思い立ったが随筆
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2025/3/31『思えば遠くへ来た……のかなぁ』第191回 思った程狭くないわ:TOHOシネマズすすきの
ネットフリックスでNHKアニメの『チ。ー地球の運動についてー』が配信されていたので、視聴していた。
で、最終回までようやく観終えた。
面白い視点の話だった。
感想がネタバレになるので後述。
以前、ココノすすきのに映画館があるのに気づき、しばらく放置していたが、丁度良いタイミングが出来たので利用してみる事にした。
端的に言えば、映画の日と他の予定を合わせたのである。
さて、だとして何を観たものだろう。
当日券で済ませる方法もあるのだろうが、変に時間が空いても嫌だ。
公式サイトを眺めつつ選ぶ。
んー、はたらく細胞とかちょっと観たい感じはあるが、時間が合わない。ベルばらはなんか挨拶とかあるっぽいけど、強火ファンの間に入るモチベーションが薄い。セプテンバー5は、ミュンヘンと少しかぶるから今ではない。
あ、この『シンパシー・フォー・ザ・デビル』ってのがニコラス・ケイジ主演か。
良さそうじゃないか。
どんな映画に出てたっけ……ああ、特にピンと来ないや。
役者の名前だけ耳馴染みがあったパターンだな。
まあいい、今回は企画的に言えば映画館のスクリーンが主目的だ。
予約しよう。
……座席表を見る限り、なんかやけに狭い劇場だな。
人気が出ないと踏んだか、シネコンの必然か。
今の人はシネコン、シネマ・コンプレックスと言われてもピンと来ないだろうが、昭和期はスクリーンが1つしかない映画館が普通だったところに、複数のスクリーンを持った海外風の映画館を導入したという流れがある。
で、日本で最初にシネコンを導入したのがワーナー・マイカル・シネマズ海老名だ。
当時はちょっとしたお祭り騒ぎだったが、何枚スクリーンがあろうと、それぞれにお金がかかり結局観られるのは1本なので、自分としては「そこまで画期的なものでもないなぁ」と思ったものだ。
席は2段目中央の席だけがペアで埋まっている。
そこに1つ空けて取るのも嫌な感じだ。
前席の角にしよう。
入り口の関係で割と中央寄りなので、割と観やすいはずだ。
そもそも端っこの席というのは快適なものだ。
よし、このまま購入しよう。
映画の日割引で1300円。
クレジットカードも可能だが、バーコード決済も出来るのか。
よし、ペイペイ支払いにしよう。
ソフトバンクから誕生日で貰ったのとかを合わせると、1300円丁度ぐらいある。
支払い完了。
映画館のサイトの会員登録なしで買えた。カード番号を入力しないで支払えるのはちょっと良いな。
間もなく確認メールが届いた。
このQRコードでそのまま入場可能との事だ。
これを盗まれればそのまま入られてしまうが、それは紙のチケットが盗まれても同じ事か。
スマホで見ているのを横から写真撮られて使われたら、窃盗罪になるのだろうか、それとも不正アクセス防止法方面で裁くのだろうか。
当日。
用事を済ませ、開演の12:45を大通周辺で時間を潰しながら過ごす。
昼食にどこかに入るのも気が進まないので、セイコーマートでちくわパンを買って、駅のベンチで食べた。
狸小路を歩き、閉店中の業務スーパーを見る。
経営していた会社社長が乱心して酷い事になった店舗の1つだ。
新たなオーナーが出たお陰で春から営業再開らしいが、それっぽい表示はないな。働いてる人がいない状態だから、そういう作業も出来ないのだろう。話題性があるし、場所も良いので、わざわざ宣伝を打つ必要もないか。
時間調整でノルベサのまんだらけを覗く。
持っている本の続編を見かけたが、どこまで持っているかよく分からなくなった。
これ、こういうところも電子書籍に軍配が上がるな。後は寝転がった時に快適に読めれば文句ないのだが。
ぼちぼち時間だ。
ココノすすきのへやって来た。
道隔てて向こうにニッカおじさん(W・P・ローリー)の看板がある位置関係だ。
中に入ると、映画館への誘導の表示があったので、従ってエレベーターで上がる。エスカレーターでも行けたけどな、この前。
到着。
映画の日だから混雑しているかもと思ったが、そんな事もないようだ。
後30分ぐらいあるので、ぼんやりと時間を潰す。
改めて気付いたが、ここ、待つための椅子がない。
軽食用のテーブルはあるが、これも立食スタイルになってる。
思い切ったスタイルだな。
それに、チケット売り場がない。
自動の発券機はあるが、こう「チケット下さい」と言えるカウンターがない。
スマホの普及のせいか、人件費高騰のせいか。
なるほど、変わって行くものだなあ。
時間になり入場開始となった。
何人か集まってくるが、並ぶという程もなく流れる。
スマホのバーコード読み取りもつつがなく完了した。
職員さんがスクラッチカードを渡しがてら、スクリーンの方向を指し示してくれた。
ええと4番スクリーン……ああ、すぐそこか。
扉をくぐって階段を上がり、角っこの、ここ。
よし。
ゆったりした標準的なシートだ。
隣の隣の隣りに他の人が座っているが、間には来なかった。
スクリーンで説明やら映画泥棒やら宣伝やらが色々流れ、ようやく本編が始まった。
『シンパシー・フォー・ザ・デビル』だから「悪魔への共感」と訳されるタイトルか。
奥さんの出産に立ち会うため自動車で病院に来た男が、突然乗り込んで来たニコラス・ケイジに銃を突きつけられ、「走れ」と命令される。
