思い立ったが随筆

 日々思う由無事を書き連ねています。


■バックナンバー
2000〜2006(月記帳)
  • リンク先は旧仕様のままです。戻る時はブラウザバックして下さい。
    2000年 〜7月  8月  9月  10月  11月  12月
    2001年  1月  2月  3月  4月  5月  6月  7月  8月  9月  10月  11月  12月
    2002年  1月  2月  3月  4月  5月  6月  7月  8月  9月  10月前編  中編  後編  11月  12月
    2003年  1月  2月  3月  4月  5月  6月  7月  8月  9月  10月  11月  12月
    2004年  1月  2月  3月  4月  5月  6月前編  6月後編  7月  8月  9月  10月  11月  12月
    2005年  1月  2月  3月  4月  5月  6月  7月  8月  9月  10月  11月  12月
    2006年  1月  2月  3月  4月
  • 2006〜2023(思い立ったが随筆)

  • 2006  5月  6月  7月  8月  9月  10月  11月  12月
    2007  1月  2月  3月  4月  5月  6月  7月  8月  9月  10月  11月  12月
    2008  1月  2月  3月  4月  5月  6月  7月  8月  9月  10月  11月  12月
    2009  1月  2月  3月  4月  5月  6月  7月  8月  9月  10月  11月  12月
    2010  1月  2月  3月  4月  5月  6月  7月  8月  9月  10月  11月  12月
    2011  1月  2月  3月  4月  5月  6月  7月  8月  9月  10月  11月  12月
    2012  1月  2月  3月  4月  5月  6月  7月  8月  9月  10月  11月  12月
    2013  1月  2月  3月  4月  5月  6月  7月  8月  9月  10月  11月  12月
    2014  1月  2月  3月  4月  5月  6月  7月  8月  9月  10月  11月  12月
    2015  1月  2月  3月  4月  5月  6月  7月  8月  9月  10月  11月  12月
    2016  1月  2月  3月  4月  5月  6月  7月  8月  9月  10月  11月  12月
    2017  1月  2月  3月  4月  5月  6月  7月  8月  9月  10月  11月  12月
    2018  1月  2月  3月  4月  5月  6月  7月  8月  9月  10月  11月  12月
    2019  1月  2月  3月  4月  5月  6月  7月  8月  9月  10月  11月  12月
    2020  1月  2月  3月  4月  5月  6月  7月  8月  9月  10月  11月  12月
    2021  1月  2月  3月  4月  5月  6月  7月  8月  9月  10月  11月  12月
    2022  1月  2月  3月  4月  5月  6月  7月  8月  9月  10月  11月  12月
    2023  1月  2月  3月  4月  5月  6月  7月  8月  9月  10月  11月  12月
  • ■本年の記事
    2024  1月  2月  3月  4月  5月  6月  7月  8月  9月  10月  11月  12月
    2025/1/31『思えば遠くへ来た……のかなぁ』第189回 和洋雪中:旧永山武四郎邸及び旧三菱鉱業寮

     最近、ライター仕事で触れる事があり、ようやくホロライブの動画を観た。
     双子とか羊とか見つつ、なるほど、映像コンテンツの主流になるのも分かるなぁと思いはした。ただ、緑コメントの多さに、多分、デビュー時に貼り付いて先物買いをしないと、マウントを取られ続ける世界なのだろう、とも感じた。
     サブスク系は自覚ない出費になって危険だから、まあ、大手系はROM専が丁度良かろう。

     今月は正月に出費が多めだったので、何か安上がりなところはないかなぁ、と考えつつ地図を眺めていた。
     札幌は冬イベントに強いイメージがあろうが、1月はクリスマス市と雪まつりとの端境期になり、案外イベントがない。
     冷食自販機とかにするか、それとも温めていた時計台か、と思いつつマップを「観光」で検索してみたところ。
     大通の近場で「永山記念公園」がヒットした。

     ん……なんだっけ、ここ。

     拡大してみると、サッポロファクトリーの隣りだった。
     ああ、公園あったなぁ。
     ん、公園内に入れる史跡ある。
     しかも無料。
     何度か見かけていたのに、中に入る事が1度もなかった。
     出尽くした後に、ふと目に付くこういうものがこの企画のメインと言える部分だ。
     これは年の初めから縁起が良い、行こう行こう。

