思い立ったが随筆


 日々思う由無事を書き連ねています。



 月記帳 バックナンバー

2006  5月  6月  7月  8月  9月  10月  11月  12月
2007  1月  2月  3月  4月  5月  6月  7月  8月  9月  10月  11月  12月
2008  1月  2月  3月
2008/4/27 『取り戻せ、安眠の日々!』
 最近寝不足なのは、ディアボロの大冒険を本格的にやっていたからなのだが。
 ようやく、最後のダンジョン「一巡後の世界」に行けるようになった。
 ネタバレになるが、バレたぐらいで丁度良い難度なので、そこそこ遠慮なく話す。

 一巡後の世界は、特定スタンドDISCを作る事で現れる底なし隠しダンジョンだが、そのスタンドDISCを作るのに必要なのが、ホワイトスネイクと、ホワイトアルバムそれからいくつか。
 だが、このホワイトアルバムがなかなか出なかった。
 ――否。
 出てはいた。
 確か三度。

 一度目、出た。
 が、持ち帰る前に死んだ。

 二度目、持ち帰りに成功。
「確か、これとウェザーリポートを合成するとヘビーウェザーになったよなー」
 合成してみる。
 ならない。
「え?」
 改めて攻略wikiを見ると。
 ――ホワイトスネイクと勘違いしていた。

 三度目、重要スタンドである事に気付き、間違いなく持ち帰ろうとエニグマの紙(保存の壺みたいなの)に入れようとしたところ。
 操作ミスしてうっかり発動。パワーを失って消失。

 その後、ディアボロの試練も終えたが、出ず。仕方がないのでアイテム問屋ペリーコロの入荷に期待して、ホテルとレクイエムの迷宮をGEレクイエムの発動で(ダンジョンから出られる)往復を繰り返す。
 バランスがかなり楽なVer.0.11(0.12だと、GEレクイエムを使う毎に回数が減るらしい)で止めているからこそ出来る裏技的なものではあるが。
 そして、「パトラッシュもう眠いんだ」を繰り返す事数十回。ところで、ネロは凍死っぽいけど、パトラッシュの死因は何だ? 餓死? 殉死?
 マジシャンズレッドやキングクリムゾンは見かけるが、ホワイトアルバムが出て来ない。

 漫然と「ペリーコロの品物確認」「レクイエムのダンジョンに潜る」「GEレクイエム発動」を繰り返していたが。
 ……うっかり投げてしまって。
 その先に敵が。
 うげ、なくなった。
 防御用にフルチューンしてたのに! まあいっか! 激レアな能力は能力DISCの方に付けてたから!
 結局、予備の無改造GEレクイエムを使う事に。最初からそうしてれば良かった。
 
 で、昨晩、2ちゃんの欲しい装備DISCが出なくて嘆くスレを見て、「あー、同じ事言ってるヤツ結構いるなー」等と心を慰められつつ、出入りを繰り返していると。
 出た、やっと出た、待ちに待ってたやっと出た!
 ホワイトアルバム! レア度の割に安い。クレイジーダイヤモンドより安い。
 買うとレクイエムのダンジョンの1階にばらまかれているという不親切商売なので、万が一にも死なないようにフルチューンしたディスクを装備。防御ディスクは投げてしまったが、多少予備が残っているのでそっちを装備で充分。それから、うっかり落とし穴で下の階に落ちて拾い損ね、なんて事のないように、タワー・オブ・グレーを装備して、と。
 潜入! 回収! ヤッター!
 ムーディーブルースが手元にあったので、事故の起きる前にさっさとギュルギュルとホテルへ送る。
 それから、余興とばかりにレクイエムのダンジョンを軽く進んでいると。
 トニオさんの店に、エアロスミスが!
 エアロスミスは、敵の位置が分かる優れもの装備DISC。これで通路内の出会い頭の事故は完全防御出来る。
 以前一度だけ見つけた事があったが、その時は死んで持ち帰れてなかったのだ。
 これで、罠の位置、アイテムの位置、敵の位置の把握が出来る。三種の神器揃った!

