月記帳
今後の株価はどうなるか?
2006/1/29
巡り合わせ、というものがある。
行こうと思っていても、「何となく」行けていない場所がある。
電車で一時間もかからない距離、予算で5000円に収まってしまうような場所。
そんな、千年続く道路の中の、一度も踏まれていない箇所のようなものを探訪、再発見するのが「遠くへ行きたい……って訳でもないんだが」です。
さて今回は、数年前から気にかけていながら、なかなか行く事の出来なかった、「年越し」です。
なに、お前は年末年始とヴァナ・ディール(FF11)でウロウロしていただろうって?
そっちじゃない年末年始。
旧正月です。そう、横浜中華街の春節であります。
どうも中華街の旧正月は、新暦の正月以上に賑やからしい、そんな噂を聞いてから幾年月、行ってみよう行ってみようと思いつつ、気が付いたら過ぎているという有様だったのだが、今回、ネットでぼやぼやと調べていると、なんと土日をまたぐ事が判明した。
必ず休みになる新暦の正月と違って、翌日が重要になる旧正月。これを逃したら、十年単位で先になってしまう。
正しく今が機。
さて、行くとなると、帰りの足が心配になる。
ここは強い味方のYahoo!駅すぱーとで、関内――海老名の終電を検索する、と。
23:56 関内 発。
……朝出発の日帰りの七夕ツアーなんてネタが、かりあげクンにあったなぁ。
1時過ぎから深夜バスが相鉄で出てはいるけれど、平日のみ。
よーするに、帰れないって事なんだな。
となると、宿を取るか、さもなきゃ漫画喫茶で過ごす、だ。が、まあ始発までのたった五時間の為に宿を取るのも億劫だし、金はかかるしなぁ。動きも限定されてしまうし……。
そうだ、誰か他に参加者でもいれば、朝までどうにか間が保つんではなかろうか。
という事で、QBOOKSの掲示板で声をかけてみると、唯一、QBOOKS運営代表であるところの蛮人Sさんが乗ってくれた。
イカスぜボス、物好きボス!
後は当日を待つばかり――だったのだが。
前々日から何やら喉が痛くなり始めた。
……っと、まて、こら。
冗談きついぞ。
イベントごとになると熱を出す子か!
翌日も治りはせずに、ともかく半日寝て過ごし、当日。
……喉は痛いままでしたとさ。
まあ、仕方ない。仕方ない。呑んで騒ぐという部分をパスして、正月の賑わいを見たらすぐに漫画喫茶辺りでごろ寝してしまえばいーのだ(最早、人を誘った意味が、半分ぐらいどっかへ行っている)。
そもそもこれって、ある意味仕事に属する事なので、多少の無茶は仕方ない。
しかしなー、最悪の場合、喘息とか出るからなー。あれは明らさまに周囲に心配かけるからなぁ。まあ、最近は確実にコントロール出来ているので、兆候はないけど。
ともかくバイトが入っているので出勤した。空調を強めにして身体を温めつつ、薬用のトローチをなめて喉を守る。
それから、終わったらさっさと帰り、軽く夕食を食べて後は出発時刻まで眠る。
九時出発のつもりだったのだが、そう都合よく眠れるものでなく、八時ぐらいで目が覚めてしまった。
で、悪化はしないまでも改善したとは言えない体調で、今日明日を乗り切る方法を考えるとはなしに考えていると――。
待てよ。
相鉄の終電って、海老名止まりだっけ?
確か、かしわ台の操車場で終わりだったような?
やおら起きて、駅すぱーと検索。
0:12 関内 発
0:10 石川町 発
あった!
