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2024/10/31『思えば遠くへ来た……のかなぁ』第186回 長いな……ぎなた:中尊寺
何年か前、旅行計画を立てていた際、仙台から中尊寺が割と移動可能な圏内であると認識しいた。
中尊寺といえば金色堂。
「五月雨を降り残してや光堂」「卯の花に兼房見ゆる白髪かな」
という奥の細道の句が有名である。
google AIによると、これらは「松尾芭蕉の句」らしいが、後の句は河合曽良のものだ。
間違いは誰にでもあるが、これを「気を付けて使え」「ベータ版だから」と開き直るのがAI生成の信用ならない点だ。
正確には、AIサービスを提供している会社、だが。
意図的な間違いをねじ込み、世論操作しないと一体言い切れるものだろうか。
既にして「AIのせいだから」で、YouTubeの猛烈な言葉狩りが発生している訳で、「自殺」というワードも最早放送禁止用語扱いだ。結局、独占企業に扱わせて良いような権力ではなかったのだろう。
まあ、当方概ね隠居の身なので、自分の良かれと思うものを発信するしかない。
脱線したが、中尊寺金色堂には1度行っておこう、と考えていた。
1度計画してみた事もあるが、フェリーを挟むとどうも無泊の欲が出て上手い感じにならない。
そんな中、ピーチの料金を眺めていたところ、程々に安く仙台に行ける事が分かったので、航空機で行く事にした。
7月に10月の予約で13,180円。宿は一ノ関に取る事にして、一ノ関グリーンホテルが2泊で9,800円。値上がりばかりの昨今、なかなか安上がりに予約出来た。
<1日目>
そして当日。
変な時間に目が覚めたが、これは旅行あるあるなので気にせず、物書き仕事など1つ終わらせて出発する。
10月8〜10日なので、鉄道の日の乗り放題切符が丁度使える旅行なのだが、予定金額を合計しても特に安くならないので、いつものように地下鉄新さっぽろ経由で行く事にした。中1日にJRを乗り倒すなら得なのだが、一ノ関と平泉の往復程度の予定しかない。
新さっぽろ経由で新千歳空港に到着。
受け付け開始と同時にチェックインを済ませる。
席はF列の窓側。
座席指定していない時は自動振り分けだが、窓側から早い者勝ちで埋まって行くのは確からしい。
ここしばらく、最速チェックインでずっと窓側席になっているので、多分間違いない。
軽く飛行場内を眺めてから、例によってローソンで昼食を買う。
おにぎりのシーチキン、筋子、辛子明太子と、デザートにもちぷよのミルククリーム。
654円也。
高いがまあ、旅行中なので目をつぶる。
株主優待のクオカードを500円分使い、後は現金で。WAON残高もあったが、二重に手間をかける感じがして気が引けた。
保安検査場を通り、出発ロビー席で食事をとる。
混ぜ物のない飯は久し振りだが、感激するという程ではない。麦でそれなりに満たされていたようだ。
食後、スマホなど眺めるうちに、出発時刻となった。
座席は親子連れとの3人掛けになった。
特に関わる事なく、『マチ子姉さんのポンコツおとぎ話アワー』など読みつつ過ごした。
飛行1時間ほどで仙台国際空港に到着。
関西空港の半分だが、前後の手間は変わらないので「近い!」という感じはない。
仙台国際空港はお洒落な外観のこぢんまりした地方空港といった感じで、すぐ出口に辿り着けた。LCCが利点しかない、凄い。
出口付近に牛タン屋があったが、利用するタイミングはなかろうな。
ここから、JRで一ノ関に向かう。
当然、本数の少ない路線のため、仙台で少し時間を潰す。
切符を一枚にしたら途中下車可能かも知れないが、あれは中級者以上のテクなのでKitacaが安定だろう。距離が足りなくて改札に喰われるとか考えると、どうも不安になる。
既に予報通りではあるが、仙台は雨だった。
歩き回るにも向かないので、駅ビルだけ軽く見る。前と大きく変わった様子はないな。
ぼちぼち時間なので、東北本線に乗る。
乗客は学生もそれなりにいる。山を抜け小牛田(こごた)に到着した。
ここでも駅から出て少し外を見るが、やはり雨。
しばらくして、ようやく列車が来た。
予定より早く出たが、ここで調節されたな。ローカル路線はこういうもの、知ってる。
あー、ここからはワンマン列車か……。
あれ。
Kitacaで改札入ったんだけど、これ、現金支払う必要あるか? その場合、Kitacaどうなるんだ? 入場券分取られたりするか?
