思い立ったが随筆

　日々思う由無事を書き連ねています。

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2021/12/31『思えば遠くへ来た……のかなぁ』第１５２回　缶コ喰うけ？：ＳＨＩＮマート

　寄る年波だか運動量の少ない生活だかは分からないが、体重が増えた。で、少し戻したのだが、礼服のズボンが全然着られなくなっていた事に今さら気付いた。
　この礼服は、大学の時、合唱のユニフォームとして作ったもので、６、７年ぐらい前までは色々と着る機会があったが、その後全く着ていなかったようだ。
　礼服だと、イトーヨーカドーでイージーオーダーをやっているな、と思ったのだが、いつの間にか売り場の配置が変わっていて、吊るしの商品専用になっていた。
　日を改めようとした帰り道、いつも通過する５５８８ＫＯＴＯＮＩという商業ビルに入ったところ、１階に新しいテナントが入っていた。

　店の名前はＳＨＩＮ　ＭＡＲＴ。韓国ショップだな。
　前は空きスペースだったと思うので、新しい店で間違いなかろう。
　客も、何となく覗いてみた系が多いような気はする。
　琴似ってのは、結構新しい店が出来た時に行列作る傾向がある。
　裏通りの蒸しパン屋にも並んでたし、に志かわが出来た時も並んでたし、今新しく出来たパティシエが作る食パン屋とかも並んでた。まあ、ある程度人口がいる場所だと当然に起こる現象なのかも知れないけど。

　自分は韓流命の人じゃないですか。ヨン様が好きだから、キャラ名を四谷にしたぐらいだし。ヨン様の韓流ドラマは全部観たし、明言されてないけどアニキ分のイチ様のも漫画版を読んだ。
　イチ様はヨン様と関係ないっていう誹謗中傷がたまにあるけど、イチ様も大体ラブストーリーという括りでは同じだと思うから、間違いないと思う。キックでヤクザを斬り殺してたところも、テコンドーっぽいし。

　さて。
　韓国商品か。
　スナック菓子が店先にあるな。これは、エアリアルだな。サクサク感が良くて大好きだけど、古き良き分量だから、食べきるのに計画性が必要なヤツ。
　こっちはキムチ類。でかいな、ボトル。
　で、こっちはコチュジャン。
　巻き寿司もあるんだな。ああ、寿司要素は実はない気がするから、巻きにぎり？
　ふうむ、ご挨拶程度に何か買おうとは思うけど、菓子類は正直上げ底イメージがついてるしな。でもまあ、一つ買ってみよう。さして変わらないと思うけど。
　それ以外に、日本になさげな感じのもの……センピョ・エゴマの葉キムチの……缶詰め？
　そういうのもあるのか。
　日本にも自衛隊の糧食にタクアンがあって人気らしいから、漬け物の缶詰もおかしくはないな。
　よし、こんなところで良いや。

　家に帰って開けてみる。
　菓子は赤い箱入りのククダス（２３８円）。メーカーはクラウン。マスカルポーネチーズとミルククリームの絵が付いている。
　少し開けづらいミシン目を開くと、大体スティックのインスタントコーヒーみたいな開き方をして、中にスティックのコーヒーみたいに、薄い個包装の菓子が出て来た。上げ底を警戒したが、特にそういう事はなし。
　開けてみると、チョコの筋が入ったクッキーだった。ラングドシャになるのかな。クリームが挟まってる……感じはあんまりしないけど、ふむ。なかなかホロホロしたやわらか感があって、ヨックモックのシガー的においしい。パッケージの開け辛さ以外はさしたる文句はないな。
　少し調べてみると、１９８６年発売だそうな。バラエティで小道具に使われて売り切れが出たとかの記事もあった。韓国では定番でメジャーなお菓子なんだろう。大体ブルボンのホワイトロリータとかあの辺だろうな（普通ルマンドでは）。

　センピョえごま菜の醤油漬けの缶詰（３１８円）は、どうだろう。スマホを短くしたみたいな缶だが。イージーオープンなので、持ち手を引っ張る、と。あ、途中で止まってしまった。薄い缶だから汁がこぼれそうになるのを、力をぐっと入れて……散った！
　……これ、綺麗に開けられる人どれぐらいいるの？
　中は、葉っぱが詰まっている。刻んだりしていない、丸のままの葉っぱ。一枚食べてみる。ごま油とキムチっぽい味付け。食感はやや固くて大体桜餅の葉っぱと同じ。なるほど。これ自体をモリモリ食べるのではなくて、刻んでおにぎりにでも入れると収まりそうな感じだな。焼き飯に入れるって話も出て来るし。
　これって韓国の定番なのかなと思って調べてみると、この缶詰めの画像が色々出て来た。それと、センピョはこの商品の名前ではなくて、メーカー名のようで、この料理自体は「ケニプ」らしい。この赤い缶は辛口のようだが、それほどの辛みはなかった。

＜出費＞
ククダス：２３８円ケニプ缶：３１８円計：６５６円

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