思い立ったが随筆


 日々思う由無事を書き連ねています。



 月記帳 バックナンバー

2006/5/29
 『言わねばならん、という事もあり』

 ヤフーニュースに、君が代の替え歌の話が載っていた。
 『不思議な第三惑星』方式で、君が代の内容と音は似ているが、歌詞の内容は反戦歌というタイプの英語歌でである。これなら、威力業務妨害には問われない筈である。
 で、高橋史朗・明星大教授(教育学)のコメントは、「陰湿な抵抗運動」で「面従腹背」である、との事。

 えーと。
 国歌国旗法における、君が代の定義はこれだけ↓
「第二条 一 国歌は、君が代とする。 二 君が代の歌詞および楽曲は、別記第二の通りとする」

 別記は歌詞と楽譜だけであり、別に歌わない事に罰則があるとか、卒業式で歌えとか、そういう記述は一切ない。
 なのに何故、生徒の何割が歌ったであるとか、声量がどれだけであるかとかが、教師の進退に影響する、つまり、実質上の罰則を伴って運用されているんだ? 処刑しないから、懲役を科さないから問題ないって? そりゃ「えー、タロウ君のランドセルをかくしたりしてません。ほら、池のよく見えるところに沈んでるでしょ」とか言う子供と一緒の言い訳、これこそ陰湿だ。
 その上面従腹背って。本気で言ってんのかね? 「こら四谷君! 廊下を走るなって言ってるでしょう!」「えっ、ぼく、走ってません」「歩いて見せてるけど、本当は走りたいと思ってるでしょう、先生は分かってるのよ! 悪い子ね!」とかいう、自由主義における一番悪とされる内面への干渉じゃないか。

 罰則なき強制に正当性はない。
 それでも、見せかけの愛国心とやらの化粧で国を覆う為に、国歌の強制をする訳か。
 気がつけば、愛国心にがんじがらめにされている。
 売国奴、非国民という、何一つ法的根拠のない中傷が、進学機会を、就労機会を、社会的信用すらも奪う。雰囲気と常識がいつしか法を越える。法を越えなければ抑制されなかった筈の人権が、法を越えなくても抑制される。
 で、そんな風潮に流された古き良き時代に何があった?
 愛国心に曇った目で勝つ当てもない戦争おっぱじめて、何人死んだ? でもそれが新しく豊かな社会を作る礎になった?
 アホらしい。
 その礎は死んだらしまいだが、礎が殺した相手の恨みは、生き残ったものにかぶせられる。そーして、自分では殺してもいないのに、殺される側だ。
 考えてみなよ、自分の死を、手を叩いて大喜びするヤツが、世界のどっかに数百万人単位でいるって事を。
 御免だね。
 恐ろしい。
 勇気ある愛国者より、臆病な豚であれ。
 今ならまだ間に合う、多分間に合う。少なくとも、この記事が載っている間は。



2006/5/26
 『もう既に』

 愛国心が憲法に載ったら、国旗国歌の例に倣い、愛国教育の名の下に、「生徒本人の殺傷を伴わないから強制ではない」という口実で、主に教師やその家族の就労・結婚の機会を犯す形での強制が行われるかも知れない、と、思っていたのだが。
 どうも、もう成績表の評価項目に愛国心が含まれる項目があるし、数年前にも同様の事があったとか。
 定義が紛糾している気がするが何の事はない。