 それから、あまりレアではない必要なディスクを集め、メイド・イン・ヘブン作成完了。ついに一巡後の世界へ行けるようになった。
 ちなみにメイド・イン・ヘブンの容量を増やそうとして、装備して聖なる弓矢を三本ほど使ったところ(つまり、装備して三ターンで)、アイテムが一つ朽ちて消失した。怖ぇよ! 情報は知っていたけど、ホテルの中でも朽ちるのか、このDISC。消えたのが中身の入ってないDIOの骨程度のアイテムで本当に良かった。対処法が確立するまで、もう二度と装備せん。

 その後、軽く一巡後の世界を眺めて、事故を起こす前に帰った。エルメェスのアレ(分裂の壺)が手に入ったので、なかなか有意義であった。Ver.0.11なので、ディアボロの試練で入手したのが二つ既にキープしてはあるのだが。
 後は、防御ディスクを完成させ、とりあえず一巡後の世界の99層まで行けば、見たい物はみんな見た事になるかな。



『一応はつっこんでおこう』
 志村動物園か何かで見た光景に関して。
 猫を撫でながら「フェイクファーみたい!」との発言。
・ツッコミ1
 フェイクファーは、毛皮の偽物として作成しているので、本物に似ているのは当たり前です。後、動物をぬいぐるみみたい、とか言うのも自重すべきです。
・ツッコミ2
 フェイクファーの「フェイク」は、人工ではなく「いわゆる高級な毛皮動物ではない」つまり、普通の猫の毛皮を使っている場合があるとの話を、猫獲りの事に触れた本かサイトで読んだ事があります。ひょっとすると、真実に触れていたのかも知れません。



2008/4/18 『遠くへ行きたい……って訳でもないんだが 謎の暗殺術・崎陽拳』
 随分前から気にはなっていた。
 前を何度も通っていた。
 それが何であるかも知っていたし、ウェブで調べたらそこそこお安い事も分かっていた。
 けれど、踏み込むにはあまりに。
 崎陽軒本店の造りは仰々し過ぎる。

 今回は、横浜界の赤福(色んな意味で)こと、シウマイでお馴染みに崎陽軒本店です。ちょっと調べると、崎陽軒の崎陽は長崎に由来するらしい。横浜の立場は!
 ちなみに、ATOKで変換すると「紀陽軒」という文字も出て来るのだが、こういう店もあるんだろうか?
 ――とここまで言って、ひょっとすると崎陽軒が関東ローカルではあるまいな、と、危惧するに至った。
 崎陽軒豆知識。
 崎陽軒は秦国諜報部隊で編み出された暗殺拳――ではなく、横浜を拠点に赤いパッケージのシウマイを売りまくっている中華料理屋である。横浜近辺の駅でシウマイ弁当を買おうとすれば、かなりの高確率でこいつにぶち当たる。シウマイは小ぶりで貧相に見えるが、開発者が「冷めてもおいしい」とかにこだわって材料も頑張ったらしく、実際結構うまい。去年だか一昨年だか、原材料表記で不当表示があって、一揉めあった。と、そんなところ。

 さて、この崎陽軒の本店ビルが、横浜駅のJR改札前を素通りして、右脇から出たところから郵便局の方へ進みアニメイトの入っているビルの手前の建物なのだ。
「あー、こんなとこに本店があるんだなー、一度入ってみたいなぁ」
 と、思ってはいたが――。
 まず入り口のドアが閉まりっぱなしで、中が伺い知れない。
 建物の感じが、派手さはないのだが、香港マフィアとか出て来そうな仰々しさがある。
 実際、宴会場も入っているらしく、つまり、ホテル造りなのだ。
 これは実に入り辛いし、妙に高そうだ。
 中華の高いところなんてのは、伝票を見せられた時に目がくるくる回って、眼球にスロットマシンよろしく金額がしゃきんしゃきんと出るような事態になる(古い古いアニメ表現)。
 んーなわけで、そして、ずっと放置状態が続いていたのだが。

 二〇年来の友人――名前がばれて訴訟られると困るので、仮にI藤としておく――が、当企画の事も知っており「たまには一緒に連れて行け」的な事を言われた事があった。
 で、渡りに哲也とばかり、 <プロの考えた駄洒落。
※google「渡りに哲也」の検索結果 約 59,400 件
 「んじゃ、崎陽軒行こう」と相成った。

 んな訳で、珍しく二人旅態勢になった。
 下調べをしてみると、崎陽軒本店はいくつかの種類の違う食堂類が入っており、本格中華は予約が必要でバカ高い感じだが、地下のビアレストラン「亜利巴”巴”(アリババ)」は平日にお手頃価格でランチバイキングを行っている、と。

 ……ランチバイキングか。それはお手頃だな。上限が決まっているのが良い。

 崎陽軒なのに中華じゃないんか、と言われそうだが、あの物々しい扉をくぐる事が目的なのだからして、実際のところ中で何を食うかは問題ではないのだ。
 その後、晩に呑んで帰るとして、どっかで時間が潰れるかなぁ、と更に調べておく。珍しく大変に計画的だ。

