思い立ったが随筆


 日々思う由無事を書き連ねています。



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2019/3/30『思えば遠くへ来た……のかなぁ』第119回 ぞうさんだぞう、ぞうしがやにぞうちくしてぞうちょうしているぞう:円山動物園「ゾウ舎」

 地下鉄の中吊り広告で行き先を決めるのはよくある事。
 なんかそういう、まんまと乗ってやった、という感じは悪くない。
 伊集院光が「ある程度歳を取って来ると、好きなものの中に新しい発見は少ない」というような事を言っていたが、丁度そういう事である。もっとも、若い頃からこの手の広告に片端から飛びついていた人については、別の方法を採った方が良いとは思う。

 中吊り広告で、円山動物園で3/12にゾウ舎がオープンするとの内容が載っていた。
 ポスターなんかも貼られていたし、気付くとなしに気付いていた。
 ゾウか。
 円山動物園はゾウがいない動物園だったが、そうかねんがん叶ったのか。
 この場合、「ころしてでもうばいとる」にすると、ゾウが死んでしまいそうな気がするのは、日本語の不思議なところだ。

 関東ではゾウのいる動物園というのはさほど珍しくない気がしていたが、北海道の動物園にはゾウが少ない。
 というより、円山動物園でゾウ舎が再開するまでは、旭山、釧路とゾウが死に、おびひろ動物園にしかいない状態が続いていたらしい。おびひろ動物園は、検索すると「北海道唯一ゾウがいる動物園」としてヒットする。
 小田原で割とお手軽に見られたから気付かなかったけど、相当レアな動物だったのか。

 レアと分かれば見に行かねばならない。
 食べ放題で、原価率が高いからという理由だけで、特に好きでもない、食べたかった訳でもないフルーツばっかり食べるみたいなのと同じぐらいに(ダメじゃん)!

 3/12当日は夕方から会議があったりなんたりで休めない事は分かっていたので、その次の休みに行く事にする。大体、オープン初日に行っても混んでるだけで人を見るようなものだからね! それにブドウも酸っぱいし!

 当日。
 雪も大体なくなって来たので、愛車ぽす太で――と行きたいところだが、ぽす太はクランク部分の老朽化で敢えなく廃車になっているので、新しいぽす太となっている。
 これをぽす太と名付ける事にする。カムイの双子がカムイなのと大体一緒。
 半端に雪の入るガレージで一冬越した後だが、すいすいと良く走る。
 技術革新が何かしらあったのかと思う軽さだ。
 まだ色々道路のコンディションは悪いが、危なげなく円山公園に到着した。
 自転車はここに置いておく。
 円山動物園まで少し坂になるが、割と雪が残っていて、安全に走れそうにないのだ。
 歩道を歩く、歩く歩く。
 大した距離ではないが、解けかけの雪が結構足にまとわりつく。
 歩道と車道が一つ離れた場所を過ぎてから、円山動物園へ到着ー。

 チケットは、そう、年間パスにしておこう。
 2回で元が取れる程度の値段だし。
 お、ゾウの写真のヴァージョンだ。少し得した気分だな。

 中に入ると、平日という事もあり、さほど混雑した様子はない。
 まあ平日っぱらからゾウ見たさに行列を作る程の人口密度でもなかろうな。
 何度かは見たカンガルーやキリン、サーバルキャットなんかを見つつ進む。
 あれ、サーバルキャットのポッキー死んじゃってたのか。
 一通りぐるりと回って……お、シロクマ館は初めて見るな。そうか作りかけだったのはこれか。
 ヒグマも平常運転でいるな。なんというか、これが何キロ先程度のレベルでいるのが札幌だしな。厚みがまるで違うので、襲われたらどうしようもないわな。
 さて折り返して、と。
 ようやくゾウ舎へ!

 交通整理用に出口入り口が決められているけれど、別に並ぶ必要はないぜ!
 休みの日はどうだか知らないけど。

 中に入る、と。
 むわっと草っぽい糞のような臭い(少し臭いが分かる時だった)。
 眼下に小さな野球場程度のフィールドがあって、砂地にゾウがいる。
 おお、広いぞ、なんか凄く広い。
 端には身体が入るぐらいの水場も作られている。
 上から干し草を入れた袋がつり下がってたり、壁に穴が開いていたり、なんか工夫している感がある。
 コンクリート打ちっ放しじゃあないんだな。
 説明書きに、ゾウの群れが作れるように複数を飼っている、ともある。
 ふむふむ。
 でも遠いな。
 もう少し近くで見ないとサイズ感がな。
 順路がこっちで……あ、下へ下へと行くと、おお、壁の近くに。
 格子の向こうに見える距離まで近づけた。
 ふむふむ。
 肉薄感まではないが、ゾウだ、確かにゾウだ。インド象だがゾウだ。
 こっちの壁の穴は、エサの入った袋が先につり下げられている事がある、というある種のゲーム的な奴だ。エサが簡単に見つからないように色々やって、活動を促しているらしい。
 ゾウについて色々説明書きがあるが、つまりはゾウの繁殖はなかなか成功例が少ないし、ゾウの数も少ないしでなかなか動物園にもお目見え出来ない、という事のようだ。
 まあ何というか、上手い具合に繁殖とか出来ると良いなぁ。
 現象の一因として乱獲があるが、確かにこんな訳の分からん形をしていて、しかもでかいとなると、狙われやすいだろう。これが仮に虎や犬をでっかくしただけだったら、それほど珍しがられる事もなかったかも知れない。

 一通り見終えて、円山動物園を後にした。
 ゴールデンウイーク辺りだと、相当混雑するのかな。
 何年か前のそれぐらいに時期、行列出来てた事あって入るの止めた事あったしな。


<出費>
入場料:1000円(円山動物園年間パス)
計:1000円


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