思い立ったが随筆


 日々思う由無事を書き連ねています。



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2007/8/25 『コミケ雑感』
 19日にコミケにサークル参加した。
 売れ行きは、相変わらず今一つ以下。
 で、当方致しましては、相棒N君にスペースを任せて、例によってコスプレを見物に行ったりするのであります、と。

 コスプレ広場は西館の上なので、西館にスペースが来がちなうちのサークルには有難い。
 ターミナル方向へ抜けて、階段を上がるという、いつもの行き方。
 ロビーのエスカレーターを使う方法もあるようなのだが、最初に来た時だかにエスカレーターが止まっていた事があったり、行列が出来る事が多かったりで、利用する事はない。
 階段を上ってコスプレ広場に行く。
 いつも通り、コスプレ広場へ至る行列へ並び(大した列ではない)、入り口付近ので注意書きの書かれた書類「ちぇんじ」を貰い、コスプレ広場へ入った。
 端っこで飲み物と使い捨てカメラやメモリを売っているが、そういうものに使う金は持ち合わせていないのでスルー。
 ひたすらにコスプレイヤーを見物する。
 いるかなぁ、と思ったけれどやっぱりいた、『らきすた』の面々。衣服はただの制服(ないしは、オープニングのチアリーダー制服)だが、髪の毛が青系に傾いているせいで頭はムチャな感じだ。
 それから、あの空色の学生服は、『涼宮ハルヒの憂鬱』だな。漫画版は少し読んだのだが、あんまり面白いとは思わなかったが、アニメ版が良く出来ていたという話を聞くので、その辺りで人気が出たんだか、どうなんだか。
 色合いが全く同じ制服が、エヴァの学生服なのだが、それを狙ってか、さもなければ劇場版のゑヴァ合わせか、綾波コスプレがいくらか。テレビ版の最終回で腹を立てたクチなので、特に執着はない。
 それから、何だか毎年見かける気がする、ウゴウゴルーガのシュールくん。たまに決め打ちで同じのを続ける人がいるよなー。
 当然の事ではるが、カメラ垣が出来ているのは、可愛い系のコスプレである。この場合の可愛いとは、「中の人の容姿が優れている女性キャラ」「中の人はそこそこだが、衣裳がよく似合っている女性キャラ」「中の人はそこそこだが、衣裳の露出度が高く見える女性キャラ(注:コミケは、極端な肌露出禁止なので、肌色のタイツ等を着用)」など、常識的に考えればさもありなん、というところだが。
 時として上記条件を全く無視したコスプレのくせに、幾重ものカメラ垣を築くコスプレがある。

 阿部高和コスプレってなんだ、コラ。
 分からない人は、パパやママに聞いたりせずに、素直にぐぐるなり、ウィキるなりしよう。
 正直、コスプレとしては低レベルである。
 ……つか、作業用ツナギにお面だ。
 お面だーがー。
 もう笑うしかないだろ、それ。

 他には、胴回り的に違和感のないマリオ、外国人のプロポーションの良さを見せつけるナルトの誰か、コスプレした人のコスプレという入れ子構造の漆原教授(網の中にはチョビ)。
 等々、すっかりしっかり見て戻った。

 その後、打ち上げ兼オフ会という事で、りんかい線で新宿に行き、集合時間まで時間を潰すべく相棒N君とウロウロしていた。
 と、向こうから、男が一人歩いて来た。
 南国風に濃いめに日焼けして、金髪、グラサン、恰幅の良い大柄の体型に、ノースリーブつーか、ランニングつーかに、ネックレスつーか、ペンダントつーか。
 あー、ヤクザ系だなぁ、と、思って、一瞬目を逸らしかけたのだが。
 ふと、何かが引っかかった。
 改めて顔を見ると。
 口元に妙に見覚えが。
 彼が歩き去った後。
「……今の人、石ちゃんに似てなかった?」
「日焼けした石ちゃんって感じだよね」
 いやぁ、石塚英彦に激似だった。
 でもまあ、あんなに日焼けしてなかったし、多分グラサンのせいでより似ているように見えたんだろう。

 ……で、後日、でぶやを見たところ。

 石塚日焼けしてる!!

