思い立ったが随筆


 日々思う由無事を書き連ねています。



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2012/5/5 『思えば遠くへ来た……のかなぁ』第37回 地球の傷はあの年の1月4日のコロニー落とし:ガンダムワールド2012in札幌
 当方、子供の頃からガンダムが大好きで、はっきり言ってオタクレベルである。最近好きなモビルスーツはズバリ! ザクである。それから、他の超マニアックなアニメも好きで、お勧めはクレヨンしんちゃんの大人何とかである。
 ――と、何の恨みもない矢口何たらをディスるのは止めておいて。

 なんか、ガンダムのイベントをサッポロファクトリーで連休にやるというので見に行く事にした。タダだし。
 札幌に戻れる週末には合唱練習が入る事が多いのだが、丁度エアポケット的に予定が開いたのは幸運と言うべきか。
 当日。
 朝イチで行こうかとも思っていたのだが、前日の疲れやら夜更かしやらを引っぱりグダグダするうちに11時ぐらいに出発。
 自転車で行ける距離だが、雨がパラついていたので地下鉄に乗る。これで昼割のカードの残額がほとんどなくなるけど、新しいの買おうかなぁ。

 勝手知ったる札幌市営地下鉄。バスターミナル駅で下車し、サッポロファクトリーへ。
 かなり親子連れ、祖父母孫連れが多い。
 子供の日だから、というか、休日だからか。
 今まで土日が休みのシフトの事が少なかったから人混みに微妙に慣れてないなぁ。
 サッポロファクトリーの入り口へ到着。
 会場はアトリウム。アトリウムの日本語訳は「内部公開空地」とかなるらしい。
 一度行った事のある場所だから何となく分かる。
 二階に上がって通路を通り、店をスルーして……本当、親子連れ多いなぁ。
 よし、ここだ、アトリウム。

 おお。
 3階の位置に出たせいで、丁度会場が見渡せた。
 ガンダムとザクUの原寸大の顔が両端に、真ん中には幾つかジオラマが展示されている。
 ふむ。
 こうやって見ると、ザクの方が顔がでかいんだな。
 とりあえず降りて展示を見る事にする。
 最初にあるのは、ザクUの説明書きだ。
 ザクの重さは象9頭分……そう考えると割と軽いな。象が重いのか。そもそもが、MSの比重は航空機並だから軽いっちゃ軽いんだけど。Vガンダムとかは設定ミスとしか思えない軽さなので割愛。
 こっちはザクマシンガンの弾と薬莢。
 ペンキ缶ぐらいあるな。
 アヴェンジャーで30ミリだから、マシンガンというよりも戦車砲や艦砲に近いだろうが、銃身が短いから威力は弱いのかも知らん。薬莢は思ったよりも小さい。排莢したこいつに当たればケガはするだろうけれど、即死とは行かない気がする。
 次のところは、ザクバズーカ、ヒートホーク、ザクマシンガンのいずれかを持って記念撮影をしようというブース。子供の写真を撮る親の姿が見られる。
 一年戦争のMSって、子供にとって全然タイムリーじゃない筈だけど、親の熱気に当てられるみたいなもんかな。ロボなら何でも良い、みたいな鈍感な子供も少なかろうし。
 反対側には、等身大のZガンダムとコックピット、それから1/144だと思うが、歴代のガンダム。
 しかし、「歴代ガンダム」というカテゴリにEz−8が並ぶと心の中にモヤモヤが生まれるんだけど、何かね。
 これは自分が単純に08小隊という作品をあんまり好まないせいなのだろうな。
 好まない理由としては、第一に陸戦ガンダムというものの存在だ。
 量産型の機体に乗る主人公、これはロマンがあるのさ。劣勢の機体性能で工夫して戦う。バーニィだよ。
 超高性能なワンメイド機で無双するのもまたロマンなのさ。そもそもアムロがそれだし、ヒイロとかもその印象がある(実際には負けも多いが)。
 でも、中途半端な高性能機だと、目の前の敵とのパワーバランスが計れないんだよ。グフより強いの? 弱いの? 勝って当たり前? 奇跡?
 ジムで良いじゃん、ジムで。多少のカスタムぐらいはあるにしてもさ。
 まあ当時は主役機がガンダムじゃなかったらスポンサーが付かないとかそういう時代だったのかも知れないけど。

 そしてジオラマ。
 00のが一つ、Gガンダムの金ぴかなのが一つ、それから一年戦争が二つ。
 目玉になっているのは、オデッサ作戦のジオラマでタイトルに「アポカリプス」とある。
 大量のザクザクザクと、ジムいっぱい、最前線でガンダムがグフとやり合ってたり、ズゴックが出たり何たり。
 正直詰め込み過ぎで、いくらミノ粉散布下でも、MSの間隔が狭すぎるだろうとか、射撃戦の気配がなさ過ぎるとか、こんな狭くて浅そうな川でズゴック使う意味が分かんないとか、色々あるけれど、これだけ数の揃ったジオラマは初めて見る。恐らくこれは、部分的に拡大して見ると良い感じなのだろうな。
 ギャラリーも一番集まっている。
「パパの方がテンション上がっちゃった」
 的な会話も聞かれる。
 まあそりゃそうだよね。
 繰り返すけど、一年戦争は子供の世代じゃないもんね。
 子供達は、今まさにやっているガンダムがあるじゃないですか!

 ガンダムAGEが!

 ……ガンダムAGEが……。

 あれ?

 展示、あったっけ。

 ……ああ、あった。
 歴代ガンダムのとこで、一番右のとこに。
 うん。
 それだけだけど。

 ねえ?

 人気、本当にないのかな、ガンダムAGE。


 その後、南まで行ってとらのあなやブックオフなんかを覗いて帰った。


<出費>
 交通費:480円(琴似―240―バスセンター前―240―琴似)
 計:480円



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