思い立ったが随筆
日々思う由無事を書き連ねています。
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2009/7/12 『思えば遠くへ来た……のかなぁ』第3回 川と言えば山:旭山動物園
先日、小説サイトの運営でブイブイ言わせているうなぎさんと飲む機会があった。北海道には観光目的で来ていて、翌日には旭山動物園へ行く予定だとか。
あー、そっか、旭山動物園か。
あの、空を飛ぶペンギンがいるとか、大儲けしているとか、旭川のくせに旭山じゃ何が何だか分からんとかで有名な動物園だ。
折角北海道に移住して行きやすくなっているんだし、一度は見ておきたいなぁ。
丁度勤務変更で連休が一つ出来て余裕もあるから、行ってみようか。
まずは行程をぐぐって調べる。
あ、旭山動物園の公式ページに、そもそも、色んな行き方が載ってる。
列車だと5,000円とかかかるけど、観光バスを使うと4,000円ぐらいに、ツアーを使うと更に安くなるのか。
じゃあツアーを探してみる、と。
入場料込みで閑散期最低料金が3,200円?
出発地点は札幌、バス移動、旭山動物園での滞在は4時間程度、帰りに富良野・美瑛を車内から見学、と。
……安いのは有難いけれど、これだけ値段差があると、何か落とし穴がありそうで怖いな。
でもまあ、虎穴に入らずんば虎児を得ずってヤツだ。
はい、申し込み。
よし、問題なく予約完了した。
翌日の昼間に、旅行代金を振り込む。
元の額が小さいだけに手数料が惜しいが、他の払い方がなさそうなので仕方ない。
そして当日。
……えっらい雨。
うあー。
気分を盛り上げにくいなしかし。
まあ雨への対策は出来ているので、めげないけれど。
早速ぽす太で札幌駅まで移動する。
何度か行き来して分かったけれど、琴似駅と札幌駅ぐらいの距離は、自転車だと30分もかからない、移動圏内なのだ。
手稲北五条通りを真っ直ぐ進んで、集合場所の札幌通運本社ビルに到着――したけれど、自転車を置く場所を求めて、暫しウロウロして、適当に停めてから徒歩で改めて本社ビルに来た。
今回のツアー名で「待ち合わせ場所」と書かれた戸があったので、その前でレインジャケットの水をはらっていると、警備員の人が気付いて中へ案内してくれた。
少し待っていると、ぽつぽつ他のツアー客の人がやって来て、大体10人ぐらい集まったところで、バスがやって来た。
旅行会社の人に、入場券とバス券と土産物パンフの入った封筒を渡されバスに乗る。自由席との事で、バス内が見渡せる比較的後ろの二人がけの席に座った。
旅行会社の人は、今日の行程と運転手の説明をしただけで降りてしまった。運転手さん一人で引率するらしい。なるほど、こういうところで経費削減してるのか。旅行会社の人が、運転手さんの名前を「さん」付けで紹介していた辺り、恐らくは旅行会社は仲介しているだけで、バスを所有している会社に丸投げしてあるツアー、てなところか。
土砂降りの雨の中、バスは走る。
テーブルが付いているタイプの、いわゆる観光バス。
ただ、処々が古びている印象がある。
でも、灰皿が付いていなくて、煙草の臭いがしないのは良いなぁ。
観光バスというと、小学校の遠足の時に乗ったバスのは、必ず灰皿付いてたもんなー。
それはそうと。隣の席のテーブルのドリンクホルダー用の穴に、何故だか茶漉しの網がはまっているんだけれど、なんだろ、これ。他の席には全然付いてないのに。
……サービス?