 そして当日。
 11時に相鉄海老名駅で待ち合わせる。
 これでどちらかが遅れたりすると「ドキッ、丸ごと男、ハプニングだらけの場当たり旅行」の趣になるのだが、そういう事はなし。
 何の山も谷もなく出発。
 相鉄線に揺られ、横浜に到着した。
 勝手知ったる横浜――あれ?
 ミルクスタンドがなくなってる。
 なんか、小洒落た店構えになってるー!
 新陳代謝あったんだな、横浜駅。
 一番端っこの改札から出て、JR方向へ階段を降りて行き、JR改札前を素通りして、ポルタ方向への下り階段は下らずにコインロッカーとかのある右脇から階段を登って外に出て、と。郵便局前。
 そして。
 どんでんどんでんどんでんどんでん(ジョーズのテーマ風。北海道の外食屋ではない)。
 出た、崎陽軒本店!
 いつもは威圧されてばかりだが、二人なら「入りづらいよなー」とか言いながら入れるものなのだ。
 ドアをくぐって中に入――。

 やった、入った! 第三部・完!
 
 ――もうちょっと続くんじゃよ?

 古いジャンプネタ二連発。

 入ると、真正面にホテルや旅館などにある宴会場案内のプレート、左手にエレベーター、右の方にホテルとかにありがちな壁で仕切られていない喫茶店、そして土産物屋。当然、シウマイとか売っている。ホテルのロビー的。
 あ――。
 かつて入り口から人が見えて、「すわ、受付ロビーだ! ノンアポで行ったら警報を鳴らされて、一生地下の秘密工場で労働させられる!」とか何かとか思っていたが、そうか、土産物屋だったのか!
 奥の方はトイレになっていて、後はエスカレーターがあるぐらい。そんなに広くはない。
 下りのエスカレーターや階段が見当たらなかったので、入口前のエレベーターから下へ降りる。
 と、西洋風の造りのビアレストラン『アリババ』発見。
 ランチバイキングの案内も出ているので、間違いない。
 入るべし入るべし。
 中に入ると、店員さんがテーブルまで案内してくれた。

 造りは西洋風。繰り返すが。
 ビアレストランという事もあり、ビヤホール風味と言えば良いんだろうか。
 地下なのに天井高いなぁ。見上げるほどある。
 料理の方は――。
 なんか、人で完全にぐるりと囲まれてるんですが。
 そうですか、混んでますか、混みまくってますか。主に女性層が多かった気がする。
 争奪戦?
 争奪戦ですか?
 争いは好まないが、降りかかる火の粉は払わねばならない。
 参戦。
 まず、離れた場所のでかいテーブル(ひと坪ぐらい)にこれでもかというぐらい皿が積んであるので、手頃な大きさの皿を取り、人のやたらといる方を外れて、シウマイ、春巻き、なんか芋の揚げ物っぽいもの、スープ、酢の物らしきもの等を取る。
 んで、グラスビールを頼み、食べはじめた。
 ふむ、劇的という事もないが、旨い。このシウマイが、いわゆる崎陽軒のシウマイと同じ商品であるかは、さっぱり分からないが、温かいので問題ない。
 それからビールを呑む。グラスがすらりと逆円錐形、オシャレっぽい。んまい。
 ひと皿目終わった辺りで、ふと気付くと、料理の前に人がほとんどいなくなっていた。
 なんだ、さっきのは何かの加減でかち合ってたのか。
 汚れた皿はそのままに、第二陣。
 八宝菜、海老チリ、酢豚的なもの、等々、少しづつ取る。そしてピザも。
 バイキングの醍醐味は、通常は出来ない色んな種類の物を食べられるという事で、別に大量に喰って元を取るのは無理なんだよなー。
 ――ちなみにI藤動向。スパゲティを絶賛。
 ピザといい、スパゲティと言い……あー、いや、崎陽軒だけに、粉モノはお手の物なんだろう。多分、そうだ。うん、そうだ。
 ビールもなくなったので、そして、折角バイキング形式なのに追加料金をどんどん増やすのはよろしくないので、食べる方向に移る。
 ご飯物へ。
 五目ご飯と、ああ、よく見ればカレー。鼻がほとんど利かないので、存在に気付いてなかったよ。
 んじゃこれも、と。
 カレーは具のないタイプなので、サラダのところに寄って、レタス、キャベツ、トマトなんかと一緒に盛りつけ彩りを。
 喰うべし喰うべし。
 日本で食べるご飯物の味は大概はハズレないわな。