日付変わってから、急ぎで帰れば家に帰れる。
よし、そういう方向で行こう。
蛮人Sさんに電話をかけ、「日付変わったら、さっさと帰るのでよろしく」との旨伝える。気を悪くしたかも知れないが、帰れるなら帰りたいのは、もう偽らざる心境なので、(極めて利己的に)仕方なし。
そうと決まれば、帰りの足を考えて、自転車をかしわ台に置かねばならない。
いつもより遠いので、さっさと出発して、と。
かしわ台に到着。
駐輪場がコインパーキング型でなく、イマイチ使いづらそうだったので、向かいにある明らかに自転車放置に使われているっぽいセブンイレブンの駐輪場に置く。ただ置くだけというのも何だし、リゲインを買って飲む。こういうのが効くと思った事はないが、気休めにはなるだろう。
それから、相鉄線に乗り込み、横浜で根岸線に乗り換え、石川町で下車。
さてさて。
問題は、どれぐらいで中華街から駅まで戻れるか、だ。
距離的に石川町駅の方が近いのだが、土地勘がイマイチだし、下見をしておこう。
切符をもう買っておいて、石川町から中華街までの時間を測りつつ歩く。
だが、高速道路や線路、川が集まっている部分のせいで、イマイチ真っ直ぐ進み難く、横浜スタジアムのライトが見えた時には、十五分ぐらい過ぎていた。
が、中華街の門の真向かいに、「石川町→」の看板があり、帰りはどう考えても迷いそうもない。
改めて測ってみると、五分ちょい。
いける。
よしよし、帰れるとなれば、話は簡単だ。
心安らかに、見物が出来る。
中華街は、春節のディスプレイか、通常からそうであるのかイマイチ分からないが、赤いちょうちんが連なっていた。人はそれなり、各種店の前で点心や栗を売っているが、特に模擬店の類が出ていたりはしない。
まずはカウントダウンの会場である、横浜中華学院を探す。
探す……探……見つからないな、どうも。
風水か何かを都市計画に採り入れてるのか知らないが、中華街は放射状に道路が通っているので、目的の場所が見つけ難い。
しかも学校が何軒かあるので、余計面倒だ。
まあもっとも、そんなに広い場所でもないので、ウロウロ歩いているうちに、見つかったが。
なるほど、関帝廟にくっついてるのか。
関帝廟は、お参りに来る人が多く、賑わっていた。かなりゴージャスな装飾をしている(これはいつもか)。
実際、中華街のディスプレイは年中正月みたいだが。
歩いていると、道行く人々の会話が、日本語だったり、中国語だったり、時折英語だったりして、ちょっとした万国感が楽しい。
十一時近くなって来ると、物売り系のスタンドが店の中に引っ込み始めた。
勘違いしそうになるが、確かに「彼ら」のお祭りなので、商売をする方が少数派になる訳だ。
日本で考えたって、元旦の夜に商売する店は、コンビニか露店ぐらいのもんだしねぇ。
さて、そろそろ待ち合わせ時間なので、蛮人Sさんと合流しよう、と、関内駅に向かった。
あれ? 列車の到着時刻になったけど、来ないなー。
電話をかけてみると――。
「ごめん、道を間違えたから、もう少しかかる」
ん? 道?
???
もう少し待った後、改札とは別の方から現れた蛮人Sさん。
「この辺駐車場ないな」
自動車でしたか。
公共交通機関ばかりを考えていて、そういう考えはごっそり頭から抜け落ちていたなぁ。
帰り、送ってもらえる事となった。これで、旧正月風景を落ち着いて見られる。有難い。
自動車を改めて駐車場に停め、中華街へ。
0:00間近になっていたので、さっさか関帝廟もしくは横浜中華学院を目指す。
と――あれ?
なに、この人だかり。
一時間前とは打って変わって人だらけ。
道がすっかり埋まって、カウントダウン会場であるところの、横浜中華学院校庭には入れない。
なんと、こんなに混むとは。
仕方がないので、辛うじて関帝廟が見える辺りで、立ち止まり、年明けを待つ。
しかし、その人混みの中を、自動車が通るって、どうよ?
交通規制ぐらいすればいいのに。
日本の警察の融通が利かないのか、実行委員会が申請を出さなかったからなのか分からんけど。
そして、ほどなく、バラバラと爆竹の音が。
ん? 年越し? ん、まだ?
まだか。
「カウントダウン!」
ん? いいのか、それで、大丈夫?
たまに、嘘言うヤツいるからなぁ。
あ、みんな始まった。
六、五、四……日本語なんすけど、いーんでしょーか。まあいーのか。日本だし。
三、二、一、〇、おめでとーー。
同時に激しい雨音のような爆竹の音が、バラバラバラバラ。
おー、すげえすげえ。
関帝廟前は、人が通れそうもないので、一旦離れて他の場所を見る。
と、言っても、店の類はほとんど閉まって――ん、そこのにーちゃんたち、しゃがんで何を――。
ダダバダダバ!