 愛国心というのは、国の命令で(特に戦争で)死ぬことを厭わない心だ。

 違うと言うなら別の説明を考えてみるといい。上記一文より長くなるようなら、その時点で余計なごまかしが含まれている。家族愛、隣人愛と混同をせぬ事。
 国のために命を懸ける。それは一見英雄的であるが、何のことはない、命令を下すのは政治に携わるただの人間だ。
 ただの人間ではなく、郷土だ国土だ何だ言うなら、何故そんな事を憲法に載せたがる? 誰が得をする? 地面が喜ぶか、そうか、植物が語りかけるとよく育つように、国土もよく育って、沖ノ鳥島が二つも三つも生えて来たりするか。
 んな訳はない。
 愛国の時の「国」は、人、つまり国民だ。そして、国民の舵取りをしているのは、国民の代表たる政府・政治家だ。
 そして、もっとも命を投げ出す事が多くなる機会、つまり戦争は、政治家の交渉の失敗だ。
 失敗ではなく外交手段の一つ、という意見もあり、それはかつて事実であった訳だが、果たして「こいつぁ正しい、全然間違いなかった、バンザイ!」という戦争が、過去を振り返ってどれだけあったろうか。名誉革命ぐらいか、それも違うか? 少なくとも、戦死者とその周辺で喜んだ奴がいるか? 戦争はするしないで言うなら、しないで済ませる方が良い、というのが世界の潮流と認識している。
 失敗するような政治家は無能だ。
 無能を許し、己が犠牲になるなんてのは、だめんずうぉーかーレベルの話だ。
 そしてこのだめんずに出会った時、愛国心は発動する。無能で断罪されるべき政治家を大きな愛で赦してしまうのだ。
 何の事はない、愛国心を憲法に盛り込むのは、政策失敗の免罪符を仕込んでいるだけなのだ。
 徒然草に曰く、矢を射る時には、二本の矢を用意するな。
 逃げ道を仕込んでの外交交渉が、一体どれだけお粗末なものになるか。

「愛国心はないよりあった方がいいでしょ?」

 本当に?



2006/5/22

 『遠くへ行きたい……って訳でもないんだが』

 茨城も茨木も、いばらきらしいが、どうもしっくり来ない。
 正直いばらぎの方が響きが自然な気はするんだが、まあそれはそれとして。誤用というのは、一体どこで広まったんだろう。一〇年とか二〇年とかの比較的「最近」に、訂正として「いばらき」という呼称を耳にするようになった気がする。で、調べてみると、茨城弁では「き」が「ぎ」に濁る事があるらしい。はあ、なるほど(住人でもないので、別に意見は表明しない)。
 つことで、今回の「遠くへ行きたい……って訳でもないんだが」は、最寄りの茨城・つくば市です。
 嘘です。
 秋葉原直通・つくばエクスプレスの旅、です。

 つくばと言えば、エキスポ85。
 コスモ星丸ですな。
 小学生の頃に、家族とえらい時間をかけて行った覚えがあります。
 後は、えーと、なんかのパビリオンの長い行列に並んで、ヒエロンが配られたけれど、一〇分ともたないで、なんじゃこれはと思った気が。あれ、冷却剤であって、保冷剤じゃないしね。
 で、入ったパビリオンは、3D系が売りだったらしいが、カメラワークが派手(乗り物酔いを誘うような、ジェットコースター的映像)なだけで、別に特別な技術を使わなくても見え方に変わりがなさそうな、まあ子供が見てさえ子供騙しっぽい代物で、ガッカリした覚えがある。
 面白かったのは、アメリカ館で、パソコンで写真の画像処理(今思えばペイント並)なんかを実演して見せていた。あの頃は、MSX2が出るか出ないかという時期であったから、随分未来を感じたものである。
 と、まあそれぐらいか。

 つまり、別につくばに行くのは一応初めてではない。
 が、秋葉原からのつくばエクスプレスには乗った事がないから良いのだ。初めてには違いないのだ。これでいいのだ。ぼんぼんばかぼん、ばかぼんど。

 ではでは、例によって駅すぱーと検索。
 代々木上原から北千住でつくばのルートだと……1670円。
 新宿から秋葉でつくばのルートは……1790円
 高っ!!
 なんじゃそりゃ。
 内訳を見ると、つくばエクスプレスだけで1000円、1150円。
 ……つくばエクスプレスが妙に高いのか。
 見かけたポスターには、所用時間しか書いてなかったからなぁ。
 で、片道二時間超。
 うわ……。
 これでも近くなったってんだから。
 もひとつ遠いなぁ、つくば。

 かなり時間がかかるから、朝それなりに早く行かんとなぁ。
 といっても、現実的なのは9時頃だろうけれど。
 ええと、列車は……出発時刻で検索すると、8時59分発、9時7分発。本数は割とこまめに出てるのか。

