンフル剤になるよーなソフトでも探してみようかしらん。それとも、しばらくは大人しくカルドセプトでもやっているか?
2004/12/1
誕生日。
今日はゴロゴロのんびり過ごしたい気もするが、まあ、普段がそんななのでさほど変わらんかも。
『ほーらみてごらん 十』純文学編、入稿完了。
やっぱり原価は、五百円超になった。
数刷らないと利益は出ないなぁ、やっぱし。
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