 ほぼ間違いなく、本人でしたとさ。



2007/8/21 『遠くへ行きたい……って訳でもないんだが 近くて遠い、さいたま新都心』
 当方、神奈川県海老名市在住である。
 東京、山梨、静岡と隣接し、千葉へは海路が通じている。
 貧乏な旅企画となると、いきおい県内か隣接地域が増えるのだが――距離だけ言えば、埼玉県は別に遠くはないのだ。
 遠くない、筈なのに、何故だか行く機会がない。
 で、青春18きっぷもあることだし、一つ行ってみる事にした。
 ちなみに、青春18きっぷは、これまでに1回分使用済み。行き先は成田。成田山新勝寺の追加取材。

 JRの路線図を見ると、八王子から八高線を使って大宮へ行けば、なかなか近い感じに行けそうだ。
 では、お約束のJR東海の検索時刻表を。
 ふむふむ、相模線から八王子へ抜けて、大体二時間ぐらいか。
 よーし、んじゃコミケの翌日に年休を入れているので、そこらで行く事にしよう。
 他の凝った場所にすると、金もかかりそうだし。
 ここしばらく金がないんだよねぇ。まとまった出費が続いたせいで、少し切り詰めたりした影響が出て。

 そして。
 コミケの打ち上げとオフ会をごっちゃにした飲み会から帰り、酔いと熱帯夜のせいで暑さにのたうった翌朝。
 コンディションはあんまり良くはないが、でもまあ、二日酔いでもないし、平気かな。そもそも片道2時間なら、そんなに負担もない筈。
 朝食を済ませ、路線を改めて確認したところ、相模線の発車時刻が10:51分。
 今が10:30だから……んー、ちょっと間に合わない、な。
 まあ仕方がない、次の列車に乗ろう。
 戸締まりだの準備だの済ませ、ドリンク類の代金を浮かす意図で空ペットボトルに水を入れてから、出発した。
 海老名駅に到着した時点で11:00。
 駅員さんに青春18きっぷに日付を入れて貰い、ふと、駅の時刻表を確認すると。

 橋本行き:11:18

 ……この時間帯、1時間に2本しか来ねえ!
 むぅ、田舎電車め!
 待つことしばし。
 ようやく到着した列車に乗り込む。
 本を読んだり、ぼんやりしたり、眠ったりしながら、橋本で乗り換え、八王子に到着した。

 えーと、八高線――という表示はないけど、川越方面へ行けばいいのか、そうか。
 うーむ、19、20番ホームって、随分端っこの方のホームだけど発車時刻は――。
 40分後?
 なんだ、この本数の少なさ?
 1時間に1本とかか!
 意味ないじゃん、こんな路線、ほとんど意味ないじゃん!

 ……ということで。
 東京行きの中央線快速に揺られる事になった。
 あー、なんか、分かって来たぞ。
 どうして、自分がさいたま新都心とか大宮とかに行く機会がなかったか。

 新宿駅で湘南新宿ラインに乗り換えようと思っていたのだが、降り損じたのか通過したのか(それはないだろう)、気がついたら四谷辺りにいたので、そのまま東京へ。
 東京に到着し、京浜東北線へ。
 あー、いつも2駅か3駅しか乗らない列車だけど、これが大宮まで行く代物なんだな。ふむ。
 ガタゴトと列車に揺られること30分ちょい。
 図書館で借りた『枯葉作戦の傷跡』なんぞを読みつつ過ごす。古い本だな、ベトちゃんドクちゃんが手術するかどうかって頃のだ。改めて発行日を見ると、1988年。20年近く前か。
 程なく、さいたま新都心に到着した。13時過ぎ。
 八高線方向に進んでいたら、今ごろどの辺だったやら。