スマホで改めて調べてみると、どうやら一ノ関は「Suica一部対応駅」になっている。ICカードの販売はしないものの、チャージや支払いは可能という事だった。たまにある、ワンマン列車の「全てのドアが開く駅」ってヤツか。流石は新幹線駅。
一ノ関に到着したのは予定通り17時34分だった。
もう真っ暗だな。
ホテルは駅前にあるから良いとして、夕食を仕入れよう。
近くにスーパーがある筈だ。
ええと駅正面から真っ直ぐ進むと……ないな。
あれ? そっちの雑貨店か? そっか。まあ、ローソンで何か買うか。
と、引き返したら、「丸江スーパー」の裏口が見えた。
あ、1本入ったところだったか。
ああ、普通のスーパーマーケットだ。敷地はそこまで広くないが、必要なものはしっかりある。
お総菜やお弁当類もある。
丁度見切り品の時間か。
一ノ関の名物について調べると、
「わんこそば」
「もち」
が出て来る。
つまりこれは、米作り偏重の土地柄という事だな。
ならば、という事で、餅類とカツ丼を買った。
さて、ホテルに行こう。
ストリートビューで確認済みなので、迷わず到着した。そもそも、買い物前に場所は確認していた。
駅に非常に近くて、コンビニもスーパーも近い良い立地だ。
小さいフロントで宿帳を書き、鍵を貰う。
昼の外出時は預けるけれど、夜のちょっとした外出は持って出て良いというシステムらしい。手間がなくて良いが、1度戻ってから外出という動きは多分やらない。根が生える。
エレベーターから降り、廊下を歩くと、折り紙の季節の飾り物が置かれていた。リスと葡萄、柿かな。可愛らしいし、心配りがあって良い感じ。
部屋に入る。
キーホルダーが電源スイッチになっているタイプだな。
おっ、普通のビジネスホテルサイズの部屋。
値段からして極小サイズも覚悟していたが、ここしばらくの中で1番広々している。
早速シャワーを浴びよう。
ユニットバスで、バスタブもきちんとある。
シャワーを済ませる。
衣類は、3泊以上ならコインランドリー使うつもりで衣類を少なめにするけど、今回は2泊なので持ち帰りにする。雨で濡れた訳でもなかったし。
さっぱりしたところで夕食にしよう。
半額シール久々に見た気がする。
イオンって、数年前から4割引きを上限にしたし、惣菜とか弁当も買わなくなったし。
夕食はコロッケ、カツ丼、そしてもち。
まずはコロッケを食べつつスーパードライを飲む。
ちっこい135ml缶だが、酔うほど飲んでも調子を崩すだけなので、これぐらいが快適量だ。
小袋ソースをきちんと入れてくれている。丁寧な土地柄だな。
コロッケうまし。
それからカツ丼。コロッケとカツ丼で揚げ物がかぶってしまったが、かつや界隈では日常風景だろう。
ミニサイズのカツ丼で、絞り底になっているが、案外満足感がある。これは、単純に自分の食べる量が減っているというだけだろう。
食事による満足度というのは実に曖昧なもので、雑に買って雑に食べていると、どこまでも物足りない。会社勤めで夜中に帰った時、割引弁当を無闇に食べる、といったものは実に満足度が低くなる。あれのせいで、10kg以上余分な脂肪が付いていたものだ。
ではデザートにして本題の餅。
ごまおはぎ、こしあん餅、ずんだ餅。
まずは、やはりずんだ。
「伊達政宗が考案した」という説をテレビ局がでっち上げようとしたが、証言してくれる学者が確保出来なかった事で有名な、ずんだ餅さん。
宮城名物だが、岩手の南部でも馴染みの料理である。
一口サイズの餅が標準サイズのようで、4つ並んだ上に、ずんだがどんと載っている。
うむ、おいしい。
108円。名物とみると安い。
それからごまおはぎ。
2個入りで……あ、中にたっぷり餡子だ。これは食いでのあるおはぎだな。半額になる前は321円だから、この量も妥当か。
そしてこしあん餅が、2個入り100円。餡子少なめの赤福といった風情。
見切り品を上手く引き当てたお陰で、かなり満足感があった。
明日は中尊寺参りに行こう。
天気は……。
などと思いつつ、スマホを操作していると。
……なんか君、形おかしくない?