バスは高速道路に乗り、走る。
継ぎ目毎に揺れる、嫌な道。
あれ? 高速道路ってこんな感じだったっけ……。
自動車に乗っていると、本当に列車の乗り心地の良さを再認識するなぁ。
自動車の乗り心地の悪さの原因というのは、細かいカーブによる遠心力、出発と停止の繰り返しによる加減速、更に自治体の財政が悪化しているところだと、道路のコンディションに伴う振動、と。まあ、今日のツアーはそれに目を瞑れるぐらいには安いけど。
暫く走ったところで、トイレ休憩という事で、砂川サービスエリアに入った。その付随施設である「ハイウェイオアシス館」とかいう、ラブホテルみたな建物の前でバスは停車した。
行ける時に行くのが鉄則なので、ささっとトイレへ。
やっぱり、というか、土産物屋だな。
北海道土産は色々あるけれど、新千歳空港に何度も行ったせいか、あまり目新しいものはない。
どこに行っても、白い恋人とバターサンドとホタテの貝柱があるというのは……って、まあ、土産物なんてのは、無事に帰って来ましたという挨拶みたいなもんだから、何だって良いのか。
トイレだけ済ませて、再び車中の人となる。
ツアー客は結局12、3人程度で、バス内はガラガラ。隣りと前後に誰もいない状態が保てて有難いが、採算は取れているんだろうか。
進めども雨は止まない。
しばらく走り、高速道路を降り、それから旭山動物園の東門に到着した。
再びの集合時刻や場所について説明を受けた後、バスから降りた。午前11時前。出発が8時だったから、移動は3時間近いか。
相変わらずの雨模様。
雨模様だけなら良いんだが、気温が摂氏13度だ。
7月だってのに。
Tシャツ、長袖シャツ、レインジャケットの3枚重ねでも、結構寒いよ!
相変わらずだな、北海道……。
他のツアーのバスも何台も来ている。
チケット売り場の前に長蛇の列、という事はないが、それなりに人はいる。
さて、中に入ろう。
ええと。
土産物屋とレストランと、待合いの椅子。待合いの椅子は、座っている人がびっしり。
……この人達は、何をしているんだろう。ツアーの待ち合わせ? ただ休んでるだけ?
壁が窓になっていて、雨に煙る旭山動物園の全景が見える。かなり急な下り坂だな。旭山たる所以か。
土産物屋は後で覗くし、レストランも何だか高そうなのでスルーして、階段を降りて入り口へ。
ご自由にお取り下さいのパンフを取って、もぎりの係員の人にチケットを渡して、いざ。
入ってすぐの場所に、園内案内図と掲示板があった。
掲示板には「もぐもぐタイム」とある。
これが有名な「動物の習性や能力が見られる、食事の時間の展示」というヤツだな。
人がぎっしりいて見たい物も見れない気がしなくはないが、ともあれ見に行っておこう。
11時からシロクマか。
今の時間は10時55分。
急げ!
シロクマ目指し、階段を小走りに進む。
人はそれなりに多く、賑わっているが、走れない程でもない。
ところどころに出ている案内を見つつ、11時丁度辺りにほっきょくぐま館に辿り着いた。
やっぱり、というか、窓の前に人だかりが。
そして、恐らくシロクマのすぐ近くに顔を出せるルートの方は行列が出来ている。
行列に並ぶ気はないので、その場で窓からシロクマの様子を眺める。
上の方で、飼育員の人が何やら話しながら、餌の魚を投げる。
と、シロクマが水にどぼんと飛び込み、餌を喰らう。
上がる豪快な水しぶき、おお! シロクマはこんなに活動的だったのか!
……という光景が、遠くで行われていましたとさ。
声も聞こえないな、ここ。
アクリル板越しだから、見え方も悪いし。
少し見ていたけれど、人垣は出来ているし、遠くて見えにくいので、早々に退散した。
11:30からアザラシのもぐもぐタイムらしいので、そっちを狙ってみよう。
と、その前に、自分のもぐもぐタイムを(リアルでこういう言い回しをするようになると、居たたまれない感じのオヤジなので注意)。
ほっきょくぐま館の向かいにあった休憩所に入る。日本人には、12時に昼食をとるという刷り込みがあるので、11時だとかなり空いている。テーブルと椅子があるだけの、簡潔なスペース。ガラス戸から見える外の芝生に白樺が生えていたりするのは、北海道的風景かも知れない。
さて、昼食だが。
実は弁当を持って来た。
コンビニ弁当?
否!
メイド・バイ・俺!
