思い立ったが随筆


 日々思う由無事を書き連ねています。



 月記帳 バックナンバー

2006  5月

2006/6/29
 『もう半分』

 PS2版『キミキス』は、一人当たり二シナリオの、隠れキャラ二人という、攻略しがいのあるボリュームなのだが、ワンプレイが短い事もあり、残すところ後一シナリオとなった。
 キャラクタ半分残っている、と言うべきか。
 主人公のキャラづけがもう少し格好良くても良いんじゃないか、とか、折角二シナリオあるんだから、星乃さんは「やたらポジティブになりました」というのと「本屋ちゃんで良し」に分岐すべきではないか、とか、夫をなんだからせいぜい旦那様までだろう、とか、IQ高いけど恋は理解出来ないってのは何十年前のキャラ付けだよ、とか、その学園祭は楽しみに待つ状況じゃないだろ、うどんの味見って一回ぐらいしかしてないんじゃないか、とか、うどんと言うと星のうどんという相鉄横浜駅内のうどん屋がやたら思い浮かぶんだよなぁ、とか、絶対アスカたんって言われてるんだろうな、とか、まあ色々ツッコミ処はあるが。
 総じて良かった。
 ゲームとして自分の任意で出来る部分がはっきりあるので、感情移入し易いってのが大きいかなぁ。
 ゲームはゲームでナンボである、と。

 で、PS2版『ワイルドアームズ the 4th Detonater』をプレイ開始。
 今は、未来少年コナンみたいな主人公が、空ののこされ島から落っこちて、さてどうするべぇというところ。
 まだはっきりした事は言えないのだが、イベントシーンでせっかくの3Dキャラを、2Dの絵で隠すのはどういう演出だろう。
 それから、これはFF11に慣れているせいもあるが、フィールドが見辛く、移動が妙にぎこちない。キャラクタをもう少し大きく見せてくれても良いと思うんだけどなぁ。
 ぼちぼち進めて行こう。



2006/6/15
 『遠くへ行きたい……って訳でもないんだが ライブドア臨時株主総会』

 6月は株主総会の季節である。
 ジューンブライドという言葉があるが、これは女神ユーノーに由来するとの説があり、また、ユーノーは女神ヘラと同一視される事もあるとか。
 ヘラというと、ゼウスの浮気相手に呪いをかけて不幸に陥れるという持ちネタで有名である。つまり、ジューンブライドとは、「浮気をしたら呪い殺す」という警告なのだろう。
 つまり、6月に行われる株主総会は「気軽に売買する株主、百代祟って許すまじ」という、会社側の純粋な願いが込められているのである。
 ――というようなホラはさておき。

 粉飾決算の容疑やら何やらで摘発されて以降、だらだらと値を下げ、しまいには上場廃止になったライブドア。
 どんなもんだろうなぁ、と思い、上場廃止が見え隠れしていた頃に、ひと株だけ購入した。
 株価は155円の手数料105円だったと思うが、ともかく合計260円。
 ひと株で何が出来るか、というものだが、実はこれだけで株主総会に出席出来る。
 上場廃止になろうがどうしようが、ライブドアが株式会社であれば株主総会は開かなければならないし、株主であれば出席する権利がある。
「えっ、それじゃあ、みんなでひと株づつ持ってたら、株主総会はえらいことになるんじゃ……」
 なったのです、昔。
 企業の公害問題やら何やらが取り沙汰された昭和中期、「一株株主運動」というのが起きたそうで、つまりは「けしからん会社の株を一株だけ買って、総会で文句を言おう」という事をやったそうな。また、「すみませんが、これでお引き取り下さい」というのを期待して潜り込む総会屋も、まだまだ大きな顔をしていた訳で。
 そこで、「単位株制度」というものが出来、株主としての権利が単位株以上の株を持っていなければ、制限されるようになった。その時に一般的だったのが、1000株1単位。今でも、株を買うなら1単位1000株だ、と思っている人が少なくないのはその名残。
 しかし折しも高度経済成長下、企業価値は給与以上にガンガン上がって行き、単位株分だとどんどん買い辛くなっていってしまった。これでは、一部の金持ちからしか金を集める事が出来ない。資本主義の消費層は、一部の金持ちではなく多数の中産階級な訳だから、そこから資金を集められないのは致命的と言える。
 その為、とうとう単位株制は廃止され、単元株制が導入された。こいつは、取引単位が比較的自由に設定でき、また同時に株式分割も容易になった。
 その為、大規模な株式分割なんてものも可能になった訳だが――一株株主が殺到する恐れ、という過去に解決した筈の問題が、分割をしまくったライブドアを襲う羽目になったのでした。
 めでたしめでたし。