初期デザインになかった筈の曲線がある。
つか、出っ張ってる。
なんだこれ?
検索して調べると、リチウムイオン電池の膨張だった。
……こうなるのか。
調べるサイト調べるサイト、「直ちに修理しろ、燃えるぞ」と煽ってくる。
燃えるのか?
燃えるのか?
いや、その程度の事で燃えるなら、もっと頻発している筈だ。
そもそも煽ってくる記事は、皆修理業者だ。
気分を落ち着け、過充電しないよう気を付けながら寝た。
<2日目>
翌朝。
予定より早く目が覚めた。
旅行中の睡眠が荒れるのはいつもの事。
朝食に、ホテルのティーセットで緑茶を入れ、買って置いたピーナッツクリームコッペパンと、さつま芋ずっしりパイケーキを食べる。
甘い物比率高いが、旅行中なので良し。野菜が足りないか、ずんだは野菜に入りますか?
身支度を整えて出発。
改めて見ると、一ノ関駅は、やたら平泉推しの看板が付いている。
8:55発で列車に乗り込む。
一ノ関から平泉へ東北本線で2駅北上するだけ。
ここも、ワンマン車両だがKitacaが使える。
つまり、普通の観光客ムーブをしている訳だな。
裏道に花道があるにせよ、詳しくないうちからやっても仕方ない。
ほどなく平泉へ到着。10分かからない。
ホームの中に顔出し看板や「しあわせカエル」のある、浮かれた駅だ。
外に出ると……あ、ポストも平泉仕様で青い。
駅も平泉仕様という感じで、和菓子屋みたいな外観になっている。
じゃあ、中尊寺に行こう。
駅前を少し進んでから右へずぅっと進めば良いようだ。
歩くうち、山っぽいところに入っていく。
ああ、田んぼに刈り稲が積まれている。このタイプの積み方なんだな。なんか幟が立ってるけど「富岡八幡宮 神饌田」なるほど。寺社の存在感が強い土地だ。
もうしばらく歩いた後、ようやく中尊寺の入り口が見えて来た。
で、その前にあるのは、武蔵坊弁慶の墓だ。
何が埋まってるんだろうな、この墓。
中尊寺境内飛地という扱いらしい。
中尊寺門前は、土産物屋がひとまとまりあり、道を隔てたところにはレストハウスがありレストランと土産物屋がくっついている。帰りの足で寄ろう。
まずは中尊寺だ。
建立900年記念の看板が出ており、金色堂のレプリカが飾られている。凄い金ぴか。
それを尻目に門をくぐる。
参道を歩く、歩く、歩く、歩く。
杉の木太いな……は、いいけど、もの凄く急坂だ。
なかなか疲れる角度だ。しかも結構長い。
寺というよりも、城としての防衛の意味もあったか、それとも北上川の氾濫に遭わない高さがこれぐらいなのか。
途中に観音堂やら弁慶堂やらある。弁慶堂があるのに、墓は外なのか。まあ、立ち往生の故事からすると、門の前にいた方が格好が付くのか?
