思い立ったが随筆
日々思う由無事を書き連ねています。
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2008/7/21 『遠くへ行きたい……って訳でもないんだが 一億円は持ち上がる:お札と切手の博物館』
梅雨も明けて、急に暑くなって来た。クーラーや扇風機を使うのを好まないし、そもそも自分の部屋にそういうものはないし、更にうちのマシンは気温が少し上がると凶悪にやかましくなる。何もせずにゴロゴロしていても、汗だくで居眠りして目を覚まして、水ばっかり飲んでぐったり……という事になりがち。
以上ひっくるめて。
やっぱり今日、出かけよう。
と、思ったのが、日曜の午前9時、布団から出てすぐ。
顔も洗う前にネットで検索。
横浜は……結構続いてるしなぁ。開港記念祭の花火があるけど、それはもう観たし。
んじゃあ、もう一方の拠点である新宿の方はなんかないかなぁ。
イベントだの新宿だの、いーかげんなキーワードでぐぐってみる。
博物館系なら割と好きなんだけど……。
ん。
博物館の一覧出た。
ええと……「お札と切手の博物館」。
ふむ?
入場無料。
場所は市ヶ谷。
印刷局のプロパガンダ施設だ。
良いかも知れない。
入場無料というのが良い。
今月は金がないのだ。
一応財布の中に金は残っているが、色々あって、トナーとかドラムとか何とかデビットカード払いしているから、実質的には既に赤字確定なのだ。これ以上の出費は避けたいのだ。
さっさか食事と準備を済ませる。
後、飲み物も持って行こう。
確か粉ポカリあったな……。
ああ、あった。いつぞやに半分使ったままのが。
湿気て固まっているが、まあ、腐ってはいなさそうだから平気だろう。
コーヒー用のポットに水入れて溶かし、氷で冷やしてから空のペットボトルに詰める。
あんまりギリギリに切り詰めるつもりはないけれど、減らせる出費は減らした方が気分良いしね。
出発。
図書館で本を借り直し、自転車を置いて、海老名駅から小田急線でまずは新宿へ。
途中、男は老いるのが下手とか何とか言う本を読む。
部分的に賛同出来るとこもなくはないけれど、「何だかんだ強がってみても男は価値観から生き方から全然ダメダメです、女様が一番偉いです、女様のお靴を舐めさせて戴きますペロペーロペロペーロ」的な文章は、自分が男なせいでどうしても不快だな。
……いや、まあ、片方を持ち上げて片方を貶める手法は、想定読者以外には不快なのは自明か。想定読者層に属してもいないのに、読んですまん、敬って遠ざけるべきだった。
新宿から、総武線で市ヶ谷へ。
大した距離でもないので、中央快速とかはわざわざ考えない。
しっかし、列車の発車音楽を聴くと、やはりミクの歌を思い出してしまう。
あれの続編とか出てないもんかなぁ。あらかたやっちゃったからもう作りようがないのかなぁ。
市ヶ谷に到着。
予めプリントアウトしておいた案内図を確認。
ふむ、防衛庁の方だな。
じゃあ、こっちだ。
あー、池だ。
緑だなぁ。
凄い緑だ。水戸でもそうだったけどもさ。
北京オリンピックの会場の湖がえらいことになってるって話があったけど、日本の池も結構こんなんあるよなー。
道を渡り坂を上る。
……暑いなぁ。
先んじてポカリスエット飲んでるから喉の渇きはないけども、暑いなぁ。
防衛庁の脇を通り、更に先へ進み、向こうに看板が。
「お札と切手の博物館」
あー、あれか。
結構距離歩いた気もしなくはないが、多分暑いからだろう。
中に入る。
入るとすぐのところの受付のお姉さんがいて、「博物館はその奥と2階です、受付で来館票を書いて下さい」との事。
入ってすぐさま展示室、という訳ではないんだな。
あまり広々していないロビーとか、紙漉体験コーナーとかを素通りして、展示スペースへ。
受付の別のお姉さんから、来館票を渡される。
「あなたの年代を、入力してね(金月真美)」(意訳)
的な質問事項に正直に記入。年代と、住んでいる地域程度で、名前だの職業だのあまり細かい事は問われなかった。
受付前の注意書きによると、撮影は体験スペースだけしか出来ないとの事。
独りで来ている自分が体験している様を撮影するのは不可能に近いので、基本、大体写真ナシという事で。
博物館や美術館の撮影禁止ってのは、フラッシュの光による展示物の劣化を防ぐ事と、偽造を防止して著作権を守るという意味合いがありそうだけど、ここは後者が強そうだな。
他の客は、親子連れがひと組ふた組ぐらい、単独が3、4人ぐらい。正直、ガラガラ。
まずは、体重計。
中で物を盗んだかどうかを体重差で見つけ出すもの――ではなくて、体重を同重量の1万円札で表すと幾らになるか、というアトラクション。
万札1枚が1グラム程度らしい。
スーパーによく行く人にも分かり易く言うと、
「グラム100万円とすると、お前の肉としての価値はこのぐらいだ!」
という事。
しかし、グラム100万円は凄いな。ベニスの商人だと、1ポンド幾らのカタにされてたんだっけ。もっと高いか。筋肉の移植を自費でやったら、どれぐらいの値段になるんだろう。
次に「1億円を持ってみよう」コーナー。
おおっ、1億円をこの手に!