 そして当日、日曜日。
 8時過ぎに目を覚ましたが、洗濯物を干したりなんたりしているうちに、8時半過ぎとなっていた。
 急ぎ気味に外に出たところで、財布の中身が心配になる。確認すると、6000円とちょっと。
 交通費が往復の3000円ちょいだから、まあ足りるだろう。何より時間がない。
 それからあわてない程度に自転車を飛ばし、駅前サティの駐輪場に停めた時には既に9時となっていた。
 それなら9時7分に合わせればいいやー、と思って少々のんびり歩いていたが、これが意外と時間がかかる。こういう時は、ぐだぐだしているとどんどん遅くなっていくので、ちょっと急いで走ったりして、9時7分発に間に合わせた。
 電車に揺られ、代々木上原へ。
 代々木上原から千代田線乗り換え。
 ガルシン短編集など読みつつ。
 千代田線で北千住まで行った事はないので、大手町とかを越えた辺りから、窓の外の壁に付いた次の駅表示を気にしながら進む。
 程なく、北千住に到着した。
 やれやれ、次はつくばエクスプレスか。
 つくばエクスプレスは、つくばエクスプレスという線名なんだな。
 切符は1000円。どうもお高い。
 さて、ホームで列車を待つ。
 各駅停車の次に快速かぁ。
 待ち時間を見る限り、所要時間に大して代わりはなさそうだけど、そういうもんでもあるまいし……。
 と、考えていると、「つくばまで急がれる方は、流山〜でお乗り換え下さい」との放送が。
 おお、渡りに蟹(違う)。
 そうと決まれば話は簡単。
 やって来た各停に乗り込む。
 この列車は……地下鉄? いや違うな、地上に出た……けど、地下鉄? いや、地上に出たな?
 半分地下、半分地上なんだな。にしても、木が多くなって来たなぁ。
 しばらく進むうちに、流山セントラルパーク駅に到着。
 ええと……ここ、だっけ? 次の駅も流山だな。
 快速の停車駅なら大丈夫なんだけど、車内の電光案内表示には、その電車の停車駅と終点しか表示されない。
 仕方がないので、列車から降りて、停車駅の図を見る。
 あ、ここ各停しか停まらない。
 戻れ戻れ。
 セーフ、乗り直し成功。
 改めて、流山おおたかの森で降り、快速に乗り換えた。
 ガンガン進む快速、実際かなりスピードを出しているような気がする。
 乗りながらふと考える。
 今回の目的は、つくばエクスプレスに乗る事であるからして、よく考えるとこのままつくばまで行って、帰りの電車に乗ってしまえばいーのでは。そうすれば、電車代とか、少なめに抑えられるし。北千住では降りられないけど、秋葉原まで行けば降りられる訳だし。別に、キセル行為とかにはならないような気もするし。
 否否、たかが1000円、2000円惜しんでどーする。財布の中身が少ないせいで弱気になっている。念のための一万円とかあるし、全く問題はないのだ。
 その後、森がちだった場所を過ぎ、田園風景へ。それから、住宅地と来て、ようやくつくばへ到着。
 ふぅ、いやー、結構長かった。
 そもそも、2時間あったら新幹線で名古屋行けちゃうしな。いや、小田原からひかりだと、比喩でも何でもなく。