こっちは展望台か。
北上川がちょい見えて、見晴らしが良い。やっぱり軍事目的かな。
ようやく登りきって、中尊寺の山門に辿り着いた。
かなり歩いたな。
本堂がこれか。
庇を見上げると、千社札がびっしり貼られている。改築されたようだが、これは残されたんだな。昔の人にしてみると、ちょっとした迷惑行為だったろうけどな。
絵馬が飾られてるな。寺院だが、明治時代前は神仏習合が当たり前だったから、そこらの区別は曖昧なのだろう。
そしてこっちが金色堂か。
あ、参拝料発生するのか。
1,000円支払い、金色堂と讃衡蔵(さんこうぞう)のセット拝観券を貰う。
讃衡蔵で文化財を流し見した後、ようやくお目当ての金色堂へ。
覆堂の中に入ると、すっぽり金色のお堂が収まっていた。
これなら五月雨どころか台風でも流されまい。
いやはや、金ぴかだ。
仏像が並び、柱にも螺鈿細工が付いている。
極楽の表現らしいが、これはかなり頑張っている方だろう。
松尾芭蕉が「降り残してや」と詠むほど慎ましいものではない。
ただ、仏像というのは、制作時は金ぴかのものも多く、文化財や国宝の渋い感じは経年劣化というパターンが専らなので、金ぴかの金色堂を見ながら詠んだ事も充分あり得るか。
来た、見た、金色堂。
後は、神社と喫茶があって、おしまいかな。
よし、出よう。
下り坂を歩く。
雨上がりのせいもあるが、かなり滑りそうで怖い。
ジグザグ歩行にする。
石段に手すりを付けるべき急坂だが、転倒事故とか起きてないんかな。
降り切って、11時過ぎ。
少し早いが昼食をとる。
ピークに行けば、間違いなく混雑するだろうし、食べられそうな時に食べるのは旅行の鉄則。
レストハウスのレストランは1階がフードコートだな。
お手軽そうなので、ここにしよう。
観光地の食堂で当たりを引くような嗅覚はない。
義経そばの餅セット、と。
食券を買ったらオーダーが通っているようだったが、一応カウンターに声をかけ、近くで待つ。
他の客は1組いるだけのガラガラ具合だ。
あ、そろそろ出来たかな。
「義経さまー、お待たせしましたー」
なるほど、そういう呼び方なのか。
さて、義経そばというのは、山菜とわかめの載った温かいそばだった。セットのもちはずんだにした。
まずはそばを。
ふむ。
立ち食い蕎麦屋的な、機械打ちの普通の蕎麦だ。
どの辺が義経かは分からないが、普通にうまし。
「普通にうまい」を「非常においしい」という意味だ、と解説する天声人語か何かが昔あったが、日本の最高権力者だからといって、あまりいい加減な事を言うものではない。
丁寧に言語化するのであれば、「その料理を比較的好ましいと思っており、食べた結果推測した範囲に収まる程度の味がする」という辺りである。「非常においしい」は、その料理が極端に好物である場合や、予想を遥かに超えるおいしさだった場合で、意味が違う。
ではずんだ餅を。
お椀に、餅が2つ沈みかけるほどのずんだが入っている。
ずんだは少し冷たいが、餅は温かめ。
ふむふむ。
ずんだがかなり粗いパーツも入っている。噛み応えがあっておいしい。
これはおいしい。
ずんだが温かいと尚良かったが、製法を考えると冷たい方が本道か。
食べ終えてから、併設の土産物屋(レストハウス)を覗き、弁慶の名が付いた漬け物などを買う。
バスがぼちぼち停まり、外国人旅行者が増えてきた。
向かい側に「平泉文化史館」という施設があるが「閉館中」の表示がある。
のだが、団体が入っていった。
ん、どういう事になってるのか。
そもそも、庭園部分は入れるんだよな。
内側で何か分かれてるのかな。
もう少し散策しよう。
中尊寺の更に先に、地蔵尊があるという事なので、そこまで歩く事にしよう。
