月記帳


 ゲームの日々。なので、こっちは寂しい。



2005/2/25
 ――正直、今月は短いので、月半ばまで忘れかけていたんですが。
 で、確定申告も早くにやっとかねばならんなぁ、とか思ったりもしていた訳ですが。
 だから、平日に上手く動けるのは、二月の二十五日だけになっておった訳ですが。
 ……二十四日夜にふと窓の外を見ると。
 雪かよ!!
 むぅ、出かけられるかなぁ。
 駄目かなぁ。
 少なくとも路面が凍結したら、自転車なんて使えないしなぁ。
 日曜だと……ちょっとなぁ。
 等と思いつつ翌朝。
 春間近のお陰で、路面に雪はすっかりありませんでしたとさ。
 ふー。やれやれ。
 これで大丈夫だ! よかったよかった。
 といういきさつで今月の「遠くへ行きたい……って訳でもないんだが」は、東京証券取引所です。
 なに、天気のいきさつしか書かれていない? 何故東証か?
 何故って言われても、取材っつーか、ちょいと見たかっただけっつーか、東証のページを見てたら「見学無料」で、サイフの中には三千円ちょいしか残ってなかったからですが。何か?

 東京証券取引所、世界三大証券取引所に数えられるでっかい証券取引所である。株とかの売買を実際にしている場所ってこったね。
 ちなみに、残りの二つは、エジプト証券取引所とメソポタミア証券取引所とローマ証券取引所(嘘の上に三つ言ってるし)。
 でっかい、というのは建物とか何とかじゃなくて、上場銘柄数の事なんだな。二千超と思えばよろし。
 ――というような話ではなく。
 ともかく、行くべし行くべし。見学は無料で自由だそうだから。
 場所は日本橋――つーか、兜町。
 兜町の名は、ここを拠点にして株だけでなく人身の売買取引が行われていた事に由来する。当初「株と人売り町」と呼ばれたが、公に人心売買が禁止された為、「株と(人売り)町」という暗黙の略語になった。当時の住人や出入りの株屋達は、それを更に言い換えて「兜町」の文字を当てたという。
 勿論みんな嘘だ!!
 本当は源義家もしくは平将門(諸説あり)の兜が埋まっているとか、兜を置いた石があるとかそういう理由だ!
 妙なテンションでお送りしています。

 小田急快特に揺られて、代々木上原から表参道――で、ちょいトイレに行きたくなった。
 が、しかし。
 駅の外にしかねえ。
 ひでえ。
 交通費かなり損。
 改めて、表参道から日本橋へ到着。
 あー、やれやれ、新幹線は大変だよ、もう。おお、マニアショップや電器屋がいっぱい、通天閣は見えるかな――ってそれは日本橋だろ!
 ……ベタなボケツッコミは事故の元。
 銀座線日本橋から、東京証券取引所に近い出口から出ようと、駅構内の案内図を確認する。
 んー。手もとの地図とも比べながら。
 こっちか。
 歩く歩く歩く歩く。
 いや、違った、こっちか。
 あれ?
 って、何だ、北が上じゃないのか。
 えーと、こっちだ。
 うん、出口案内に「東京証券取引所方面」とある。
 後は、外に出て、地図を確認しながら歩けば良いだけ。
 歩く。歩く。
 歩く。
 えーと、首都高があっちに見えて、この地図にも首都高が書いてあるから、こう歩いて――。
 あれ? あれれ?
 昭和通りと、郵便局と……。
 あれ? 方向が何だか。
 はっ!
 首都高、直角に曲がってる!
 だとすると、手元の地図に載っている首都高の部分は、九〇度違う部分が見えてるんだ!
 ……なんだ、今日は迷う日なのか? 交通に多難の日?

