思い立ったが随筆


 日々思う由無事を書き連ねています。



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2008/11/25 『じーじぇねねおおわる』
 PS2版『SDガンダム G-GENERATION neo』エンディング到達。
 始めの方でガトーを倒したら、そこが分岐点だったようで、まるでヒイロが自爆の時に死ぬほど痛くてそのまま死んでしまったような扱いになった。
 で、二周目は――キャラクタのレベルがリセット、金持ち越し、ユニット持ち越し、エンブレム持ち越し、技術レベル持ち越し。シナリオは1から。
 んーーー。
 まあいいや、おしまい。
 レベルリセットでモチベーションが下がった、という気もしなくはないけれど、多分それは些末な事なんだろう。自分自身に色々余裕がないという事だ。以前なら二周目の分岐シナリオをさらうぐらい必ずやったんだけどもねぇ。
 それを言うと、第二次スパロボαも別主人公で始めたけれど、やっぱり途中でほっぱらかしだな。主人公に関わる部分以外同じシナリオの繰り返しというのも原因と言えば原因だが、極端に複雑怪奇に絡んでるなんて魔装機神ぐらいだし、やっぱり自分の方の問題だろう。

 で、ガンダムファイトモードをちょっとだけやってみた。
 Gガン嫌いだけども。
 これは、「○人組み手」みたいな勝ち抜き戦。
 強さの加減がよく分からないので、ひとまずクリア時のデータで、クレアをサイコガンダムに乗せてみる。
 強いんだが――精神力を消費する武器しか持っていない為、すぐに弱気状態になって攻撃しなくなって負けた。
 あー、そういう感じか。
 じゃ、普通の武器も持ってるクイン・マンサで。
 全勝。
 後、コードを入力すると、凄い強い敵とかが出て、凄いエンブレムとかが貰えるようだが、そこまでやる気にならず、こちらも終了。

 やってみた感想としては、シナリオの途中に工廠が出てしまうせいで、自在にユニットの開発が出来る感覚がなくなって、少々窮屈な感じ。参戦作品を多くした分、進化の行き止まりになってしまうユニットが多く、「MS開発の系譜」みたいなものを追う楽しさが薄れている。
 対して、実際の戦術部分は良く練られている気がする。
 小隊単位で援護が出来るのはなかなか良い。どんな弱いユニットでも、強い奴がフォロー出来るし、かといってやりすぎるとエネルギー切れや気力切れになるから、バランスは取れている。
 射程距離を三段階にしか分けていないのは、上手く行っている気がする。
 スペシャルアタックは、燃えるものがあり、良。ボールから何から、どのユニットにも付いているのが、また良い。
 シナリオ自体は、各勢力がそれぞれの思惑で共闘したり裏切ったりする中、独立部隊のゲレゲレ隊(命名はプレイヤー)が、志を同じくする人々を成り行きなら何やらで組み込んで行き、結果的に大勢を左右する大活躍を見せるという、スパロボそのまんまのストーリー構造をしている。しかしながら、味方も敵も既存のガンダムものから引っぱって来ているせいで、スパロボのような「明らかな強大な敵」に向けて集約していく盛り上がりはない。オリジナルのラスボスとか作れんしねぇ。

 総合的に言うと、まあ、つまらなくはないよ、というぐらい。
 やはり、MS開発が喰い足りなかったのが痛い。
 このシリーズってやっぱり、MSを愛でるゲームだと思うんだなぁ。



2008/11/14 『遠くへ行きたい……って訳でもないんだが 寄生虫は目黒に限ります』
 寄生虫博物館である。
 一度行ってみたいと思いながら、何となく行く機会がなかった場所である。
 こういう場所は色々と残っているのだけれど、年中気になっているという訳でもなく、何かの折にひょいと思い出して「ああ……今度行こう」とかなったりするのだからタチが悪い。

 今回、文学フリマにQBOOKS名義で参加する事になり、そのついでで山手線沿線にどこかへ行こうと考えたところから、記憶を呼び覚まされたのである。
 今月も今月で微妙に金がない。想定外に大きな臨時出費だったので、別に貯金下ろして使えば良いのだが、毎月使うと決めている金額をあまり積極的に破りたくはないのだ。
 そんな訳で、文学フリマのついでで目黒行きと相成った。
 ちなみに、八王子の取材の方は、自転車で行った。そっちは、八王子ルクツゥンを参照の事。多分、じきにアップされるので。

 当日、秋葉原の電気街口に集まり、みんなしてゾロゾロ文学フリマ会場に向かう。
 一通りの準備を終え、店番のローテーションを自分を含まない形で決めた後(よく考えると酷いな)、11時前に出発した。
 目黒は秋葉原から190円区間。
 品川の更に向こうだから、結構距離はある。もっと近ければ、歩いてみるという選択肢もあったんだが。
 特に問題なく目黒へ到着した。
 公式サイトから落としたアクセスマップを手に目黒寄生虫館へと歩く。
 割と丁寧にランドマークが書かれているので、迷う事もない。
 当方方向音痴の傾向は若干あるが、地図がちゃんとしていれば特に問題はない。
 ああ、これが大鳥神社か。酉の市のニュースなんかでよく聞くなぁ。
 恐らくは熊手を売る為の屋台なんだろうけど、でっかいものにブルーシートがかかってる。写真の一枚も撮りたいところだけど、七五三で親子連れが来てるからアウトだな。最近の親は、子供にレンズを向けると襲いかかって来るし(要出典)。
 更に進むと、ガストが見えて来た。この向かい側にあるビルが……よしよし、目黒寄生虫館だ。