……って。
ただのダミーですが。紙束のパックですが。
せめて裏表に一万円札っぽいものでも付けて感じを出せば良いのに。
金をイメージさせるのが帯だけって。
気を取り直し持ち上げてみる。
ふむ。
持ち上がりはするけど、そこそこ重い。米よりは軽いような。
大体10キロぐらいあるらしい。
紙束の置いてある台は、子供向けに低くなっているが、変な体勢で持ち上げて腰を痛める大人とかいないんだろうか。
他に、現行のお札の光る部分や隠し文字を見せる展示、お札と切手豆知識のテレビやビデオ、それから、昔使っていた印刷機、切手、お札、衆議院だかの名簿の活版印刷の版が展示されていた。
1階の展示は大体見終えたので、2階へ。
常設展示に加えて、特別展として「楽しく学んで 切手ワンダーランド」というのをやっていた。
進んですぐのところに、サンシャインの呪いのローラーみたいなのがある。
針も付いていて凶悪そうだ、一体いつの時代の拷問具だろう?
と、思ったら。
……切手の目打ち機でした。
こんなん使ってるのか。
当たり前と言えば当たり前だが、それ用の機械があるってちょっと面白いな。
体験部分は華麗にスルーして、他の展示を眺める。
おっ、世界最初の切手、ペニー・ブラックさんではありませんか。消印を消されて再利用されないように、すぐに黒よりも落ちやすい色に変えられたとかいう逸話付きの。
注意書きによると、当時は郵便を使う人が少なかったから、いーかげんな宛名でも届いた、か。
考えてみりゃあ、住所や番地なんてのは、郵送するからしっかり覚えるんであって、さもなけりゃ「地図のこの辺」みたいな覚え方するもんなぁ。
……まあ「山形県 孫様」で届くなんて話もあったんだから、郵便局の良い意味でのファジーさは健在なのかも知れない。逆に、近所の同じ名字の家の郵便が番地も明らかに違うのに誤配され続けたりはするが。
ちなみに、wikiによれば、ペニー・ブラックのコレクター的な意味での相場は未使用で3000ドル、使用済みで200ドル、状態がもっと良いと更に上がるとか。思った程べらぼうに高い訳ではない様子。
後は、戦時中の切手。
目打ちが簡素なヤツとか、そもそもなくてハサミで切ったヤツとか。
……目打ちってそんなに手間のかかる技術なんか。
他に、戦後に、軍国色を廃する為に切手の回収と交換を行った時のチラシもある。
そんな部分まで思想が入り込んで行くんだなぁ。軍国主義の善し悪しはともかく、文化の領域に近いのかも知れない。
最後は常設展示。
世界各国のお札がずらりと並んでいる。
ふーん、スリランカのお札は象が載ってるのか。
ユーロ札って、何か商品券みたいだなぁ。
日本の札は……ふむ、色数多め、かな?