ショルダーバッグのサムソン君は、空間の都合上縦に入れるしかないから、かなりご飯をぎっちり詰めたにも関わらず、寄り弁にはなったけども。
デザートとかなくて、しょっぱい系ばっかりだけど。
高校時代に使っていた弁当箱だけど。
その辺ひっくるめて、「男子高校生弁当」とでも呼ぶべき代物だ。
早速食べる。
大変うまい。
量しっかり。
しかも安上がり。
ごちそうさま。
……事前に調べて、旭山動物園の食事の貧弱さと、混雑具合に関する記述を見かけていたので、敢えて用意したのである。念のため。
腹も膨れたし、時間もぼちぼちなので、あざらし館へ行く。
えーと、ここを上って……。
漁港をイメージしたプールだ。
既にして人垣。
みんなして傘をさしているので、視界が悪すぎる。
うわぁ……。
もぐもぐタイム、やっぱり避けた方が良いな。
ここは一応観ておくけど。
開始時間の11:30が近付くに連れ、増えていく観客。
隣の食堂の二階にも人がびっしり集まっている。
待っているうちに、飼育員の人が現れた。
今回は話もちゃんと聞こえる。
アザラシはほとんど見えないけど。人の陰になって。
どうやら、アザラシはホッケを頭からしか食べないらしい。尻尾から差し出しても、ひっくり返して頭から食べるらしい。
見えないけど。
で、赤ちゃんのアザラシは、ホッケをひっくり返して食べる知恵がないらしい。
見えないけど。
アザラシの泳ぎは天下一品らしい。
見えないけど。
身体が脂ぎっているので、雨の日は床をスイスイ滑るらしい。
見えないけど。
飼育員の人は、そういう話をした後、動物と人との共生の話をして締め括った。その間も、「ホッケをよこせ」と要求し続けるアザラシはなかなか可愛らしい。「うるさいからちょっと食べてなさい」と、ひょいひょいあげるとバクバク食べる。そして、空っぽになった餌バケツを見せると、すぐさま帰って行くアザラシ。可愛らしい。
アザラシ可愛いな、しかし。
見えにくかったけど。
後はもぐもぐタイムを気にせずに、順繰りに見て行く事にする。
こっちはほっきょくぐま館の上の方か。
シロクマ歩いてる歩いてる。
すぐ近くにある覗き窓から人の顔が見えるが、食後のせいもあってか興味は持っていない様子。
白くて綺麗で可愛らしいが、あれに襲いかかられたらそりゃあひとたまりもなさそうだ。
狼が二匹。
雨だから活動しているとの事で、いつもは探さなければ見つからないようなものが、普通に見られる。
すぐ側で見られるアクリル窓のルートは行列が出来ていたのでスルー。「運が良ければ見られる」とか、正直な説明が書かれていた。
レッサーパンダか。
アクリルの檻で、大変近い距離で見られるのが良い。
えーと、ウンピョウ?
ニャンピョウの元ネタだろうか。
案内の通り、隅っこで小さくなっている背中だけ見えた。
アライグマの手が見えやすいように、透明になった餌箱が設置されている。
こっちは鹿か。
かなり高いところにいる。
この崖を登ったり降りたりするのだな。
宮島の斜面を上り下りするのだから、これぐらいは出来るんだなぁ。
でも実際に見てみたいなー、と思って眺めていたが、思ったようには移動せず。
プレートに色々な豆知識や何かが書いてあったが、それぞれの鹿の名前の由来があんまりで笑えた。
鹿に「トナカイ」とか付けんな!
