思い立ったが随筆


 日々思う由無事を書き連ねています。



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2012/7/21 『思えば遠くへ来た……のかなぁ』第39回 お手軽VIP待遇:イオンラウンジ
 そこに行けばどんな夢も叶う訳でもないが、それなりに入場条件が厳しいと言うよ。

 イオンのショッピングモールには上得意や株主しか入る事の出来ない部屋「イオンラウンジ」がある。
 なんたる偶然!
 実は自分もその限られた資格を持つ者、要するにイオンの株主だったのである!
 こういう特別っぽいものは、是非とも一度見ておくべきだろう。
 さて、イオン系の店というと、近くにマックスバリュがあるが、あそこにそういうスペースがあるとは思えない。
 ので、少しぐぐってみる。
 すると、イオンラウンジが設置されている店舗の一覧が見つかった。
 ふむ、うちの近くだと桑園と発寒のイオンにあるようだ。
 どっちも距離はさほど変わらないので、まあ発寒の方に当たりをつける。
 店内図を確認すると――おっ、2階にイオンラウンジの文字が。
 よっしゃ、行ってみよう。

 自転車で一路イオンへ。
 ふんふーん♪

 北五条手稲通りを西へ進み、札樽道をくぐったら右折。
 見えて来た見えて来た、田舎サイズのバカでかいイオンモールだ。
 大体の用事は琴似で足りるから、ここに来る事って基本的にないんだよな。
 土曜という事もあって、周囲に人がやや多め。
 駐輪場に自転車を置き、中へ入る。
 中も広いな。
 お買い物のひと休み感を演出する為に、一応家電売り場を覗く。
 品揃えが妙に少ない……。
 シェーバーはないのか。それとも別の売り場か。まあいいや。
 完全な無駄足を踏んだ後、2階のイオンラウンジへ。
 入り口には「イオンラウンジ」の表示が出ているのですぐに分かる。
 この通路の先――受付のカウンターだ。「本日の利用は三〇分まで」とか表示が出ている。土曜の昼だから、使う人も多いって事なのだろう。
 職員さんに声をかけ、株主優待のイオンカードを渡すと、リーダーに通されチェック完了。わざわざリーダー通すのか。VIP感が薄れる気がする(別にVIPじゃないし)。
 奥の自動ドアからイオンラウンジへ。

 一般買い物客未踏のエリアへ。
 ――入った!

 おお!
 狭い!

 学校の教室の七掛けぐらいの面積に、背の低い小さいテーブルと椅子が15、6ぐらい並んでいる。パソコンが一台、地味な雑誌がいくつか、コーナーには冷蔵庫とカウンターがあり、飲み物、小分けにして紙皿に置かれた小袋の菓子類(いずれもトップバリュの商品)が置かれている。
 テーブルは三つぐらい埋まっていたが、テーブル同士の距離が近いのでなんというかこう、窮屈さは否めない。
 何はともあれ、冷蔵庫から野菜ジュースを見繕って紙コップに注ぐ。開封されたペットボトルからセルフで注ぐのって微妙に衛生面が気になるな。
 菓子は、小袋の味ごのみみたいなヤツともう一品で「この商品です」という説明で袋が壁に掲示されていた。腹は減っていなかったのでスルー。念のため、一団体ひと皿ルールになっていて、食べ放題ではない。厳密に管理されている訳でもないが。
 それから、雑誌のラックからサライを取って、準備万端、椅子に腰を落ちつける。
 ジュースを飲みつつページをめくる。
 んー、あんまり落ち着きはしないな。
 一〇分ぐらいしたところで、親子連れが入って来て、賑やかになりそうだったので早々に退散した。

 感想としては、他の利用者との距離が近すぎる印象。店内の隅っこのベンチに座って休むよりはマシだけど。
 まあ、完全にオマケみたいな施設で、集客や売り上げへの影響なんてこれっぽっちも出ていないだろうから、床面積やら何やらの優先順位が落ちるのは無理もないけど。

 何はともあれ、予算切り詰めて旅行なんかしてる時に、ちょっとだけパソコンを使いたくなった、なんて場合は大変有難いかも知れない。小腹も落ち着けられるし、タダだし。


<出費>
 なし



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