 事前に報道もされていたが、ライブドアから届いた案内でも、会場は幕張メッセ。
 9〜11番ホールをぶち抜きで使用との事。
 幕張メッセと言えば、かつて恐竜博で行った場所。9〜11番ホールも正しく展示場として使われていた場所である。行った事のない人には、どうにもピンと来ないと思うが、ともかく広い。学校ではなく、市営とかの体育館を横に五、六個並べたぐらい広いのだ。
 何人来るか想像も付かないとはいえ、とんでもない規模の会場である。

 恐竜博に行ったのは数年前で、正直どんな路線を使ったかさっぱり覚えていないので、まずは駅すぱーと検索。
 色々と出たが、結局東京から京葉線で海浜幕張という、珍しくも何ともないルートが一番安い事が判明した。
 開始時刻は14:00だが、13:30ぐらいには到着したいなぁ、と思っていたが、どういう加減か13:06分の電車しか出て来ず、11:18分海老名発の予定となった。

 当日。
 出発前に、ちょっと書き物を済ませようと思っていたら――。
 何だかんだで11時過ぎ。
 急ぎで出発したが、自転車のチェーンが外れて更に無駄に時間が。
 チェーンが最近伸びて外れやすくなってんだよなー、後輪調整しないと。しかし、この安売り自転車は全てのパーツがボロい。まだ買って何年も経ってないのに、後ろの反射板は割れたし、ベルは折れたし、スタンドはバネが外れ、タイヤはツルツル、カゴも底抜けし始め、それから心臓部のチェーンもこれだ。次に買う時は、もう少しマシなのを探そう。ノンパンクのタイヤのヤツ、ちょっと憧れるし。
 到着した頃には、当然のように18分発の列車は行ってしまい、次の列車に乗る。
 快速急行ではあったが、やはり一本分遅いよなー。
 新宿に到着して、中央快速で東京へ到着。
 到着時刻は。
 12時25分かそこいら。
 ――ん?
 ふと、控えておいた時間を見る。
 東京発の京葉線は、12:37。
 間に合う――んじゃないか?
 間に合うかも知れない、行ってみよう。
 駅の中を進むと、「京葉線」の赤い表示。
 よし、こっちか。
 それからそっち。
 で、こっちに来て、と。
「京葉線乗り場まで520メートル」
 よーし、残り520メートル――。
 なんじゃそりゃああ!
 なるほどなるほど、そのせいで、駅すぱーとは前の電車を推薦した訳だね、ああそうかいそうかい、分かった分かった。
 走るさ、ああ走るさ。
 動く歩道の横を走る走る。
 他にも走る人の姿が。
 走って、階段を下って、下って、蘇我行き、蘇我行き――よし、あった、まだ止まってる!
 乗り込んでひと呼吸後にドアが閉まった。
 危ないところだった。
 ぜぇぜぇ……。

 列車は、計画都市以外の何者にも見えない海沿いの住宅地などを通り、海浜幕張に到着した。
 やはりそこそこの人数の乗客が降りた。
 「これみんな総会かねー」みたいな雑談をしている人もいた。
 海浜幕張は、一度来た事がある場所なので、目新しいものは特になし。
 駅のフードコートの吉野家で豚丼を食べたのだが。
 どこからか煙草の臭いが流れて来た。
 なんだよ、分煙出来てないのか?
 思いつつ周りを見ると、特に煙草を吸っている人の姿はない。
 とすると、この隣りに座ってる人から漂って来るのか。
 これを嫌と思うのは狭量ですか、禁煙ファシズムですか、そうですか。

