思い立ったが随筆


 日々思う由無事を書き連ねています。



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2008/8/26 『長編』
 富士見ファンタジア向け長編にエンドマークを付けた。
 分量的には、ほぼ300ページ。
 今月の更新が疎かなのはそのせいなのだ。
 休みの日とかも割と家にこもっていたので、出費は抑えられたが。

 後は寝かせて推敲。
 正直、推敲時間が足りないと言えば足りないのだが、8月末の締切合わせで進行してこれなので、今はこれが精一杯、という感じ。
 ……で、実際の締め切り日の8月31日が日曜なんだが大丈夫だろうなぁ、と、富士見書房で募集要項を確認してみると。
 ふむ、当日消印有効の31日。間違いない。まあ安全の為に30日に出そうとは思うけれど。
 更に、要項を確認してみたところ、何やら若干の変更がある様子。
 曰く、
「40×40詰めで60〜100ページ」
「手書き原稿不可」
 おー、遂にそうなったか。
 まあ、余程の才能でもない限り、「原稿用紙しか使えない新人」では、色々苦労する事もあろう。プロとして仕事をするなら、データで原稿のやり取りは必須になるだろうし。
 と、そっちは良いとして、分量はどうなんだろう。
 ショートショートの投稿用に40×40の様式は作ってあるので、流し込んでみる。

 ――106ページ。

 まあ、いーとこじゃないかね?
 削り込む推敲は良くなる事が多いし。

 んじゃ、完全に頭をリセットさせるべく、1、2日はブラブラする事にしよう。



『脇ロールをプレイ』

 何週間か前になるが、借りていたFF12をようやくクリアした。
 武器やアイテムを封じられる塔で行き詰まっていたのだが、間を空けてやってみると結構気付くもので、装置を調べ忘れていただけだった。
 その後、ラスボス戦で勝利、となった。

 システム周りは、FF12っぽいシームレスな戦闘が良い感じだが、当然プレイ感覚は異なる。
 何より、モンスターが絡みやすい。
 FF11の場合、モンスターがやたら強いせいもあって、基本的に逃げられるように配置されている感じなのだが、FF12の場合モンスターの配置が密になっている上に、自分たち目がけてやって来る事が多く、やり過ごすのが難しい。一応逃げる事は簡単なのだが、出来れば気付かれずにすり抜けるような動きが簡単に出来たらなぁ、とは思った。
 本筋を追うだけだとただのお使いだが、やり込み要素として用意されているモブ退治は、報酬は微妙にショボイものの、なかなか面白かった。
 他、特にプレイしているところでストレスになるようなものもなく、全滅するような事もほとんどなかった。
 ガンビットシステムがいい具合だったのだが、どうせなら、変数類も組み込んでバリバリのプログラミング行動が出来ると――まあ、別のゲームになるか。もう少し細かい指定とか、条件分岐が出来たらなぁ、と。要望が出るのは面白い証拠とも言える。