爆竹かっ。
って、そういう普通の歩道でやんのね。
道交法とか消防法とかいーんだろうか。
日本の玩具爆竹よりも遥かにサイズがでかく、音もでかい。しかし、中華街の住人の絶対数は少ない訳だから、微妙にまばらなのが、寂しいような逆に不意を打たれて驚くような。
爆竹の不意打ちに驚きつつ、取り留めなく歩いていると、また人だかりを発見。
あの長くて鎌首をもたげたようなのは――獅子舞だ。
人混みにあって、あの高さという事は、下にもう一人いるんだな。
あんまり派手に動いたりはしなかったけれど。
家の前で一通り舞って、「はい、おしまい」みたいにやっていたから、多分一軒づつ廻って行くんだろうなぁ。
そうそう、獅子舞がアクションを起こす度に犬の鳴き声が聞こえた。なるほど、干支は共通なんだな――と、思っていたら、近くの見物客の連れていたダックスフントだった。紛らわしい。
後は、蛮人Sさんの車で、かしわ台まで送って貰い、三時前には家に戻れた。ありがとう、ボス、お陰でじっくり見られましたぜ、うん。
別件。
お陰様で、ベスト・ショートショートでマスターになりました。
で、副賞のコバルト一年分の今回分の号が送られて来るのを待っていたら……来ない。
なんでだ、と、思って、立ち読みしてみると、マスターの副賞がいつの間にか「記念品のみ」になっていた。
……まさか、楯もないんではあるまいなぁ。
ちゃんと続くのか、このコーナー。数少ない金蔓なんだけど。
2006/1/25
ラジオを聞いていたら、井筒監督――だと思うんだが、彼が、「ホリエモンはけしからん、やはり額に汗して働かないといかん」という風な事を吠えていた。
アクセスでは聴取者か誰かが「ゲーム感覚での投機はけしからん」みたいな事も言っていた。
で、今日の朝日新聞を読んだら、「ホリエモンは違法性をもって逮捕されたに過ぎず、ホリエモン的なもの全てを批判するのは見当違いである」という論説が載っていた。
まあ、そういうこっちゃね。
それと、今回大打撃を受けた人は、「ゲーム感覚」じゃないでしょ。
ゲームには「勝ち負け」がある。負けへの覚悟が全くなく、人生揺らぐぐらいの大金(信用取引なんかも含めて)を注ぎ込んでいる点で、むしろ投機を「仕事感覚」にしてしまった、極めて真面目な連中が痛手を被ったんではないかねぇ、とか何とか。
大体が、今回「ホリエモン的なゲーム感覚で結局大損こいた本業もロクにしていないニート的投機家」と言われがちなデイトレーダーにしてからが、むしろ損をしとらんと思うのよなぁ。デイトレーダーってのはその日のうちに買って、売って、利益確定して、「宵越しの株は持たねえ」ってのが基本なので、取引時間外で起きたゴタゴタでは損をする道理がない。損をしたマヌケは、デイトレーダーではない。
まあ安部譲治や中島らもだって、逮捕されてんだし、ホリエモンは逮捕ネタで芸人かなんかになって復帰するんじゃないかと踏んでるんだけどねぇ。何となく。
2006/1/20
映画『スーパーサイズ・ミー』を観た。
一ヶ月マックの商品を食い続けると、死にそうになるというアレだ。
まあなんつーか、喰う量(LLの更に上のスーパーサイズを勧められたら断らないルール。最初、食べ過ぎで吐いてた)からして無茶があり、そりゃあそうだろう、という結果になり。
若干の意外性としては、中毒性というか依存症というか「食べない時は沈んでいるが、食べている時は幸せな気分になる」という現象ぐらいか。
ファーストフードはそういう喰い方をする為のものではありません、というのは、自分は「何となく常識の範囲」で分かっている訳だが、それは一つの文化的思考ってヤツに過ぎないのかも知れない。
アメリカが訴訟国家訴訟国家言われているけれど、この手の訴訟が全て決着した暁には、常識をカケラも持たない、つまりは赤ん坊でも一人暮らしが出来るような、ある意味理想社会になるのかな。まあそういうのも悪くはないが。
PS2版『ウィーザードリィエクス』プレイ中。
日々是経験値稼ぎ&アイテム集めは、FF11と似通っていなくもない。