 イマイチ旨くない昼飯を終え、幕張メッセに向かう。13:30ぐらいだから、悪くはない時刻だわい。
 ビルに張り付いたような通路を通り、ああ、見えて来た、幕張メッセ。
 やっぱり恐竜博と同じ場所だな。
 同じ場所だけど。
 入り口へ向かう通路に、報道陣がいっぱい。
 みんな手に手にテレビカメラを用意したり、マイクを持っていわゆるニュース映像のオープニングトーク(「株主の皆さんが、続々と会場へ入っていきます」みたいなもの)を喋っていたり。ただ、株主へのインタビューの類は特に始まっていない様子。
 こんなに来るんだなぁ、と、思いながら進み、中に入ると、黒服の社員たちが「ようこそ」という感じで所々に立ち、案内をしている。
 会場がでかいせいで、通路がロープだか鎖だかで作られており、受付も五つも六つも作られているが、株主の人数自体はまばらだ。
 受付で、議決権行使書を渡し、出席票と正誤表と250mlパックのおーいお茶を貰った。
 さてさて、ホールの中は、と。

 広いな、これは広いな。
 国際展示場の東館の片側をぶち抜いたのと同じぐらいの広さ(やっぱり分かり難い)。
 その広さの場所に、パイプ椅子がびっしりと並んでいる。どこ田大学の卒業式だ。
 後で聞いた話では、一万五千席あったというから、まあ推して知るべし。
 前面には白い演台が出来ており、両側には大きなモニタがある。このモニタは、左右に三つづつの合計六台用意されていた。
 椅子の間に出来た通路の所々に、社員が立って「いらっしゃいませ」という感じに頭を下げている。
 しかし、少し早い時間とはいえ、前の席の一割ぐらいしか人が入っておらず、後ろの方は誰もいない。
 会議系の集まりは、意外と振り向いて後ろを伺うという動作がし辛い(後ろの人と目が合ってしまうため)ので、ここは一つ。
 一番後ろに座ってみよう。
 延々後ろへ向かって歩く。
 歩く。
 歩く。
 歩く。
 「席は空いてるので、前の方に座れ」とか言われるかなと、ちょっと警戒していたが、そういう事もなく、一番後ろへ到着。
 周囲に誰もいなくて、完璧な貸し切り状態だ。
 いやー、広いや。
 後ろがちょっぴり空いているけれど、ほぼ椅子は床一杯。ちなみに、ちょっぴり空いた後ろは、サッカーが出来るぐらい広いが。

 座り心地がイマイチなパイプ椅子に座り、スケッチをしたり、本を読んだりしながら待っていると、ようやく総会が始まった。
 同時に、通路に立っていた社員たちは両側に寄って、社員席のようなものに座る。よく見ると、社員に混じって警備員もいた。まあ無理もない話。
 まずは、今回の粉飾決算だの何だのについての、内部調査の結果発表が一時間ぐらいあった。
 それから、議案の説明と、株主の質疑応答。
 の、段階で、やっぱり人が少ない。
 一番後ろにいるせいで、モニタ画面しか見えない。
 でもまあ、全貌を眺められる愉しみはあるので、あまり気にせず観察を続ける。
 株主の質問の聞き方は、流石に人数が多くなることを想定していたせいで、八カ所にマイクを立て、発言したい人はそこへ並び、「1番のマイクの方、2番のマイクの方」という具合に進める方法だった。割とよく考えられてる。
 ちなみに、今まで見た事のある株主総会の場合、ハンディマイクを社員が持って行くか、マイク一本立てて株主が喋りに行くかの二通り。
 で、この様子はインターネットでライブ中継されるとの事で、株主の顔は見せないし、希望があれば中継を中断する、という前置きがあって始まった。
 質疑内容については、株主が義憤やら私憤やら日々の鬱積やらを、この時とばかりに取締役にぶつける「ファミレスで水をひっかけられて怒鳴り散らす中間管理職オヤジ」的な発言やトーンが多く、その意味では典型的な落ち目企業の株主総会の様相を呈していた。それは株主総会の楽しみ方の定番の一つとも言えるが、まさか、この場での発言が本当にライブドアを動かすなんて思っちゃいないよなぁ? 「物言う株主」って、そういう意味じゃないんじゃないかなぁ。
「でも、実際に大金の損失が出たなら――」
 そうなんだけどさ。
 ちょっとそういう風に見えなかったんだよねぇ。発言者のうち、誰一人として「ライブドアで○○円損させられた!」みたいな言い方をする人がいなかった辺りね。
 あー、でも、やり取りが公表される事を考えると、株の動向に影響を与える可能性はあんのかな、ちょびっとは。まあ上場はされてない訳だけど。劇場型株主総会。