 で、メインのストーリーだが。
 細切れでやったので、曖昧。
 なんか神の一族的なヤツの反逆者が、悪者っぽいヤツと手を組んで、何とかしようとしているけれど、やり方が大量虐殺とかそんなのなので、主人公達から支持を得られずに殺されるとか、そんなイメージ。
 人がいっぱい出て来たり、世界の成り立ち絡みの話になると分かり辛くなって来るんだよなぁ。
 ――いや待て、ストーリーをきちんと把握してるゲームってどんなのがあったかな。BUSINは……どうだったかな、全員幽霊オチは覚えてるけど、原因はなんだっけ、武神絡みの何かだったっけなぁ。ドラクエ8はどうだっけ。呪いをかけられてたな、そう、そう。国を取り戻して、ラストは姫様奪って逃げるんだったな。ボスは世界を滅ぼす系だったっけなぁ……。ドラクエ1は覚えてる、竜王暗殺。ウィズの#1も覚えてる、ワードナ強殺。ワイルドアームズはどうだっけ。セカンドは、確か秘密結社を倒したと思ったら、味方の司令官がヒールを買って出て人類が手を組むように仕向けたんだっけ。ペルソナは「恋するハート」こと、夢を現実にする機械が暴走して、ヒロインのトラウマの中で戦ってたんだったな。これはうん、思い出せる。ペルソナ2は、ニャルラトテップが悪戯をして、噂を現実にした世界で、破滅の噂が結局力を持ってしまったとかそんなの。真・女神転生は、東京を戦場に、神と悪魔の代理が覇を争って決戦をするものの、太上老君の介入で粛正される。2は、メシアが出て来ないので痺れを切らしたメシア教会がメシアを人工的に作って、悪魔の支配的な地球を破壊して逃げようとする話。何でも自分の思い通りにしたいYHVHをママンと一緒にぶち殺す。うむ、割と把握してる。ifは悪魔召喚プログラムで魔界との接点を持った少年が、虐めに遭っていた学校を魔界に落として憂さ晴らしをしようとしたけれど、幼馴染みの&友達に力尽くで説得されたり、黙らされたりする話。
 んー、こう考えるとメガテンシリーズは、割と把握してるけど、そうでないものも割とあって面白いと思ったりもしてるな。
 でもFF12は、エンディングまで行った感じとして、何となく、この曖昧感もわざとかも知れない、と思う。
 何となれば、主人公が真っ向脇役の立場であるから。
 何しろ主人公は、成り行きで付いて来た町の人Aなのだ。実際イベント中でも仲間になったキャラと敵のキャラの過去の因縁話に花を咲かせる中、それを横でぼんやり見ている構図である。辛うじて関係があるとすれば、騎士の兄が謀殺されたところだが、それに関する描写も中盤程度で解消してしまうし、ここ大事なのだが、プレイ中に起きた事象以外について、プレイヤーが感情移入する事は難しい。例えばPS2で、ネイが死んだ後から話が始まって、主人公の回想シーンだけにネイが出たとしても、誰もネイに感情移入しない。
 ともかく脇役なのだ。
 この脇役感が凄い。
 で、よく考えると、これ、プレイヤーのスタンスそのものじゃないか。
 通りすがりの最強キャラ。戦闘では大活躍するけど、イベントムービー中に居眠り。
 なるほど、ストーリーなんて他のキャラに任せて、モブを狩るというのは、実に正当な楽しみ方だ。その辺、ストーリーそっちのけでただ狩るとか、ただ稼ぐ事に面白味があるFF11の血を、割と色濃く受け継いでいるのかも知れない。



2008/8/19 『遠くへ行きたい……って訳でもないんだが そーなんだ、湘南台(駄洒落)!』
 海老名から発する相鉄線は、二俣川駅でいわゆる本線といずみ野線に分かれる。
 買い物やら何やら、用事を済ませるなら横浜であり、海方向へ行くなら相模線で茅ヶ崎へ抜けるか、小田急で片瀬江ノ島へ行くか。結果として、いずみ野線には全然乗る機会がなかったのである。
 つことで。
 いずみ野線の終点まで行ってみましょう、となった。

 当日。
 何やら空模様が怪しげ……まあいっか、今月忙しくて時間取れないし、ずらすヒマ余裕もないし、どうせ列車の中が大半だし。
 雨具をバッグに突っ込んで出発。
 海老名駅で相鉄の一日券を購入。
 期間限定で売っている600円乗り放題のフリーパスで、終点駅である海老名からだと、横浜への往復でトントン、それ以外のもう一箇所寄ればそれで得になる。
 スイカとかパスモとかのICカードも便利なのだろうとは思うが、ケチケチ電車代を使おうとしたら、やはりこういう切符を押さえる事が必要にならぁね。
 相鉄線に乗りぼんやりとまずは二俣川へ。
 二俣川へ到着。
 降りないよなー、二俣川って。
 しかし暑い……比較的インドアな外出を選んだというのに、たまらん暑さだ。
 改札から出て二俣川の駅名が見える場所を見つけて撮影をする。
 渡り廊下をずずいと進んで、連絡通路辺りからようやく見える場所に辿り着いた。すぐに出口にならんのか。やれやれ。
 駅の壁に、ハイキング用なのか、地図が書かれていたが、間違っても歩く気にはならない。