他に、お札の豆知識のような展示が色々。
日本で一番大きい切手が、見返り美人だとか、世界一小さいお札が、切手の印刷機で作ったロシアの紙幣とか。
やはり面白いのは、インフレ下のハンガリーの10億兆(10垓)札。ギャグとしか思えない感じだ。
展示をすっかり見終え、お札と切手の博物館を後にし、秋葉原まで足を伸ばした。
食事に、ゼンショーの優待券が使えないかなぁと思って探してみたところ、末広町駅のすぐ先にすき家を発見した。
ビールと豚あいがけカレーの大盛りを頼み、これで500円券2枚の1000円分ほぼぴったり。
――と、思ったら、並盛りのオーダーになってた。
少々迷ったが、いちいち言うのが面倒だし、こっちもはっきり伝えたかどうか怪しくもあるので、500円券1枚だけ使って、差額は現金で払った。
家に帰ってから、ふとネットでジンバブエのハイパーインフレのニュースを目にした。
……この国の政策も、なんつーか、お伽噺かコントみたいなレベルだなぁ。
<出費>
交通費:1420円(海老名―480―新宿―150―市ヶ谷―150―秋葉原―160―新宿―480―海老名)
昼食:380円(豚あいかげカレー480 ビール400 株主優待券-500)
計:1800円
『生活習慣病を患った人が偉そうに民間健康法を語るが如く』
完済人になろう、って借り換えローン、別名整理屋のCM。
あれ、なんで借金返してもいない設定のキャラ(多分、借り換えで整理しただけの状態)が、あんなに偉そうなどうだ顔で「完済人になろう」とか言ってるんだろう。
借金ダルマの状態の相手に対してだから上から目線なのかなぁ。
でもそれは正しく五十歩百歩だよなぁ……。
単に人の記憶に残しておこう、という不快CMの類なんだろうか。
2008/7/9 『何となくツイていない日、というのがある』
何となくツイていない日、というのがある。
ちょっとした失敗があったり、持ち物が壊れたり、無用な出費があったり。
そして逆に、何もかもが結構上手く行く事もある。
大体それが、一日おきにやって来る気がする。
これは、焦りが連鎖を起こすとか、気分的なハイとかロウとか、意識に残りやすい出来事の方向性とか、色々科学的な理由は考えられ得るので、単なるジンクスとは考えていない。
今日、コバルトのノベル大賞向けの作品を投稿した。
で、その原稿を印刷していて、ふと、原稿に汚れが付いている事に気づいた。
よく見ると、全ページに規則的な幅で点が入っている。いわゆるプリンタが原因の汚れである。
マニュアルを開いて確認してみたところ、ドラムユニットが悪いんだろうなぁ、という事は概ね想像が付いて、外して見てみると、埃がかなり溜まっている。
少しほじくってみたりした後、改めてマニュアルを見ると、今のような不具合に対しては「真っ黒のページを印刷してみろ」とあった。
で、やってみると、今度は点が残ったままで筋が入り始めた。
或いは、埃を取り除いた時にドラムに傷を付けたか。先に大人しく真っ黒のページを印刷しておけば良かったのか。
が、今となっては。しょーがない。
ドラムユニットは消耗品なので、修理に出す事も多分出来ないし、保証の対象外だ。
ともかく埃を出すだけ出してみたが、当然状況は改善しない。
単に投稿や文章の推敲に使うだけなら、放置していてもまあ許される良いレベルなのだが、同人誌の版として見ると流石にダメ。
仕方がないので、新しいのを買う事にした。
13日に版下作業をするので、店に行って選ぶヒマはないので、ヨドバシの通販で10,000円ちょい、トナーも切れかけていたので6,000円ちょい。やれやれ。
原稿の方は新しいドラムユニットを待つ時間はないので、そのままのものを郵送した。
で、その帰り、警察に職務質問を受ける。
「近所で下着泥棒があって、犯人と衣服が似ている人に端から声をかけて確認させて貰ってる」
と言っていたが、多分、単に警察の印象が悪くなる事を避ける為に、職務質問の時にはそのように声をかける、というマニュアルって気もしなくはない。
帰ってみると、相棒Nからのメールで、同人誌用のレイアウト用紙が入手困難になった、との話。
ともかく、こちらで通販を探し、購入する事に。思った通りの品物かどうかよく分からない。金額が小さいせいで、郵送料はかかるし、クレカ決済も使えず明日振り込みをしなければならない。
後、年金の督促状とかも来てたな。
んで。
あんまりパッとしない日だなぁとは思うのだが、逆に考えると。
後二日ずれて来たら、対処が難しかったなぁ、と。
出費は厄介ではあるが、所詮はそれだけの話で、問題点が大事になる前に解消したし、プリンタの対処法を一つ覚えたし、原稿は上がったし、パッとしない日の中でも害の少ない日なのかも知れない。
そう思おう。
そして明日は良い日がやって来る番なのだ。
そう思った方が、多分得なのだ。
つことで、今日の仕事はこの辺でお終い、シャワーでも浴びてビールでもかっ喰らうじゃあないか。
何しろ、今日は中編の上がった目出度い日なのだ。
おつかれー。
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