 さてつくば駅は、なんだかメタリック。
 流石は未来の駅――って、20年前の未来ってどうよ。
 改札の内側で、野菜売ってるし。牧歌的と言えば牧歌的な風景だが、売れるのかそういうのがこの場所で。
 さて、それでは駅の外に出て、と。
 広い道、ゴミの少ない歩道、計画都市の印象があるが、なるほど。
 ええと、エキスポセンターとやらが、ああ、こっちか。何しろ、駅から出たらすぐにロケットっぽい先端が見える。
 万博の時にロケットってあったかなー。でもあれに違いない。
 全く思い出せないまま、中央公園を歩く。
 池の脇に差し掛かった辺りで。
 何か歩く感触がおかしい。
 ……ガム。
 ガムを紙に包んでくずかごに捨てられないヤツは、スライムをかめ。あれなら、くっつかない。さもなきゃ、ガッツ石松を見習って最後のめ。のみこみにくけりゃ、チョコレートを一緒に食べれ。
 ったく、電柱にゲロ吐く方が余程可愛げがある。
 ああ、ロケットの全貌が見えて来た。
 本当にロケットだった。
 後で下から見上げよう。
 ええと、そこな建物が、つくばエキスポセンターか。
 入り口付近にトーマスの列車とかあって、何だか子供向けの臭いがするが、大きなお友だち一人で大丈夫だろうか。
 ……自分、東京ディズニーシーとか独りで行ってたろうに。
 ごもっとも。
 特別展示で素粒子の事とかやってるみたいだし、まあ小さなお友だち置いてけぼりな箇所もあるようだから、問題ないか。
 入場料300円なり。
 もぎりのおねーさんが、ちょっとエキスポっぽい服装だった。
 まず目を惹くのが、故障中の万博払い下げのロボットと、人工衛星もも1号。ロボットはともかく、人工衛星は、これ、使ってたヤツなのかレプリカなのか? はっきりと書かれていなかったし、レプリカか。
 特別展の『素粒子の世界を拓く』を見物。
 はぁ、パネル展示な訳ね。
 ――見ている。
 ――見ている。
 ――見ている。
 えーと、次は(難しかったらしい)。
 ちょっぴりは分かるんだが、あくまでちょっぴりしか分からん。
 腰据えて理解しようとしないとダメだな。
 次は、研究所で使っているスーパーコンピュータの基盤の展示。ふーむ、うちで使ってるマシンは80年代ならスーパーコンピュータ並なんだな。
 他に、エネルギーに関する展示。自転車をこいだり走ったり、いわゆる青少年科学館、ってところ。
 まあやっぱり子供向けだなぁ。
 と、思いつつ、奥へ行くと、増殖炉か何かのプロパガンダが流れていた。
 その内容はともかくとして。
 絵の森の背景に、浮き上がるような映像。
 おや、これは?
 熱海秘宝館で見た、あれと同じ技術が。一寸法師とか、浦島太郎とかのエロ話に使われていたハイテク技術がここに流用(逆では?)。
 他に、「あなたの指紋を音楽にします」という、まあ他愛のないもの。何らかの情報をデジタルに拾って、音と長さに変換するだけなんだから、指紋だろうが声紋だろうが心電図だろうが音には出来るだろうて。やってみたが、トラックボールが固まっており、操作がほとんど出来ない上に、出来上がった音楽はヴォリュームが小さくて、周囲の喧噪に完全に紛れる。ので、どんな音がしたのかは不明。
 他に、過去の万博会場模型があったので、今のこの場所がどこになるのかなぁ、と思って見たのだが、不明。
 その後、二階に上ってみると、こっちは宇宙が題材になった展示。
 マニピュレーターのシミュレーションとやらがあったので、やろうとしてみたが、レバーの持ち手が取れている上に物理的に動かず、開始すら出来なかった。メンテナンスは? ねえ、メンテナンスは?
 他に、月面車のプロトタイプかレプリカがあったり、ロケットの模型があったり。ああ、外に展示されているのは、H2ロケットなんだ。ちっこいイメージあったけど、生で見るとそりゃでかいわな。とすると、アポロ計画の月用ロケットは途轍もなくでかく見えるのだろうなぁ。
 一通りの展示を見て、エキスポセンターから出た。
 じゃあ、ロケットを下から見上げてみよう。
 と、思ったのだが、近くまで行く為の通路が塞がれている。
 ……どうもここの経営者、客のニーズが分かってないのではなかろうか。
 ロケットを一番でかく見せるのは、真下からだろうに。さっきの万博模型にしても、今ここがかつてのどこだったか、それが一番の興味のポイントだろうに。
 駅から近いし上に、団塊ジュニア世代の親子対象たり得るという、儲かる要素がたっぷりの施設の筈なのに、何をやってんだか。