 議事進行については、議長の山崎代表取締役やら、回答によく駆り出されていた平松社長やらの受け答えはなかなか淀みなく、報道慣れしている。ゲオの沢田社長のたどたどしさと比べると、歴然である。ああ、でも松屋の社長は結構場慣れしてる感じがあったっけ。
 そして、質問者はまだ残っていたらしいが17時も過ぎた辺りで、採決が行われ、議案が可決された。
 強行採決と言えば強行採決なのかも知れないが、株主総会における正義は株数なので、本気で文句を言うなら大株主になるか、お客様や取引先としてクレームを出すか、社員になるかしかない、というところではなかろうか。少なくとも、ここでヤジを飛ばしても仕方ないなぁ。
 帰るべえと思って、前の方へ行ってみると、ようやく叫んでいる人の声が聞こえたが、まあ内容はよく聞き取れず。特に大声で叫んでいたのは、2、3人程度に見えたが、実際のところはもう一つ不明。ただ、大半の者は、「ああ、なんか騒いでるな」という程度で、さっさか帰っていた。
 五分ぐらい眺めていたが、特に何か進展がある様子もなさそうだし、会場を出た。途中、「お疲れ様でした」と、頭を下げている社員に、「恥ずかしいと思わないのか」という感じに文句を言っている株主もいたが、そんな相手にこんな場面で言っても意味ないんじゃなかろうか。ストレス解消目的だとしたら、随分と安っぽい人間と思われますぜ。
 出口のところでは、大量にあまった「おーいお茶」を社員が配っていたので二つ貰った。
 それから、外に出ると、報道陣がインタビューをしていたが、ジーパンに柄シャツ姿の自分は明らかに暇つぶしで来た不真面目な株主にしか見えなかったらしく、どこの放送局もちらとも声をかけては来なかった。
 その後、秋葉原で友人と待ち合わせて呑み、新宿廻りで帰った。
 取材のひとネタになり、おーいお茶を結局三本貰った訳だから、260円という投資はかなりお得だったのではなかろうか。

 しかしこのレベルの不祥事で、えらいことになった会社でも、総会ってのは大して荒れないもんなんだなぁ。
 荒れる総会、のイメージは、やはり総会屋によるものが多かったのかも知れない。


<出費>
交通費:480円+620円(帰りは別件含む為、片道を二倍する)
吉野家豚丼:330円
ライブドア株:260円(手数料込み)
計:2790円



2006/6/8
 『正統進化』

 ここしばらく、ゲームを買ってはハズレ、が続いていた。
 まあ悪口は素人にも言えるので、それはぐっと呑み込んでおいて。
 嗅覚が衰えたのか、時間的な余裕がないからか、等と思いつつ。
 PS2版『キミキス』を購入、プレイ開始。
 絵柄で一目瞭然だが、『トゥルーラブストーリー』の流れを汲む作品だ。
 ちなみに、メーカーはエンターブレインなので、全然当てにならない。詳しくない人に言っておくと、ゲームは販売会社と製作会社が違う事が多く、特に大手になると看板が一緒なだけで大して共通点がなかったりする。だから「コナミが恋愛SIMを作る」という場合、必ずしもときメモを続編や進化系を意味しない。無論、カラーみたいなものはあるが。
 で、トゥルーラブストーリーの場合は、販売がエンターブレイン(旧アスキー)で製作がビッツラボラトリーで、キミキスの場合はスタッフロールにビッツラボラトリーの名前が入っていたので、流れを汲むと言って間違いなかろう。
 念のため、絵柄は絵師次第なので、本当のところ当てにならない。プリメ4はシスタープリンセスとは関係ないし、FFはタイムボカンと関係ない道理。