それでも、なんとなくプレイしている。
最初は、メイン六人だったが、アイテム鑑定用の予備キャラを増やし、鑑定失敗時の恐慌治療の僧侶を増やし、他のクラスのキャラも欲しくなって増やし、としているうちに、コンクェストの概念がある事に気づき、更に二軍、三軍を作って、キャラ数二十を超えている。
コンクェストというのは、各拠点にキャラを置いておくと、無駄な敵が減ったり、僅かながら給料(経験値を買う事も出来るので、重要性がなくならない)が入ったりするというシステム。キャラを増やす行為を否定しない、実にウィズプレイヤーの心情を心得たやり方と言える。
それだけのキャラをオリジナルでは作るのは大変なので(作れないとは言わないが)、そこらの既製作品から名前を借用しまくった。シスプリとかネギまとか……いや、あんまりもっさいパーティも嫌だし。百人ぐらい作れるらしいから、更にいくつか作品を引っ張って来ると良いかも。
で、現在プレイ時間六十時間超。最高レベル十八。ストーリー進展、ほとんどなし。
話を先に進めるよりも、キャラを作って育てたり、アイテムを集める方が楽しいという、実に懐かしのウィザードリィ的設計だ。つくづく。
2006/1/11
殺人の時効を検索していたら、殺人の時効が二十五年に延びた事に今さら気づいた。
ついでに、時効の是非を論じている板がヒットした。
殺人犯の時効が来そうだ、来る、来てしまった、みたいな辺りのものだったのだが。
時効なんてなければいいのに、と、いう論調の人が結構出る訳だ。
確かにそこでネタにされている最悪の事例を見る限り、その「彼」に、時効という恩恵を与えるべきではないように見える。
でも「時効なんていらない!」と、言い切ってしまう人って、どうなんだろう?
一番簡単な話をすれば、時効がなければ倉庫が証拠品で溢れてしまう。証拠品を処分すれば、何を根拠に犯行を証明するのか。
仮にこの例に辿り着かないとしても、時効が何かの為にあるのだろうと思い至れば、決して安直に「いらん」とは言えないし、言うとすればそれなりの覚悟(「証拠品保管用倉庫を作る為なら、幾らだって税金払うさ!」)というものが必要だろう。
「結論は、いるかいらないか二つだけだろう! グジグジ迷ってないで即決しろ!」
松岡修造とかが言いそうだけど。
二者択一は、判断時間の速力は高めるが、思考力は弱める。スポーツはそりゃ、失敗しても死ぬ事は少ない。そこそこやり直しも効く。だが、政治や司法やその他人生における様々な事は、生命、財産に直結する。
迷い、戸惑いは、理由があって生まれる。そう簡単に断ち切ったり、捨て去ったりしてはいけない。可能な限り解きほぐすべきなのだ。例え完全にほどけなくとも、前述のような軽率な言葉は出なくなるだろう。
2006/1/6
住友生命のCMの音楽ロゴ訴訟の話。
住友側は「あんな短いもんは著作物じゃねえ!」とか開き直っている様子だが、だったらどうして「作曲家」に「有料」で「依頼」したのか問い詰めたい。激しく問い詰めたい。
担当者かCMに出た役者が何となく思いついてそのまま使ったてんならともかく、これでは全著作者を敵に回しているに等しい態度じゃないか。
開き直るのだとすれば「こちらは完全買取のつもりだった」と、言い張るのが適当だと思うけどなぁ。
2006/1/5
宇宙船内の映像を出した、カップヌードルの宣伝。あれは音楽との相乗効果も相まって、カップヌードルっつーか、世界平和の宣伝のようであり、いい意味で泣けてきそうだった。
宇宙船内で、地球の外で、あのおなじみのロゴがついたケースから、ちょっと形は違うけど確かに見た覚えのありそうなあれを出して食べる。
なんかもう、これは、人類じゃないか。国民でなく、族でなく、人類じゃないか。
そしてそれを成し遂げたのが、成し遂げつつあるのが、ジャンクフードの一角であるカップヌードルであるというのは、なんとも皮肉っぽく、しかし微笑ましい。
人間は、文明は発達させたが文化は発達させていない、といった認識から発する懐古論というものがあり、食についてもスローフードだの自然食だのという発想もある。