 駅に向けて歩きながら、昼飯をどうするかなぁ、とか考えていると「インゴ・マウラー展」のポスターが。ん? デパートか何かの絵画商法か? この前なんか、手塚治虫展とかいってちょいと覗いてみたら、かなり絵画商法っぽかったっけなぁ。と思いつつよく見たら、つくば美術館だった。ああ、普通の展示か。
 美術館、博物館の類は、何となく入っちゃうよねー。特別展がなくても、常設展示とかちらと見るのも面白い。
 で、入場を。
 お釣りのないように支払え?
 だったらその380円という半端な料金設定はどうよ。
 つかそもそも、入場料を取るなら、客に釣りの心配なんかさすな。文化会館の事務所に「すみませーん、自販機に入らないんで万札崩してください」とか言われてるのと訳が違うんだぞ。
 ともかく、中へ入る。
 光の魔術師という触れ込みだが。
 確かに、光だ。
 電灯だけど。
 ショールームか、ここは。
 と、思ったのだが、色々見るうちに、結構愉快なものもあるあった。
 電球に羽を生やして鳥を象った代物で群れを作ったり、電球の振り子で影を動かしてみたり。
 へー、こういうの割と面白いな。
 で、常設展示はどこだろう。
 あれ?
 もう出口?
 特別展しかやってないのか。
 見落としじゃない……よなぁ?
 まあいっか、割と面白かったし。

 外へ出て、つくば駅へ歩く。
 ええと時間は――1時過ぎか。
 快速が11分に出るから……よし、昼飯は秋葉原で。
 11分に間に合った。
 秋葉原の吉野家で遅めの昼食をとった後、交通博物館の跡地を見に行った。
 交通博物館の象徴とも言える機関車と新幹線の前には工事用の塀が作られていた。上の方の半透明な部分から機関車が僅かに見えるばかり。
 当企画で取り上げた場所でもあるので、多少寂しくもある。
 鉄道マニアとかそういう括りではなく、町の一風景であったのだよなぁ。
 で、全くなくなるかというとそうではなく、大宮に移転になるらしい。
 そぞろの虫次第とは言いながら、行ってみるのも良いやね。
 2007年だから、来年か。

<出費>
交通費:440+230+1000+1150+160+480=3460円
エキスポセンター入場料:300円
つくば美術館入場料:380円
吉野家豚丼:330円
計:4470円 



2006/5/16
 『法改正と介護事務』

 今月は、介護保険で介護予防が始まって、障害者自立支援法が実施された後の、最初の請求月である。
 知らない人には、何の事やら、だろうけれど、簡単に言えば介護事業者の金の受け取り方が変わったのだ。
 んで、うちの事業所が間借りしている市営会館の管理者に、うちの法人がなった。こっちは、要するに市の費用削減とかそういうものの一環だ。
 その二つが一緒に来たので、何となく落ち着かない日々となった。

 まず、介護保険の場合は、請求ソフトの入れ替えがあった。色々大きく変わるから、別シリーズに、ついでにマシンも新しく――という事で、利用料請求用のソフトの移転が必要になり。また、新たな請求ソフトの操作を試したり、修正パッチが入ったり。
 障害の方は、一応今までの方法を引き継いでいるものの、自己負担の形式が変わり、今まで使っていたエクセルシートの随時改造となった。そして、自己負担額の決定も、何だかんだで当初予定の十一日から十五日までずれ込み、昨日即興で請求書作成エクセルシートをこさえ、利用者配布、ついでに引き落としデータの金融機関提出という流れになった。
 実際やっている部分は、それほど多くもないのだが、国保連のメンテやサーバダウンなどにも足を引っぱられ、どうにもこうにも拘束が長かった。

 まあ、新聞に載ってるような事が、直接影響するというのは、ある意味介護系の仕事の醍醐味と言えなくもないのだが。



2006/5/10
 『随筆転向』

 よく考えると、自分唯一の出版物はエッセイである。
 率直に言って、プロエッセイストと言えなくもないのだ。
 こういうのは言い張った者勝ちであるし。
 んな訳で、当コーナー(?)を月記ではなく随筆に変更とする。
 内容は、日々思う由無し事を書き連ねる事である。
 ――今までとどこが違うのか?
 なんと、今後はタイトルが付くのだ。
 そーして、随筆のつもりで書くのだ。
 なに、何も変わらん?
 まあどうなるかは自分も分からんけども。



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