 で、プレイしてみた。現在――八周目プレイ中。うち、バッドエンド一回。
 カレンダー表示される一ヶ月というプレイ期間、学校と家との往復の感じ、血縁の姉妹に聞く親密度、ネタフリが重要な会話システム、イベントではなく通常会話で発展する親密度、ガチでやれば一週間余らせて最終イベントにまで持ち込める自由度、不幸に付け込む事のないシナリオ、台詞と完全連動した表情・仕草。
 んー、初代のテイストをかなり残した感じ。
 良いね。
 正統進化と言える。
 ゲームの肝は会話システムな訳だが、トゥルーラブストーリーにあった下校会話システムを踏襲したもので、移動毎(一日四箇所)に発生する可能性がある。
 会話部分は、こちらの出す話題が、向こうの持っている話題に合致すれば会話成立、というもので、アカギのナインと近い(あんまり近くない。そして分かり難い)。  この会話が、その前に起きているイベントを反映していたり、そのキャラを上手く掴んだ受け答えであったりする上に、ダレるほど長い事もない。
 会話が肝という事は、キャラがきちんと立っているという事である。
 コージィ富田が有名になる前、タモリの物真似をしろと言われたら、みんな「今夜は最高!」とか「いいとも!」とかしか言えなかったのではないか。それは全くキャラを掴んでいない訳で、キャラを掴んで始めて「髪切った?」が出て来る。
 「髪切った?」によって、タモリの、毎日特に興味のない人に会う事に慣れている感じとか、細かいどうでもいいところに気が付いたフリをして話をテレフォンショッキングが終わるまでは適当に引き延ばす感じとか、その後に続くであろう会話を相対的に盛り上げて見せる為に逆に盛り下がりそうな弛いネタを選ぶ感じとかが、にじみ出て来る。
 謎の高級仕様に改造された制服なんかを着せて懐から札束が出て来るより、小遣いは三〇〇〇円なのだけれど「大金を持つのは良くないと言われてますから」と言わせる感じ。それだけで、逆に家の金持ちっぷりが伝わって来る訳だし、多分、それ以外の衣食住の部分で桁違いの金が動いている事が想像出来るし、成金ではなく金に慣れた家なのだろうな、というのも想像出来る。生きたキャラとして存在感を持ち始める。
 キャラクタをプレイヤーの身近な生きたキャラクタと思わせる事が出来れば、別に世界の危機を用意する必要も、大怪我させて不幸のどん底に叩き込む必要もない、幼年期の信じられないようなトラウマも要らない。ただ小さな、しかし本人にとっては重要なドラマを用意するだけで良い。他人の死は、身内の風邪と等価である、そういう事だ。
 一言で言って、職人芸。

 そりゃそれとして、一作目にも出ていた池澤春菜が出演というのも嬉しい要素だ。
 「愉快なお姉さん」という役どころがピッタリだ。
 結構な長台詞もあまり聞きダレしない。まあ、これはシナリオライターの腕と、多分演出家だか音声監督だかの腕もあるんだが。ダレるゲームってあるからねぇ。台詞に無駄が多過ぎたり、喋りが微妙に鈍かったりして。
 シナリオもやりすぎない程度に愉快でよろしい。
 唯一の問題は……当てているキャラの名が「まお」な事なんだが。
 ついで言うと「みつき」とか読ませるキャラもいるし。
 性別不詳のハンドルネームを使う知り合いが多いと、何だかなぁ。



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