ホロホロチョウやら、フクロウやら、爬虫類やら見た後、ちんぱんじー館に来る。
屋内のジャングルジムの親玉みたいなものの、滅茶滅茶高いところで群で固まってるのが見えた。
そしてもう一つの群は、屋外にいた。
で、屋外の、アクリルの出窓のところでじっとしている。
近い、近いよ! この距離でチンパンジーって凄いな。子供抱いてるのがしっかり見える。
サービス精神なんだろうか。チンパンジーの気持ちが分からん。
それからクモザルとカピバラ。
同じスペースで共存している。似た地域に住んでいる生き物は、一緒にいた方が良い刺激になったりするそう。
隙だらけの顔してるな、カピバラさん。
縦方向には全部見たつもりだったが、横方向はまだだった。
歩いてみると、サイを発見。
なんか、普通の動物園にいそうな感じのもの、というのが逆に意外な感じだ。
でかいなー。
隣りには、キリンがいる。
キリンの背伸びを見せる事を想定して作られた餌箱があるが、今は何も入っていない。
しかしこの形は、中に白い少女が入ってそうだな。
背伸びするキリンは見られなかったけれど、柵の隙間から頭を突っ込んで、低いところの草を食べるキリンは見られた。水とかは足を広げて飲むって聞いてたけど、成る程こんな感じなんだな。
キリンの足元には、同じ地域にいるというホロホロチョウがウロウロしていた。凄く邪魔そう。
それから、子供が動物と触れ合える場所、馬、羊、山羊なんかを見てから、ぺんぎん館に来た。
空を飛ぶで有名なあのぺんぎん館!
どんなもんかなー、と、入る。
ペンギンの色々な展示があってから、水中トンネルへ。
おお、上をのんびり泳ぐペンギンの姿が見える。
確かに飛んでいるっぽい。
今の時期でも立ち止まるなって言われるぐらいだから、繁忙期だったら、とても見ていられないだろうな。
それから虎、ライオン、黒豹、猿山等をザザッと見るうちに、集合時間の15:00間近になって来た。
身体もすっかり冷えていたので、14:30ぐらいに東門に戻った。
土産物屋を覗いてみる。
定番だが、様々な動物のぬいぐるみがある。
見ているとちょっとだけ欲しくなるけれど、まあ大半の感情として、いらない。
食べ物類も売っていたが、土産を買うような金銭的余裕があまりないので、手を出さず。
少し見ているうちに、時間になったのでバスに戻った。
一番すごいな、と思ったのは、至近距離から見られたチンパンジーかな。
その後、バスで美瑛・富良野方面を通って帰った。
トイレ休憩と称して土産物屋に案内されたが、別に何も買いはしなかった。
札幌に戻ったのが18:30。
ほぼ予定時間通り。
交通の流れの良いところだ。
<出費>
ツアー料金:3,200円
振り込み手数料:315円
計:3,515円
2009/7/5 『何でモナーいような事が幸せだったと思う( ´∀`)』
札幌へ転居した事は先月、先々月にも言った通り。
さしたる距離でもなく、自分は自分として変わるものではなく、ただ、生活の中で重視するものの比率を僅かに動かしただけ、と、いうところではあるのだが。
唯一の誤算と心残りがあったとすれば。
アニメ版『GA―芸術科アートデザインクラス』を北海道で放映しないという事だ!
くっ……こんなところで差を見せつけるとは、地方、侮り難し。
同人誌『ほーらみてごらん』を毎度目にしている奇特な奇特な方はご存じだろうが(まあ該当するのは、全宇宙の生命体の中で、5体ぐらいしかいない訳だが)、現在進行形で連載されている萌え系四コマの中で、自分がイチオシしていた作品であったのだが。
んー。
くやしいのぅ。
くやしいのぅ……。
だったらケーブルの契約をして、AT−Xを観ろ?
……いや、そこまでは。
大人しくビデオ屋で借りたり何たりするさ!
ゲオの株主優待カードもあるしな!
……はぁ。
かなめもと逆なら良かったのに。
一応言っておくと、GAは芸術科の女子高生のお話。
ちょっとした蘊蓄漫画を読んでいるような錯覚に陥るテイストもある。それでいて、鼻に付かずうるさくはない、学園日常ほのぼのもので進んでいる。蘊蓄とキャラの立たせ方のバランスが適度で、どちらにも引っかからない。
4コマ漫画の狭いコマをよく使っていて、他の作家なら略しそうなところまで書き込んであり、絵として奥行きを感じさせる。これはあずまんが大王でも感じた事ではあるが。
って、まあ、これらの利点は、漫画版の話で、アニメだとどーなるか分からんけども。
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