     当日。
     受診ついでに札幌駅近くに来たタイミングで、サッポロファクトリーへ向かう。
     地下鉄で一駅だが、大通とバスセンター前駅は、そこまで離れてはいない。
     のだが、割と雪が降ってきた。
     じゃあ地下に入るか。
     多少遠回りにはなるが、この2駅間は、地下で繋がっているのだ。流石は札幌。
     準備中の500m美術館を眺めつつ、通路を進む。
     ほどなく、バスセンター前駅に到着した。
     地上から出て、久々のサッポロファクトリーだ。
     通勤とかしないと、来る事ないな。
     そもそも通勤してた時も、通り道ではなかったけど。
     サッポロファクトリーのアトリウムを抜け、東の端から出る。
     歩道1本またいで、永山記念公園に到着ー。
     あ、神社がある。

     公園は児童公園タイプではなく、東屋があって買い物疲れした人達がのんびりするようなタイプである。
     樹が結構植えられており、フィールドゲーム系には難しい作り。スキー用の山も作られていない。
     あまり騒ぐためのものではなく、北大構内に白樺が植えられているのと、大体同じコンセプトなのだろう(穏やかではない)。

     公園の奥にある建物が、旧永山武四郎邸及び旧三菱鉱業寮である。

     永山武四郎とは、薩摩出身で2代目の北海道庁長官である。
     薩摩で北海道と言えば、屯田兵である事は周知だと思うが、彼はそのリーダーにあった人物と言えば、分かりやすいだろう。
     屯田兵による北海道開拓は、資源開発と同時にロシアからの脅威を防ぐ意味もあったため、彼の役割がなければ、太平洋戦争後のソビエト侵攻が北方四島で止まらなかっただろう事は、想像に難くない。
     その永山武四郎が私邸として建てたのが、この建物の半分である。
     そして彼の死後、三菱合資会社が土地建物を買収し、1棟を増築して三菱鉱業の寮として使用したという経緯になる。

     さて入り口から中へ。
     重厚とも言えない古い造りのドアだ。
     この小さくて丸っこいドアノブはいかにもだなぁ。
     中に入ると玄関だった。
     靴を脱ぐようにという表示があり、靴持ち歩き用のビニール袋と靴置き用のトレイが、両方ある。
     まあ、大した広さでもなかろうし、ビニール袋も推奨されているため、ビニール袋を使う事にする。
     こちらの部屋は。
     赤絨毯、赤絨毯だ。
     ほうほう、洋風な部屋を作りなさったな。
     と思ったら、隣りは和室だ。
     「和洋折衷で流石は明治建築」と思いかけたが、よく考えると自分の実家とかもダイニングの隣りに畳敷きの居間があったから、昭和辺りまでは普通の様式かも知らん。
     床の間に水墨画が飾られている。当時のものかは分からない。
     庭に面している縁側は、北国特有の二重のガラス戸だ。
     ガラスが2枚ではなく、ガラス戸が2枚。うちもそうだが、これだけで極端に温度が変わる。空気の断熱作用は凄い。
     これはしかし、普通の家に上がってる感じだな。天井は高くて豪華感あるけど。
     こちらの部屋は和室だが、出窓の感じは洋風だ。
     きっちり分けているというより、やっぱり和洋折衷感あるな。

     さて、廊下続きでこの先は喫茶店かな。
     寮として増築された棟は、一部を利用して喫茶店が営業しているのだ。
     こちらは緑壁の昭和建築で、かなりファンシーな外観である。
     中には喫茶店の他、トイレや事務所などもあり、こちらの方が実用になっている。
     ここは歴史室とあるが、つまり資料室だな。
     中は……あ、暖房効いてる。
     永山邸の方は暖房してなくて足が冷たかったから有り難い。
     歴史室では、寮に飾られていたものやミニチュアの永山邸などがぽつぽつと展示されている。
     よし、これで大体全部観た。
     無料で見られるものとしては、かなり質が良かった。
     三菱やらサッポロファクトリーやらから、何かしら援助が出てるのか、市が頑張ってるのか。

     北海道旅行の際、わざわざ行く程でもないが、サッポロファクトリーまで来るなら、ついでに見ていくのも良いだろう。
     尚、車道方向から入ると、木々に隠れて建物が見えない事があるため、地図で場所をきちんと確認してから行く事をお勧めする。

    <出費>
    交通費:500円(琴似―250―大通 バスセンター前―250―琴似:札幌市営地下鉄)



    思い立ったが随筆 トップへ トップへ