 ――一度だけ行った香港で食べたご飯物はすさまじかったが。砂糖的な甘みが付けてあり、とても食べられなかった。まずいとかの次元ではなく、恐らくは文化の違い。

 カレーは甘め。
 でも松屋のカレーのような痩せた味ではなく、良い具合。
 大体腹も膨れて来た。あまり無茶喰いして気分悪くなるのも本末転倒なので、デザートに取りかかる。
 デザートしてはロールケーキとベイクドチーズケーキと杏仁豆腐、それにフルーツ類。
 その中から、マンゴーケーキと、チーズケーキと杏仁豆腐を取り、それから、コーヒーも、と。
 一つ一つが二口サイズぐらいの小ささなので、決して量は多くないのだ。
 ここら、よく考えられている。
 ケーキは久し振りだなー、あー、チーズケーキうめー。杏仁豆腐普通ー。
 てな感じで、すっかり堪能して、店を後にした。
 ランチバイキング1680円の、グラスビール390円也。

 さて次は。
 横浜スタジアムへ行くべく、JRで関内へ向かう。
 大学野球をやっているので、それを見物に行く事にしたのである。
 プロ野球は何度か見た事はあるが、大学野球は初めてであるし、そもそも自分の意思で野球場に野球を見に行く事は初めてである。
 関内に着いて、まずは球場と反対側のコンビニで飲み物を買う。
 ここは抜かりなし。ポケットボトルにウイスキーを詰めて持って来ているので、コカコーラだけ買う。カクテルのキューバリバー風、つーか、単なるコークハイ。本当は、ペプシツイストが好きなんだが、もう見なくなっちゃったなぁ……。
 改めて横浜スタジアムに行く。
 さーて、入り口とかチケット販売は――。
 あれ?
 チケット売り場にシャッターが。
 でも、球場の中からアナウンスの声は聞こえるので、やっていない訳ではない。
 どこだろう、と、もう少し進んでみると、入り口が開いていて、明らかに学生と思しき青年らがテーブルを出してチケットを売っていた。
 随分手作り感覚なんだな。
 1000円出してチケットを買い入場。学生半額だが、生憎学生だったのはひと昔前だ。
 球場に入る、と。
 おお!
 ガラガラ!
 バックネット裏にはいくらか人がいるし、手前の方には応援団的な集団が一塊いるにはいるが、後はぽつぽつ。外野席には誰もいない。
 こんなにガラガラの球場を見るのは初めてだ。
 くつろぐ為に、後ろの上の方、他の観客に背後を取られない位置に座る。
 位置的にはサード側、ピッチャーやバッターが横から見える感じ。
 さて。
 まずは乾杯。
 コーラを一口開けて、ウイスキーをだばだば流し込む。
 下手に混ぜると泡が溢れかねないので、そのまま呑む。
 んー、そこそこ、んまい。
 椅子にはカップホルダーが付いているので、慌てて呑む事もなし。
 数を減らしつつあるオープンのスタジアム、春の日差しは柔らかく直射日光でも暑いという程でもなく、風は心地良い。
 のんびり座って、靴を脱いで足を前の席に投げ出すという、なんかもう、いかにもおっさん風の態勢で試合を眺める。
 試合が一つすぐに終わって、桐蔭の何たら言う大学と、神奈川工科大学の試合になった。が、すぐに始まる訳ではなく、試合前の練習を眺める。
 あー、キャッチボールとか速いなー。すごい距離で届かせてるし。ボールが縦横無尽に飛び交ってるけど、よくぶつからすにやれるなぁ。本当はたまにぶつかったりするんだろうか。あ、持ち時間で入れ替わるんだな。まあ、そりゃそうか。
 そうして試合が始まった。
 応援団というよりも同じ大学もしくは高校の部の後輩と思われる人々が応援をしている。ずっと遠くで。
 そんな声を聞きつつ試合を眺める。
 投手の球の正確さを見るに、桐蔭が強そうに見えたが、意外と出塁されると乱れがあり、何だかんだで一進一退、16時頃に一点差で試合終了した。
 野球ぐらいだと、割とルールを把握しているので見てても面白いやね。
 屋根はない方が気持ちが良いな、という印象だが、よく考えるとドーム球場にはどこにも行った事がないので、今度比較の為に一度行ってみるのも良いかも知れない。

 それから、海老名に戻り、二人で呑んだり歌ったりして帰った。
 一応その額は、今回旅費には含めずにおく。

<費用>
交通費:860円(海老名―300―横浜―130―関内―130―横浜―300―海老名)
崎陽軒:2070円(ランチバイキング1680、ビール390)
飲み物:147円(コカ・コーラ)
入場料:1000円(横浜スタジアム、大学野球)
計:4077円



トップへ