 再び改札を通り、駅コンビニで少し涼んでからいずみ野線に乗り込んだ。
 いずみ野線の終点ったら、その名の通りいずみ野――ではなくて、延長されて湘南台である。
 スタンプラリーのポスターなどが貼ってあり、一日券を持っている今の状態は実に打って付け感があるが、各駅に降りて次の列車を待つというような元気はないので、敢えてスルーする。
 いずみ野駅に着き、それから湘南台へ。
 よし、湘南台に到着した!
 地下の改札から出て、小田急の券売機や改札の前を通ってから、外に出る。

 ああ、思った程寂れてはいないな。
 居酒屋とか見えるし、店はある。
 けど、やはりベッドタウン的というか、大人しめ。
 ぶらぶらと歩いてみる事にする。
 湘南台というのは、湘南の海が一望出来るから、という事で付いた名前らしいが、まあ、見えない。
 どこか高いところからなら見れないかなー、と思って歩くが、マンションだったり、開店していない居酒屋だったり、今一つない。
 うむ。
 じゃあ、駅の向こう側に行ってみよう。
 と。
 あれ?
 渡れるところとか、踏切とか……ないね。
 小田急線がずっぱり町を分断している。
 駅の中を通るしかないのかなぁ、と思いつつ線路沿いに歩いていると、駅の下をくぐる道を発見した。
 あー、こういう形か。
 踏切はすぐに分かるけど、下を通る道は案外気が付かないもんだな。
 反対側に抜けて、こちらもぼちぼち店があり、そこそこ開けた印象。
 やはり高台のような場所はなく、しかもやっぱり暑いので、ここらで散策を切り上げ、再び相鉄線に乗った。
 湘南台から小田急線に乗るというルートも当然あり得るのだが、交通費がかかるので不許可。

 いずみ野駅は降りておこうかなぁ、面倒だなぁ、でも降りておこうかなぁ、と、軽い葛藤をしたものの、やはり降りる事にする。
 階段を上って改札を出ると――。
 相鉄ローゼンが一つ見えるばかり。
 後は、車のないロータリー。
 反対側に回っても、人の気配というのがほとんどない。
 あれだ、相模大塚辺りと全然感じが変わらない。
 過去の終点駅だったのになぁ。でもまあ、出かけるとなれば横浜まで行っちゃうのかなぁ。なにかの乗換駅になってる訳でもないし。

 それから、折角切符があるので、横浜に寄った。
 リオでビールとポークカレーの大盛りを食べてから、アニメイトでも覗こうかと思って行ってみると。

 大雨。

 凄い集中豪雨という感じで、よく覚えていない地下ルートを歩くのも億劫だったので、諦めて寄らずに帰った。
 そして、海老名に帰り着くと、雨はすっかり止んでいた。
 こんだけ降りそうな状態にありながら、全然降られずに済む辺り、運がいい事である。良いタイミング、ナイスタイミングである。
 まあ、デジカメの「みゅう」は、防水能力を発揮できる機会がなくて少々不満そうではあったが。
 よく考えたら、この前水族館に行った時、触れるコーナーで水中撮影でも――あ、いや、怒られるか。飼育員の人に。

<出費>
交通費:600円(相鉄一日乗車券600円 海老名――二俣川――湘南台――いずみ野――横浜――海老名)
昼食:1130円(ポークカレー580円 大盛り150円 ビール400円)
計:1730円





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