無論、ジャンクフードばっかし食う気はサラサラない。カップヌードルなんて、何年前に喰ったか知れない。
でも、文明が生み出したものが、何か人を大きく良い方向に動かせるのではないか、そんな気がするのだ。
人類全員に同じ釜の飯もパンもピザも食わせる事は出来ない。だが、「日清のカップヌードル」を、「マクドナルドのハンバーガー」を食わせる事は出来るのだ。出来ているのだ。
もう少しだ。もう一押し、人が気付けば、殺すとか恨むとかの連鎖が、断ち切れそうな気がするのだ。鎖にヒビは入っている。もう一押し。文明は決して非力ではない。
2006/1/1
定点観測と洒落込んで、寒川神社に行って来た。
八時三十九分海老名発という、端境っぽい時間を狙って。
――正月は親の起きる時間に合わせられるので、その後にちょいと。
自転車で行ける距離ではあったが、現地の混雑を考え、相模線を使う事に決め、それなりに時間を合わせて海老名駅へ。
途中、サティの前に人がいくらか並んでいた。後で分かったが、これはくじ引き狙い(有料、空くじなし、つまりは福袋と同じ)だった。
自転車を置き、駅へと続く遊歩道を歩いていると、相鉄の職員が寒川神社直通臨時バスの案内をしていた。すぐに出発するとの事だったので、乗ろうかと思いかけたところが、片道三百円という値段だったので止めた。百九十円と三百円の往復では、流石に。
JR海老名駅の券売機前では、往復切符を販売していた。買おうか買うまいか少々迷ったが、一昨日に行った時の宮山駅の様子(自動券売機一台、臨時切符売り場準備)を思い出すと、すんなり買える気もしなかったので、購入決定。
ホームに降りずに、上の風の来ない辺りで時間を潰すうち、列車が到着、乗り込んだ。
初詣客らしき人々が、座席にそれなりに乗り込んでいる。もっとも、立っている人がいない辺り、大賑わいではないが。
ほどなく、宮山に到着した。
この程度の人数だからか、臨時改札口が使われる事もなく、通常の改札から外に出る。
帰りの時刻を確認してから、出発。
正月の朝だけあって、車はまばら。
その上、橋が通行止めになっており、バス以外は通れなくなっていた。
イメージしたよりは空いている。まあ、普通は朝ご飯食べてる時間だろうし。
更に先に進むと、露店が見えて来た。
シシカバブとチョコバナナと……でも店の人がいない。
人通りが少ないうちは、開店休業なのか。特に隅っこの方だし。
それから左へ曲がって、一昨日入ったのと同じ入り口から――。
閉鎖中かよ!
そっか、閉鎖しちゃうんだ。露店の配置とか色々あるんだろうけど、それにしても、出入り口が少ないとその分中の混雑が増しそうな気がするんだけどなぁ。
仕方がないので表に回ってそこから入った。
参道はなかなか人がいる。コミケのコスプレ広場の二割ぐらいはいるかも(それは多いの?)。
そのまま進んで、賽銭投げ場へ。
ああ、周囲ぐるりとお守り売り場になってる。この前来た時は一箇所しか開いてなかったから、差が顕著で面白い。
そのまま外に出て、神社周辺を廻ると、道沿いにそれなりの密度で露店は出ていた。
再び境内に戻って、露店の見物をする。駐車場や、ただの通路だった場所が、露店でぎっしりになっている。
露店というと、綿菓子屋の袋や、お面屋に流行りが現れるものだが、近くを通りかかった子供がたまごっちの絵の入った綿菓子を随分欲しがっていた様子。それが今の流行りなんかな。正直携帯ゲーム系は興味ないしなぁ。
一通り見終わった後、参集殿で土産物屋を見るだけ見て、後は参集殿駐車場に用意されたかがり火にあたりながら、持って来ていたバーボンなんぞをちびちびやりつつ十時三分発の列車に合うように時間調整をしながら、宮山駅に戻った。
宮山駅に戻ると、片方の臨時出口と臨時切符売り場が稼動しており、丁度到着していた列車の客をわさわさと送り出していた。
今からが本番、ってとこだったんだな。一足早くて助かった。
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