思い立ったが随筆

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    2026/1/30『思えば遠くへ来た……のかなぁ』第201回 本を売るなら、どこが良い?:BOOKOFF シーナシーナ琴似店

     謹賀新年。

     ブックオフの札幌琴似店が閉店したのも束の間、駅前のシーナシーナに新たなブックオフが開店したとの情報を入手し、取材班は早速現地に急行した。

     という事で、シーナシーナのブックオフである。
     シーナシーナというのは、琴似駅前のイトーヨーカドーをそのまま使った新しい商業施設である。
     中にはブックオフの他、100円ショップやらスーパーやらが入っている。
     イトーヨーカドーは服を買う時に重宝していたのだが、ここしばらく利用していなかったし、潰れるのもやむなし。時代の流れか。

     ブックオフの札幌琴似店の方は時折利用していたが、どうやら今回の店舗は面積が2倍ほどになるという。
     それなら、かなり蔵書も増えるんだろうか。
     そりゃあそうだよな。
     面積が2倍なのだから!

     という事で行ってみた。
     元旦に。
     元旦だというのに、かなり雪が降っていて寒い。
     とりあえず琴似神社に初詣に行き、その後シーナシーナに向かう。
     距離はバス2駅分ぐらいあるが、琴似本通りの賑やかな道を行くのでそこまで距離感はない。
     ないが。
     寒い。
     店に入って休みながら、という程の距離ではないのが何とも中途半端だ。
     よし、辿り付いた。
     窓にブックオフの開店を示す表示がある。
     では、中に入ってみよう。
     ……ん?
     扉一枚内側には入れたが、シャッターが目の前。
     元旦休みかぁ……。
     独立した店舗のブックオフの場合は営業している筈だが、ここはシーナシーナの休みに釣られたようだ。

     翌日。
     仕切り直してやって来た。
     今日は晴れている。
     中に入ると、エスカレーターのレイアウトはヨーカドーの時と変わらない。
     電気代喰いそう。
     あー、まだ半分しか店の入ってないフロアもあるな。
     このまま放置になるのか、それともやがて何かに使われるのか。
     で、3階、ブックオフの入ったフロアに辿り付いた。
     お、入り口だ。
     右に本、左にフィギュア類が並んでるな。
     ふむふむ。
     目安になりそうな4コマ本でも眺めてみよう。ああ、あった。
     ふうむ、自分がよく買っていたOYSTERとかKashimirとかは……ないな。
     というより、棚自体が狭い気がする。
     2倍という話では?
     他の棚を眺める。
     ふうむ。
     なんか、こう、本が少ないような……。
     そっちはアレか、カードゲームの対戦用卓か。

     ……これ、グッズ棚やカードゲームの対戦卓が追加されているだけで、トータルの本の棚は減ってるな。
     そっか。
     やっぱり紙の本は立ち消え方向に進んでるんだなぁ。
     電子書籍に移りつつあるのか。
     まあ、買ってないから仕方がないのは確かだけど、これだと尚更古本の需要はなくなるなぁ。
     漫画なんかはどうしても複数巻になるのが常だから、棚が小さくてよく巻が欠けている古本屋は、最初の選択肢に入らんのよね。
     何かこれ、というものを見かけたら早めに買っておかないと、いかんのだろうな。
     電子書籍と比べて、紙の本には厳然として所有権があるという強みがある。
     原型のまま保存出来る事は、今や極めて重要だ。
     今の時代、何がどう間違えたのか、芸術系作品の検閲、改竄が民間の手で嬉々として行われている。
     特に18禁本の電子書籍は、酷いぼかしが入る事がある。で、これは18禁だけの話で終わる訳がない。
     こち亀を紙で持っているなら、両さんは「新潟で米でも作ってろ」とか言うが、電子書籍で持っていれば「帰りなよ、お前にも故郷があるんだろう」「同性愛は素晴らしい」とか言い始めるのだ。
     ディストピア仕草が、政府による強権ではなく、企業による利益でコントロールされるというのは、信者を集めた宗教が人を弾圧するツールになった構図と割と似ている。そもそも、政治というものが、それ単体では成り立たない着ぐるみのようなもので、その後ろの「同志」が何者であるかというだけの話なのだろう。

    <出費>
    なし

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