 ようやく、それっぽい建物の前に到着した。
 えーと、旗に「東証ARROWS」とある。
 確か見学施設がそんな名前だったと思う――ん、だけど。
 分厚い鉄枠の扉に、警備員。
 ……本当に、見学ウェルカムなの? これ。
 一旦素通りして、脇へ回ってみる。
『見学の方は西へ廻って下さい』
 あーと、間違いは、ない、らしい、けど、なんか敷居が高いなぁ。
 ともかく、分厚いドアを開け、中に入り、警備員の人に声をかける。
「えーと、見学ってここで良いんですか?」
「はい、そちらからどうぞ」
 二枚目のドアを開けると、警備員パート2。
 んー? どっかで見たことのある、長方形の門と、盆。
「金属のものがあったら出して下さい、携帯電話とかも」
 セフティチェックか。
 飛行機最後に乗ったのいつだったかなぁ。
 まあ東京証券取引所は、資本主義経済の心臓かふくらはぎみたいなところであるからして、社会主義系テロリストにとっては格好の標的であるし、欧米の転覆を狙うイスラム系テロリストにしても狙い目ナンバーワンだろうなぁ。政治家殺してもたかが知れてるけど、東証爆破したら首括る人山ほど出そうだし。
 特に危険物は見あたらなかったので、そのまま受付へ。
 パンフレットと、見学者章(名刺の入る大きさの名札)を貰って、見学開始と相成った。
 まずは株の取引やってるとこを見たいねぇ。
 本当言うと、十二時三〇分のちょい前に来て「休み時間→後場の寄り付き」みたいな切り替わりの様子を見たかったんだが。
 ……迷わなけりゃ、間にあったんだけど。
 さ、て、と。
 エスカレーターを昇り切ったところには、ホールが一つ。会社の決起集会だの何だのあるようで、上場企業なら借りられるってとこかなぁ、知らんけど。
 それから、先に進むと、東証プラザと称する、株価が見られる端末があったり、「株ってなあに」系の情報が見られるモニタがあったり、社会科見学とかで子供を野放しにするためのスペースみたいなのがあった。
 次に回廊を進んで行くと――。
 おっ、ガラスの向こうがどーんと開けており、円柱型のガラスの中にマーケットセンターが。
 よく、テレビとかで流れるアレだ。端末がずらりと並んでいて、仕事をしている。
 はっきり言って、地味だ。動きがない。
 昔の指を三本立てて井桁を作ると「三井」みたいな事をやって、証券会社の連中がひしめき合って売り買いする光景はなくなっているんだな――というのは、流石にもう山ほど言い尽くされているとは思うが。ネットが整備されているせいで、サーバで自動処理出来てしまう訳だな。
 ……とすると、そこな人々は一体何をやっているのか、という疑問が湧かないでもないが。
 自動では手に負えない部分を補うメンテ要因? それとも、何か直接やらにゃいかん取引もあるのかな。
 その中で、一番動きが大きいのが上の方にある「チッカー」という、輪型の電光掲示板だった。
 出来上がった株価が、流れて表示されるんだけどもねぇ。
 目、回りそうなんだな。
 何分数が多いので、こうでもしないと全部表示出来ないって事なんだろうけれど。でも、取引が活発になると回転早くなるらしい。新入社員とか酔うんじゃないか?
 他に、テレビカメラもあった。意外でも何でもないが、放送局が詰めているそうな。
 細々した見学者用説明書きを見た後、下のインフォメーション・テラスを覗いてみた。
 情報端末と、証券関係の色々な本が並んでいた。四季報なんかもあった。
 上場企業からの報告書のようなものも閲覧出来る。
 ゲオのもあるかなぁ、と思って捜してみたが、それは見つからなかった。置場所が違うのか、単に出してないのか。
 これで、大体一回り。
 休憩所で茶とおにぎりだけ食べてから、最後に証券資料ホールを覗いた。
 証券の史料がずらりと並んでいる。株券やら公債やら徽章(通行証)やら、様々だが、展示スペースが狭くて詰め込みすぎではあるなぁ。

 そーして見学者章を返して、東京証券取引所を後にした。
 そうそう、ぐるりと回り込んだら、正面玄関が見つかった。入ろうとしたら取り押さえられるんだろうけど。
 兜町の由来であるところの兜神社も、すぐ側にあり、一応お参りをしておいた。正確に言うと、由来書きが無料配布してあったので、お礼がてら賽銭を入れたのだけど。
 まあ、小さい神社だな、これは。こんなとこだから、大きな場所は用意出来ないだろうけど。

 後は、折角東京に来たのだし、秋葉原でも覗いていこう、と、ぶらぶら山手線方面に歩いていると、日本銀行にぶつかった。
 彫刻の類が凝っていて、ちょっとタイムスリップでもしたような風景だなぁ。
 しかし昔はよく、こういう金のかけかたが出来たもんだなぁ。
 うーむ、外の塀ががっしりしてて、鉄の大きな扉があって、詰め所があって、建物はあんまり見えないなぁ。
 これってつまり……。
 要塞だ。
 日本銀行もまた、テロの標的にはもってこいだもんねぇ。
 結論、兜町近辺には、長居するもんじゃない。
 間違いない。
 気を付けろ。
 って、それは長井だ。



2005/2/19
 知り合いの結婚話がちらほらと。
 第二次ベビーブーム世代が、適齢期の限界値に達しつつあるから、とか、例の言葉先行「勝ち犬、負け犬ブーム」の影響とか、穿った見方もあるが、ともかく目出度いこと。
 で、自分はどうするか、みたいな話の展開になる訳だが。
 したいヤツはすれば良し、したくないヤツはしなければ良し。
 年齢がどうとか、年取ったら寂しいとか、そういうまことに利己的理由で漠然と「結婚相手」というのを欲しがるのは、相手に失礼な話だと思うんだがなぁ。
 少子化?
 どこが?
 人口なんて、50億から60億人に増えてるってのに。
 日本? 知らんよ、そんな、戦争一発で変わるような下らん括り。俺ら、人間でしょ。



2005/2/14
 ゲームやら仕事やらで、気ぜわしい日々。
 まあ、忙しい事自体は悪くないな。

 コミケの申し込みは10日に出した。
 しかし、改めて思うけれど、あの記入項目の多さは何だ?
 住所氏名はいーわな。
 ジャンルコードや、サークル内容が短冊にも必要なのも分かる。
 でも、情報取りとしか思えないアンケートまで、本紙と封筒に書かせるのはねぇ?
 入力を両方でするわけでもなかろうに。
 開封前に書類不備でふるい落としたいから、でもなかろうし。
 まあ、会社の類が、端から見れば無駄な事を後生大事に続けている、なんて事はままあるけども。

 

2005/2/8
 コミケの申し込み受付期間になったので、木曜辺りに出す予定。
 つーか、木曜しか出せる日がないな、よく考えると。
 金曜は祝日だし。
 医者行く予定あったから、ついでに行こう。
 しっかし、医者は待たせる時間が長くていけない。
 よーするに、そこが、人が医者から足を遠ざける原因の一つだと思うのだが。
 ……まあ、行政としては人が医者に来ない事の方が嬉しいのか。



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