何を言いたいのか良く分からない、狂人そのもののニコラスをなだめすかして、どうにか対処しようとする男だが埒があかない。
思い切った手段も取るが、悉く失敗する。
そして食事を取るために訪れたダイナーで、ようやくニコラスの動機が分かり――。
という内容。
前半がまあまあ不快で、それが効果を狙っているのは分かるが、やや冗長な感じ。
後半は話が動いたが、あんまりスッキリ感はないな。
ニコラス・ケイジが好きな人だと評価が変わりそう。
いつもはこんな風にはせんのだが、公開から間がないのでネタバレ感想は後述。
その後、まっすぐ琴似に帰り、イオンで買い物して帰宅した。
ロッテ生チョコパイの見切り品を買ったが、チョコがバキバキに割れていた。
本来、ケーキ用ショーウィンドウ内に入れるべきスポンジ強度だから、無理もない。
※追記
スクラッチカードを削ってみたところ2等6,800円分のクーポンが使える、てなものだった。
「menu」という、ウーバーイーツみたいなサービスのようだった。
この6800円の内訳が「初回のみ、1,200円と700円の組み合わせ、併用不可、1,500円以上の注文に限る、手数料別」という内容で、サイトを覗いたらそもそも標準の初回特典と同じだった。
人を騙すなら、最初は誠実なフリしなさいよ。下手だねぇ。
<出費>
交通費:520円(ドニチカキップ 往復 琴似―250―大通:札幌市営地下鉄)
鑑賞料金:1300(映画の日割引:TOHOシネマズすすきの)
※※ ネタバレ感想 ※※
「ニコラス演じる狂人が人違いしているように見えたが、実際は人違いではなく、男が本当にニコラスの家族を殺した」
というのがオチになるが、これはかなりあからさまだったので、意外性は薄い。
前半で男が脱臼を自力で治すシーンがあり、ただ者ではない感の臭わせがある。
この構造の場合、
「後から考えてみると、ニコラスに何のおかしな言動もない」
というのが作法なのだが、ニコラスが普通に狂人なので、今ひとつ「やられた」感に欠ける。
具体的に言えば、ニコラスは無関係の善意の人間を複数、保身のために殺害している。
復讐目的であるなら、計画が破綻しそうになった時点で、仇の男(主人公)1人だけを殺し、自分が逮捕されれば良い。
ただ、これを作法通りにやればそれはそれで、どこかで観た話になる。
つまり、この話の構造は、本来綺麗に復讐する筈だったニコラスが、狂ってしまったためにグチャグチャで支離滅裂な復讐になってしまった、という部分も含めて、男の罪深さを表現しているという辺りだろうか。
この時、これからやり直そうという「デビル」すなわち男に共感し許せるか、または、男に歪められ大量殺人者になってしまった「デビル」ニコラスに共感出来るか、というダブルミーニングか。
尚、この『シンパシー・フォー・ザ・デビル』は、楽曲名でもある。
その歌詞内で「私の名前を言ってみろ」と悪魔がうそぶく。
この場合、男に名前を言わせるシーンも合わせてトリプルミーニングにはなる。
面白かったかというと、そこまででもない。
あんまり好みのタイプの映画ではない。
5段階で2.5ぐらいかな。
雰囲気が近いものと比較しておくと、『タクシードライバー』が3.5ぐらい。
『チ。ー地球の運動についてー』のネタバレ感想。
面白かったのは間違いない。
ただ、これ多分途中で路線変更したんだろうなぁとは思う。
もちろん、大半の部分を占める「地動説排除の物語」が、架空の世界(パラレルワールド?)の話である、といった設定部分の事だ。
作中のテーマが、
・血を流しつつも地に関する知に殉じる人々の格好良さ、潔さ、それが人の進歩を促し、何者にも止められない
といった部分だとすると、ラスト1話の描写に矛盾が生じる。
ラスト2話は、現実世界のポルトガルに舞台が移るのだが、そこにはパラレルのラファウが出現する。そして、架空世界で語られていた「分け前」の連絡が、最後のインスピレーションとなる。
この場合、知は繋がっていかなければならないもののように見えてしまう。
パラレルワールドで表現するのであれば、一連の物語は徒労に終わり、全く関係のないこちら側の世界で、何かしら命懸けの引き継ぎなくパスカルが地動説を確立したという話にした方が、テーマに近い。
繋がってはいないが「またどこかで再び生まれる」可能性の示唆である。
恐らくは当初、作者はその他大勢の人々同様、地動説論者への弾圧を一般的な魔女狩りイメージと同じ物と考えていたのではなかろうか。
ある程度売れた後に資料を本格的に調べた結果、地動説論者に関する歴史的事実が分かり、路線変更したように思える。
本来は、最初から最後までこの地球の物語で、最後の1人が死に、その後、分け前の手紙だけが届き、それを耳にしたアルベルトに疑問のきっかけを与えた、というラストだったのではなかろうか。
異世界がない方が明らかに自然だ。
歴史を扱う作品がそんないい加減に始める訳がない、と思うかも知れないが、創作物は報酬の支払いが極めて不安定だ。全力で作り込んだものが売れず、息抜きででっち上げたものが売れる事もある。
複数の企画をざっくり立てて、見切り発車で始める事もあるだろう。
全てに対して全身全霊で向かっていると思うなら、自分の勉学や仕事を振り返ってみると良い。
もちろん、これらは全くの憶測であるから、こうでなければおかしい、というような事ではなく、感想の1つである。
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