歩く、歩く、もうちょい歩く、ぐらいで地蔵に辿り着いた。
地蔵堂があると思ったら、野ざらしの地蔵菩薩立像だ。
衣川の土手沿いに立つため、洪水を防ぐ意味や犠牲者の鎮魂の意味もあったのだろうか。
見たいものは見たので、折り返す。
土産物屋まで戻り、トイレだけ済ませ、今度は高舘義経堂に向かう。
源義経最期の地だったとされる場所である。
少々歩いて、線路を渡った後、上り坂を進むと入り口に辿り着いた。
ここも入山券という名の拝観料が必要。300円ならお手頃か。
階段を上がる。
あ、階段途中にトイレがある。こういうものの管理もあるなら、拝観料も必要か。
階段を登り切ると、崖沿いの道に出た。
おお、なかなか見晴らしが良いぞ。
上り坂がそのまま展望台だ。
北上川がよく見える。
尾根道のような狭い道を少し下がると芭蕉の句碑、上がると資料館があり、残念な仁王像などが飾られていた。
1番上まで登り、本堂に辿り着く。本堂はガラスがはまっていて、本尊の義経像が飾られていた。傍らに供養塔が立っており、どちらかというとこちらが本題という感じもする。
しかし、ここもかなり高い。
下にサイクリングロードのような細い道が見えると思ったら、普通に車道だった。草木が崖を隠すせいで、遠近感がなくなっている。
高舘義経堂から、真っ直ぐ階段を降りて、中尊寺通りを辿り、平泉駅に戻った。
かなり歩いてすっかり疲れたので、そのまま一ノ関に帰った。
予定の1つとして、一ノ関の鬼死骸八幡神社を見に行くというものがあったのだが、天気が今ひとつな上、すっかり疲れたので軽く街を散歩するだけにしておく。
駅からぐるりと回る感じで歩くと、川沿いの土手に辿りついた。
なんだこのベンチ。ギターのオブジェが付いてる。
「NSP」とあり、説明書きの看板が立っていたが、「学生のフォークグループ」と説明されており、その時は全くピンと来なかった。
……オリコン4位になったプロという面を強調して貰わないと、団塊ジュニア以降には分からんて。
ぼちぼち日も暮れて来たので、また丸江スーパーに寄ってホテルに帰った。
見切り品の時間は外したので、定価で購入。
カツ丼の値段とか、前日より定価が高いので、昨日が安売りの日だったのかしらん。
夕食は宇都宮ハムカツ、肉じゃがコロッケ、たこ焼き、揚げ餅、生姜餅、スーパードライ250ml。
明日で帰るので、ビールを少し多め。
弁当類はパッとしなかったので、スーパーのたこ焼き調査という事で。
たこ焼きは、ふむ、トロリとした感じがやや少なめか。でも充分おいしい。
ハムカツはハムカツ以上のものではない。温め直した方が良かったか? でもハムカツだしな。餅は甘い系を外すとあまり刺さる感じはない。繊細な味が分からんというのもあるだろうが、ベストタイミングが難しいのも確かだろう。
<3日目>
最終日。
スマホの調子が気になり、暇潰しに使う事も控えめで、あまり眠れぬまま朝食をとる。
もっちーり黒蜜きなこパンと、岩手南部せんべい厚焼きピーナッツ、それから緑茶。
パンはドーナッツ感があっておいしい。
南部煎餅は、105円で3枚入り。ボリューム感はあるが甘味がやや控えめで、物足りない感じ。甘味の強いパンを先に食べたせいもあるだろうか。唾液が少ない人は「水分が持って行かれる」とか言いそう。咀嚼は鍛えられるぞ。
荷物を片付け、チェックアウトする。
良い部屋だった。
スマホの気がかりがなければ、もっと気分良く過ごせたろうが、何かしらトラブルが起きるのが旅行ではある。
リベンジでまた来るというのは……まあ、考えておこう。
どうも、仙台からの移動距離が長すぎる。
新幹線を使えばそりゃ早いけども。
帰りも各駅停車。
真っ直ぐ空港ではなく、国府多賀城駅で途中下車した。