 さて、さいたま新都心駅で列車を降り、ホームから上がって、改札に――。
 おお、何か曲線の筒状で天井の高い構造をしている。
 万博のパビリオン風味。
 改札から出ると、広い通路になっており、向こう側に案内所が。
 案内所で、ガイドマップを貰う。
 ふむ、どんな感じかな、と。
 さいたま新都心が、さいたまスーパーアリーナとか、合同庁舎とかが、建ち並ぶ場所であることは分かった。みなとみらい21とかとイメージは近い、かな。規模は全然小さいけど。
 まあ、まずは食事をしたいところだ、が。
 金を使いたくないので、松屋を捜そう。松屋は株主優待券があるから、サイフから金は減らないのだ。
 んーと、こっちへ歩くと……下はターミナルになっているようで、上は屋根のない遊歩道的なもの。んで、椅子や樹があって、その先には「コクーン新都心」なる、レストランやら映画館やらが一緒くたになった建物がある。
 でも、松屋はないな。
 こういう括りで作られたレストラン街というヤツは、概ねデフレ飯屋的常識よりも一段階高いファミリー向け価格が付いているものだからして、金に余裕がない時に入るようなものではない。
 んー、別のとこを見てみよう。
 何か、下の方に笑笑とかが見えはするし、食堂街的なものなのかも知れないのだが、階段の付き方の都合上、直接行く事が出来ない。
 何しろ、そういうお仕着せのレストラン街以外は、みんな階段の下になってしまうものだから、非常に動き難い。
 建物が機能的にまとめて作られてはいるのだろうけれど、ブラブラ歩こうとすると、大きな建物の横を通過する時間が異様に大きくてうんざりする。
 例えるなら、海浜幕張の駅前のような感じ……でも、海浜幕張の方が、駅のフードコートが充実していただけポイントが高い。

 再び駅に戻り、今度はコクーン新都心とは逆方向へ歩く。
 こっちにもレストラン街はあるようだが、こっちも松屋とか松屋的な店はなし。
 もう少し進むと、さいたまスーパーアリーナがあって、ホンダが何かの会合をやっているらしく、看板を持った人が立っていた。
 松屋はないんか、松屋は。
 仕方がないので、さいたま新都心を離れ、一つ向こうの通りを見る事にする。
 途中、ふと見ると。
 移動式のガードレール的なものがあり、そこに「彩の国 さいたま」の文字が。
 ……これ、定着してんの?
 通りへ出て見たが、本屋が見えるだけで、他にどうというものもなし。
 仕方がないので引き返す。
 さいたま新都心の今度は下の部分を歩くが、これはターミナルや道があるばかりで、あまり店がない。
 駅前というよりも、省庁街のイメージかも知れない。
 正直、面白味の薄いとこだな、ここ。
 何しろ、移動距離が大き過ぎる。
 恐らくは、発展途上なんだろうけども。

 それから、さいたま新都心駅から列車に乗り、大宮へ移動した。
 うわ、駅の中がスーパーみたいだ。
 かなりの数の店がある。
 外に出てみると、出てすぐのところに飲み屋やらパチンコ屋やらフーゾクやらが、ひしめき合っている。
 まあ、いわゆる一つの、有り触れた駅前風景。
 そうそう、3歩で隣の店に着く、こういうのが駅前のあるべき姿ってもんじゃないか、なあ、青年。
 で、いかにもありそうなところを歩いていると、案の定、松屋を発見した。

 優待券を使い、牛めし大盛りにお新香を付けた。
 ふー、やれやれ。
 やっと食事が出来るわい。
 まずはお冷やを一杯。
 あー、冷たい水はやっぱりうまいやね。
 ひと息ついているうちに、牛めしが来た。
 紅ショウガを散らしてから、混ぜる、混ぜる、混ぜる。少々猫舌なので、混ぜると少し冷めるし、味も馴染んで具合が良い。
 ではひと口。
 飛び上がるほど旨いという事もないが、それなり旨い。でも、どちらかと言うと、豚めしの方が旨いかも知れない。ついでに、お新香も一緒に混ぜ込んでしまい、がばがば食べる。
 やはり野菜がないとくどくなってしまうからねぇ。
 すっかり食べ終えて、人心地。
 松屋を後にした。

 大宮駅で、川越線の発車時刻を確認したが――やはり、30分単位で先で、正直途中で終電とかになりかねない恐怖を感じたので、湘南新宿ラインに乗り、新宿で乗り換えて八王子、橋本、海老名というルートで戻った。到着したのが18時。
 まあ、なんつーか。