 さっさか中に入る。
 入場無料で受け付けも何もないので、そのまま入れる。
 禁止行為の中に撮影は入っていなかったので、撮影は多分平気なんだろう。怒られたら止めよう。
 自分とは別に既に二組ばかし見学していた。
 展示室は思っていた程度に狭く、二〇畳あるかどうかという感じ。
 一番端に募金箱が置かれ、次に鳥のパネルが置かれている。ボタンを押すと、パネルが開いて、身体のどこにどういう寄生虫が付くかの分かり易い図。わざわざ可動式にする意味があんのか、これ。
 他に壁には、寄生虫の分布図と、系統図があり、棚には採取された寄生虫や寄生された生き物がずらりと並んでいる。
 どれも薬品の関係なのか、まっ白になっているのが印象的である。
 寄生虫の大きさは様々だけど、肉眼で充分見られる大きさなんだな。
 それから、人体の図と、各所に付く寄生虫の標本。こんなんばっかしだが。うわー、回虫って初めて見たなぁ。しかし、何もこんなに一杯まとめて入れるこたぁないのに。サナダムシは噂に聞いていた通りのお姿で。
 それから、蝋細工の寄生虫や蚊があった。まあ、こういうのもあるだろうな。人体標本みたいなもんだ。

 ――と。一階はかなり和やかに見学を済ませたのであるが。二階に行ってみると。

 ……何、この写真。
 寄生虫感染症の症状、ねぇ。
 えーと、なんつーか、表現が難しいんだけど、万人に分かり易く言うと。

 ちんこでけえ!

 うわぁ……これは、グロ画像注意って感じだな。
 二階は寄生虫そのものではなく、寄生虫に寄生された状態の展示、と言えば良かろうか。
 イカの刺身からアニサキスが!
 サンマの皮膚にアニサキスが!
 クジラの腸壁にボルボソーマが!
 イルカの胃にアニサキスが!
 んー、この、なんつーか、集団でみっちり感? これが気色悪い。
 小さくてうじゃうじゃしたものって、人類は気持ち悪がるように出来てるんだろうな。
 それで、肌にくっついても振り払ったりする訳で。
 ここにも人気のサナダムシ君はいるけれど、こいつは一本を伸ばしてあるからか、正直気持ち悪さはないんだよな。自分の身体から出て来る様とかはともかくとして。
 ペットに付く寄生虫やら、寄生虫感染症についての事やら、ざっくりと見て、隣の部屋を覗く。
 こっちは、研究者と寄生虫博物館の歴史か。
 しかし、世界に一つしかないっていうのが、何だか意外だよなぁ。寄生虫なんて、相当身近な生き物の筈なんだから、もっとあっても良いのに。
 それから、と。
 たしか、ヨケマキルさんがTシャツを買ったとか言ってたから、そっちにあるのは……ああ、やっぱり売店だ。
 脇にも展示スペースがあるので、そっちを先に見る。
 あ、この青い丸の付いたフィルムは、蟯虫フィルムじゃありませんか。
 懐かしいな。
 自分の時代は、キューピーのバッタモンみたいなヤツが、使い方の説明図に載ってたもんだが。それはないみたいだ。
 駆虫は簡単だけど、寄生もされやすいとあるな。つことは、まだ絶滅はしてないんかなぁ。

 では改めて売店を見る。
 金がないので買う事は出来ないけど、寄生虫Tシャツねぇ。
 写真プリントだったりしたら、通報されそうだよなー。
 こっちは絵ハガキか。
 うわー、色々あるなぁ。
 部屋に飾るとかあり得ない気はするけど、まあ標本の写真ってレベルだか――。

 アニサキスの群体が、赤い肉にびっしりと。

 漂白されてないだけに、グロさが三割り増しぐらいだ。
 うわぁ……。
 うわぁ……。
 ちょっと買いたくなったが、買ったところでみんなが誰が得をするのか、だし、部屋にあって忘れた頃に目に付くのも嫌なので止めておいた。

 こうして、すっかり見るものを見て、寄生虫館を後にした。
 さて、帰りは秋葉原まで歩いてみるのも面白いんだけど、その前に食事だな。
 んーと、ああ、駅ビルの屋上に庭園があるみたいだ。
 ここに決定。
 ん? 何を喰ったか?

 これ、俺内ベスト10に入る不快CMでお馴染みの大豆ですけど、何か?
 バイト先で何でだか貰った一本と、家に何だか放置されていた賞味期限切れの一本の合わせて二本ですが、何か?

 ベンチに座ってもさもさ喰う、喰う、喰う。
 カロリーメイトより幾分しっとりしているから呑み込みやすいが、麦のさらりと崩れる感じがなくて舌触りがモッタリしている。が、ともかく晩飯までの繋ぎにはなるので有難い。

 食事を終えてから、駅から出てみたが、何だか雨が本格的に降って来ていた為、歩く計画は断念、素直に山手線で秋葉原に帰り、文学フリマが終わる頃にスペースに行き、打ち上げに出て帰った。

<出費>
交通費:1,660円(海老名―480―新宿―160―秋葉原―190―目黒―190―秋葉原―160―新宿―480―海老名)
夕食:3,000円(居酒屋 天狗)
駐輪場:100円
計:4,760円



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