ここは、東北歴史博物館が隣接しているのだ。
立ち寄るのに丁度良い手軽さである。
開館時間を数分待って入る。
特別展の端境期で、特に選ぶ事なく常設展示460円を見学する。
東北の歴史と、政治拠点としての多賀城の歴史の資料が揃っていた。
なるほど、多賀城って東北における朝廷の拠点だったのか。
仙台港最寄りが多賀城駅で、フェリー旅行時に歩いていたが、特に「城」の部分を気にしてなかった。
昔、京都から海路で移動したと考えると、場所も手頃か。
一通り見終えて、博物館のレストランに入る。
特別展がないせいか、時間が早いせいか、最初の客だった。
地元の大豆などが使われているという事で、多賀城カレー(1,430円)を注文する。
五穀米っぽいご飯に豆のカレー、白身魚のフライが載っており、サラダ付き。
揚げたてフライおいしい。カレーも辛すぎず味わい深い。五穀米も特に違和感なく食べられる。何だかやけにおいしかった。
食事を終えて、駅に戻る。出口を間違えて、ぐるりと博物館を周回したが、慌てる事もない程度の時間には辿り着いた。
そして仙台国際空港へ到着。
昼食は食べ終えたので、何をするでもなく、展望台に出たり、こけしを見たりして過ごした。スマホで時間を潰すというのがやりにくいため、まあまあ退屈な時間が長かったが、旅行中は良くある事でもある。
こういう無為な時間は、振り返ると適度にトリミングされ、結構良い思い出ばかりになって、懲りずにまた旅行に出たりする。
定刻通り飛行機は出発し、無事に新千歳空港に戻った。
その後、イオンに寄って帰った。
<追記>
スマホの発火は可能性は低いものの、精神衛生上良くないため、新たなスマホを購入した。
ソフトバンクのネットショップを使ったら、発注の翌日に届いた。
いくら何でも早すぎないか(※)
で、到着した日にスマホケースをヨドバシドットコムで注文し、その日の夕方に郵便受けを見たら届いていた。
(※くりかえし)
帰宅した翌日、メインディスプレイの電源がきちんと入らずチラつき続けるという、明確な故障が発生した。
うん、こういうのが重なる時ってある。
そういうの、知ってる。
15インチのサブディスプレイで凌ぎつつ、その翌日の朝にヨドバシドットコムでディスプレイを注文したら、その日のうちに届いた。
(※くりかえし)
結局、金は減ったがあまり不便なく物事が片付いた。
スマホは2019年に買ったものだし、ディスプレイは2016年時点では既にあった。
充分、天寿を全うした方だろう。
物事は、上手く進んでいると考えるべきだ。
<出費>
交通費:13,180(新千歳空港――仙台空港 往復 ピーチ)
交通費:2,480(新千歳空港――琴似 往復 JR、札幌市営地下鉄)
交通費:5,174(仙台空港――平泉 往復 JR)
宿泊費:9,600(2泊 一関グリーンホテル)
食費:654(1日目昼食 おにぎり他 ローソン)
食費:999(1日目夕食 もち、カツ丼他 丸江スーパー)
食費:-(2日目朝食 パン他 丸江スーパー)
食費:1,100(2日目昼食 もち、そば 平泉レストハウス)
食費:1,557(2日目夕食 もち、たこ焼き他 丸江スーパー)
拝観料:1000(讃衡蔵、金色堂)
拝観料:300(高舘義経堂)
賽銭:100(高舘義経堂)
土産:1,014(つけもの 平泉レストハウス)
食費:-(3日目朝食 パン、南部せんべい他 丸江スーパー)
食費:1,430(3日目昼食 カレー 東北歴史博物館レストラン「&Sun」)
入場料:460円(東北歴史博物館)
−−
計:39,048
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