 ……やっぱり、遠い、遠いよ、埼玉。

<出費>
交通費:2300円(青春18きっぷ 1日分)
食事:0円(株主優待券使用:牛めし大盛り 490円  お新香 80円)
計:2300円



2007/8/7 『目ぐき、間欠編』
 母親の目の怪我は、その後。

 ダンボールの断面による追加ダメージ。

 という、ダメダメな展開になったものの、どーにかこーにか痛みは治まった様子で、一応は順調な回復を見せている。
 やれやれ。



『魯山人味道 再読』

 市立会館の図書リサイクルコーナーに、『魯山人味道』があったので救出した。
 図書館で見つけて以来、何度となく借りて読んでいたが、結局買うことなく所有するに至ったというのは、何やら因縁めいたものを感じなくもない。
 以前も一度触れた事があるが、これはやはり凄い。
 カテゴリーとしては、随筆に当たる。
 当方、それほど大量の随筆読書量がある訳でもないが、今の自分にとってはトップクラスの随筆に属する。同列に『女たちよ!』があるが、料理部分に限って言えば魯山人に軍配が上がる。
 伊丹十三は小洒落たキッチンから最強のペペロンチーノを出して来て、みんなに振る舞う感じだが、魯山人の場合は小鉢一つ、それから今の時期なら程良く冷えた日本酒をぐい飲みに一杯――が、隙なく整えられた和室に「置いてある」感じ。味わう以外の何も考える必要がない。
 読むと、ともかく旨そうである。
 喰った姿を見せるのではなく、喰わせてくれる感じ。

 そして、見せるものがあくまで「うまいもの」に特化している姿勢が良い。何しろ「語ろうとしているのは贅沢料理の話である」と切り捨てる。貧乏人、違う、食に対して対価を惜しむ人間など、眼中にない。
 料理の妙味という話では、「全ての食材は、独自の味を持っている。人の作り出した味は所詮補助に過ぎない」と喝破する。言われて初めて思い立つ。なるほど、世の中にこれとこれが全く同じという食材はない。それにだくだくと醤油をかけ、砂糖を混ぜ、グツグツと煮込んでしまう事とは、一体。
 料理研究家ではない。
 料理人でもない。
 職人でもない。
 思想家でもない。
 つまるところ、芸術家なのだ。
 表現者なのだ。
 そーして、この随筆は、恐らくは魯山人の「食」の作品に他ならないと思うのだ。
 仮にどんな詳細なレシピが残っていたとして、そんなものが何になろう。それは、画家が残した筆やパレットを使って贋作を描くのと変わらない。
 どこぞのメーカーが魯山人を引き合いに出して茶を売っているが、あれを飲んでどうなるというのか。仮にどんなに忠実に再現出来ていたとして、飲む側の舌がなまくらである。
 作品は、料理そのもの、突き詰めれば「魯山人が喰った味」であろう。
 とするなら、魯山人の「喰った味」を追体験するには、これを読む他にない。
 と、そんな風に思うのである。



『オートランが欲しい』

 PS2版『ファイナルファンタジー12』を友達から借りたので、プレイ開始した。
 皆さんお馴染みの飛空挺とクリスタルの物語である。
 FF11と似たシステムで、移動はバックビューの3Dだがカメラの移動が出来るので辺りを見回す動きが可能。現時点では、3D空間を動くのに最適な操作法だあね。
 敵はフィールドにそのまま存在しており、戦闘シーンというのはイベントバトル以外ではなし。但し、コマンド選択中に時間の流れを止められる分、FF11よりも楽。
 と、まあその辺はどこででも言われているだろうけども。
 そしてこれも言われているのだが。
 ……オートランが欲しいなぁ。
 オートランというのは、FF11にある走ったら走り続けるというコマンド(壁にぶつかっても解除はされない)。
 これがあると、走りながら他の操作が無理なく出来る。例えば、マップを開くとか、敵の情報を見るとか、所持アイテムを確認するとか、缶ビールの蓋を開けるとか。
 ターゲットという機能があり、敵の情報等が表示出来るのだが、これがオートランで移動出来ると、動きつつターゲットカーソルを動かせる。これは、走りながらモンスターの情報を確認し、お手頃な相手に攻撃を仕掛ける――というような行動が出来るのだが、オートランがないと、左レバーと方向キーを同時に操作しなければならない。ので、実用的ではない。

