思い立ったが随筆

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    2025  1月
    2025/2/27『思えば遠くへ来た……のかなぁ』第190回 どっちが本番?:HBC広場大雪像完成引き渡し式

     札幌の冬のイベントといえば、雪まつりである。
     札幌だけの話でもなく、これを見込んだイベントが周辺地域でも同時開催される。
     花火大会のように、イベントは時期をずらすのがセオリーだが、北海道の場合ある程度日程を長めに取って訪れる旅行者が多いため、集中させる事に意味が出て来る。
     結果として、1年のうちでも一番北海道の宿泊費が高騰する時期となるのだ。

     この雪まつりは1週間ほどの時間をかけて行われるため、案外見ていない時間帯というものがある。
     雪まつりの最初「HBC広場大雪像完成引き渡し式」も、見落としているものの1つである。
     なら行ってみよう、と決めたのであった。

     当日。
     9:00〜9:30という予定のため、9時前ぐらいに大通駅に着いた。
     雪まつり会場は既に開いている。
     ほうほう、雪像が並んでおる並んでおる。
     で、人は結構少ない。
     こんなに少ないのは珍しい。
     やっぱり正解だな。
     HBC広場大雪像完成引き渡し式会場である、大通7丁目に向かう。
     会場内の南北の道は一方通行だが、今は守る人もほとんどいない。
     このところ気温がやや高めで、昨日融けた雪が氷になっている。
     時間帯によってはツルツルになっていたところだ。
     とはいえ、これでも滑るな。
     きちんとした雪靴を買おうとしたのだが、今ひとつ思ったようなものが買えず、長く歩けないので夏靴のままにしている。革靴で選ぶと、どうもベストな雪靴がない。スニーカーでも我慢して履くべきか。ぼちぼち転んだ時のダメージが怖いし。
     歩くうちに、会場に到着した。
     大雪像「北海道庁旧本庁舎 赤れんが庁舎」の前のステージで、式典が始まった。
     正面は自衛隊員の皆さんが並んでいる。
     この式はつまり、自衛隊員の皆さんが完成させた雪像をHBCに引き渡す、という意味になる。
     これによって、雪像の管理が、自衛隊ではなくHBC側になるという区切りになるのだろう。
     自衛隊側の挨拶と北海道知事、札幌市長、HBCの挨拶などがあり、目録を渡し、テープカットして式典は終了した。
     多少雪がちらついたが、寒さはそこまででもなかった。

     大体目的達成したので帰っても良いのだが、10:15〜10:45で開会式があるというので、そちらも見る事にする。
     ここで立ち止まっていても寒いだけなので、会場を西側からぐるりと回る事にする。
     昨日雪が降ったのを、長いデッキブラシで払い落としている。作るのも怖そうだが管理もかなり怖そうだ。
     あ、やはり雪ミク雪像がある。
     すっかり定番化してて感慨深いな。初めて公式がミク像を設置した時は首が落ちたっけ。あの時は落ちる前日に見られてセーフだった。
     もう少し時間があるので地下鉄西11丁目のトイレにでも入ろう。
     ……なんでこんなに汚れているのか。
     再び会場に戻る。
     ふむふむ、人が増えて来たな。
     開会式の会場は再び7丁目。
     昔、冬の大通で何かの式典を見た記憶があって、何だったか少し迷ったが、あれは出初め式だった。
     開会式会場は既に人だらけになっていた。
     引き渡し式は仕切りロープの直前まで行けたが、こっちはその前に10人ぐらい人が挟まる感じ。
     吹奏楽演奏が聞こえるが姿が見えない(ステージの下の方に自衛隊の楽隊が座って演奏していた)。
     時間になり、開会式が始まった。
     ステージ上の人数は多いが、引き渡し式と同じような面子が主要キャラで挨拶し、開会となった。知事か誰かは代理になっていた。業務の合間を縫って来たと思えば、確かに両方に出る余裕はなかろう。

     しかし引き渡し式と開会式は、どう見ても本来一連のものに見える。
     理屈の上では引き渡しが完了しないとHBCが雪像を使えないので、本格的な開会式準備が出来ない、といった管理上の理由なのだろうか。
     それとも、自衛隊の色をあまり出したくないという政治的配慮なのだろうか。いや、開会式だって楽隊が丸ごと自衛隊だしな。はてさて。
     その後、帰りの足でもう少し雪像を見て、大通駅から帰った。

     初めて雪まつりの開始に立ち合えた。
     旅行中にこれをやる事は、あまりお勧めしない。物販はほとんど開いていないし天気によっては身体が冷え過ぎるし、ステージショーはもう少し後だし、雪まつりの賑やかで楽しい部分を投げ捨てる事になる。
     かといって、賑やかになるまで待てば午前中でかなり消耗し、かなり効率が悪い。
     開会だけ見て帰ってしまえるというのは、地元にいるからこその贅沢な楽しみ方と言えるだろう。

    <出費>
    交通費:500円(往復 琴似―250―大通:札幌市営地下鉄)



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