 主人公はスリの子供。なんか、前もそんなキャラが主人公だった話があったような。
 ムービーモードの時に白目が赤いのが気になるが、まあ、そういう種族なんだろう。後、割とアニメ的な髪型だが、絵はリアルなので「お前セット大変だろ、つか寝癖?」みたいな有様になっている。
 世界は恐らくはスターウォーズを意識したと思われる作りで、街には人間やら亜人やらがゴチャゴチャしている。雰囲気付けの街の人と、話が出来る街の人がアイコンやマップ上で区別されているので、人捜しはそれ程困らない。
 進めるうちに、空賊の人が仲間になったが――。
 これは、ハン・ソロとチューバッカ? それとも、コブラとレディー?
 非力な感じはハン・ソロっぽいけど、相棒のうさみみさんはレディーっぽいんだよなぁ。仕事は空賊で軽口叩く辺りはコブラ寄り。脇役だか主役だか微妙なところはハン・ソロ的。ああ、飛空挺はミレニアム・ファルコン。
 ……まあ、混ぜたんだろうな。
 後は、絶対どっかの女優から型取りしたんじゃないか、という感じの姫様と、恐らくは意図的に萌えポイントを外そうと努力した感じの幼馴染み、後はお約束の屈強な半裸男。
 メインは、主人公、幼馴染み、半裸の三人で戦わせている。
 ストーリー的には、破魔石の使い方を聞きに行ったら、「しらねーよ」と大長老に言われた辺り。

 本筋をずいずい進めるだけではなく、モンスター賞金首であるところのモブ退治も同時進行でやっている。ちなみに、モブというのは英語圏でのモンスターの略称な訳だが、もう少し捻った表現をしようとは思わなかったのか。字面がモーグリとかぶるし。
 ……まあ「ミストよ、霧じゃないわ」だから、仕方ないか。
 比較的順調に出て来る端から倒していたが、ここへ来て急にランクの高いヤツが出始めた。
 ランクCでも全然歯が立たないのに、ランクAですか?
 まあ、なんだ、これは、ひとつ。
 放置。
 話が進んだら、こっちのレベルも上がってるだろ。

 今回独自のものとして、キャラクタを動かす命令書とでも言うべき「ガンビット」というシステムがあり、これがとても重宝している。
 ドラクエなどで「ガンガンいこうぜ」とか「いのちだいじに」とか、ある程度仲間に命令が出せるが、それとは根本的に異なるもの。
 どちらかというと、カルネージハートの行動プログラムが近い。
 大雑把に言うと、「○○という状態である××に対して、△△をする」という命令をひと組として、優先順位を付けて何枚か並べる、というタイプのプログラム。
 条件に合うものがあれば、常に行動をするしかないので、それほど複雑な動きは組めないのかと思ったのだが、さにあらず、設定できる状態の選び方次第ではそれなりに複雑な動きも可能になっている。
 今の主人公は、
1 HP=100%の敵にぬすむ
2 自分自身にライブラ(敵の詳細情報を確認出来る技。一定時間持続)
3 リーダーの敵にたたかう
4 半裸男にケアル
 確かこんな組み方にしている。
 そして、仲間はほとんど、傷ついたらケアル、大きめのダメージだったらケアルラ、その必要がなさそうな状態の時には、リーダーの敵にたたかう、という風になっている。
 これだと、まず、アクティブな敵を見つけたら「ぬすむ」を仕掛ける。
 この時点で、リーダーの敵が「ぬすむ」を仕掛けた敵になるので、仲間たちが攻撃を始める。
 敵がダメージを受ければ、HPは100%ではなくなるので、主人公も攻撃開始。
 ライブラが切れたらライブラの張り直し。ライブラの効果中は、ライブラを使わないので無駄な動きはない。
 半裸男は「HPが満タンの時に攻撃力アップ」の特性を付けているので、ケアルを手厚くかけさせる。主人公はケアルしか覚えておらず、MPが剰り気味なのでMP残量は心配ない。
 と、これが基本動作になる。
 問題としては、複数の敵との乱戦になった場合で、ダメージを負っていない敵に「ぬすむ」をかけ続けるという無駄な動きになりやすいが、そういう場合は幼馴染み辺りが範囲攻撃魔法で全体をひと削りしてやれば、攻撃モードに移行してくれる。もっとも、放置しておいても雑魚相手ならそれほど問題はないのだが。
 これだけ具体的に設定が出来ると、余程の事がない限りわざわざコマンドを選ぶ必要がない。
 雑魚をザクザク倒して経験値を稼ぐには向いている。実際、このパターンを作って以降、経験値や金稼ぎが大変楽になった。
 「FF11でもガンビットが欲しい」という声が出たようだが、まあ、この使い勝手を向こうに持って行ってしまうと――いわゆるボット(プレイヤー不在で、モンスター狩りなどを繰り返し続けるキャラクタ。ゲームバランスが崩れるので、禁止されている事が多い)になってしまうわなぁ。

 今のところなかなか面白い。
 プレイ時間は30時間というところ。
 さて、この先は、という感じ。




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